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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
セレシナ神聖国へ
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教皇現る

あの後俺は寝室に戻るとさっきまで考えていた事が何も感じなくなり先程あった事が忘れたように眠りについた。

朝起きるとシルフィーと夜に会ったことは憶えているが会って何をして何を話したのかが覚え出せなくなっていた。

そこだけがすっぽりと記憶から抜けてる感覚だ。


ペルソナは昨日の夜の事憶えてるか?


(いえ、私もマスター同様にシルフィー様と会ってから別れたまでに何があったのかおぼえてません。)


これは何だ?何故覚え出せない。

俺は深く考えていたがドアからノックが聴こえて考えるのを一旦止めた。

実際に考えても何も答えが出ないとも思った。



それからセレシナ神聖国での監禁生活が何日か経った頃に教皇との会談がきた。

あれから他の七聖剣とは会うことが無く結局シルフィーの事も何も分からずじまいで終わってしまった。


俺は教皇を確認した後に城から脱出してタナカと合流する予定になっている。

幸い監禁場所は牢屋ではなく俺は与えられた部屋で自由に出来た為に余裕が何かと持てた。



俺は一番豪華に出来ているだろうと思う扉が開かれると中には一人の老人と三人の騎士がいた。

あれがこの国最強の三人ですか。


俺の前にいるのは純白の鎧を着て教皇だろうと思う老人の横に付き添っている。

その中に一人だけ並外れた力を持っている青年がいた。

あれがランス・エイスか…

実際に本人を見るのは初めてだが、その実力はステータスを見なくとも分かる程のものだった。



<<ランス・エイス>>


種族:人族

年齢:19

職業:七聖剣


レベル:86

HP:2000/2000

MP:1400/1400

攻撃力:850(+400)

防御力:520(+200)

俊敏性:740

魔力:1600

運:60


<<装備>>

聖槍・ブリューナク『秘宝級』

神聖の剣『最上級』

聖なる鎧『最上級』

女神のマント『最上級』


<<固有スキル>>

氷装

神速の魔眼

<<スキル>>

体術Lv5・剣術Lv6・槍術Lv6・楯術Lv4

夜目 ・遠目

気配感知Lv4・殺気感知Lv3

跳躍Lv2

限界突破


<<固有魔法>>

氷魔法『上級』


<<魔法>>

火魔法『中級』

水魔法『上級』

風魔法『上級』

土魔法『初級』

光魔法『中級』


<<称号>>

勇者と呼ばれる男・氷結・七聖剣・聖槍使い・神速の使い手



また厄介そうな能力がお有りで、これだと負けることは無いと思うけどたぶんあの魔眼の力先読みだからだるそうだな。


「君がアスナ・セリフィードくんだね?わしはこの国教皇をしとるノーゼス・セレシナと言う。アスナ君には何故その年でそこまでの膨大な力が有るのか教えてもらいたいな?」

「僕わかんないよ。そんなこと知るわけないじゃん」

「わしには君の演技は効かないよ。本性を現したまえ」

「……まさか演技が気付かれるとは思わなかった。流石に教皇なだけはあると言うことか」

「それじゃあまずは初めまして。私はアスナ・セリフィード、それで私の力が知りたいと言ったが何処までが知りたいのかな?」

「貴様!教皇様になんと言う言葉使いを」

「別に構わない。それでわしが知りたいのはお主のその瞳の色がまずは最初じゃ。それは間違えなく我らの神テラミス様の瞳と全く一緒だ。しかももう片方は月の女神ルミナス様とも同じ瞳。」

「私の瞳は確かに特殊な色をしていますがまぐれでしょ」

「そうです!この様な子どもがテラミス様と同じなはずが無い!」

「いや、黄金の瞳と白銀の瞳は女神の加護を授かった者にしか現れないそれも両方の加護を与えられるなど正しく神に愛された子」

「確かに教皇様の言う通りですよ。私は二人の女神から加護とこの二つの魔眼を授かった」

「そんなにあっさりと言うのか?」

「今更隠す必要も無いからなあんたの前では」



それから教皇との会談も終わった。

だが俺には気になった事ができた。

俺にはどうしてもあの教皇がタナカが言ったような冷酷な男には見れないな。

もしかしたらタナカの件は全く違う奴が裏からやっていたのか?

そんなことが可能としたら七聖剣のメンバーの誰か神官達の誰かになる。

いったい誰がタナカを嵌めたんだ?

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