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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
リーング学園生活
32/73

初めての迷宮探索 二日目

俺はレイラに起こされ眠い顔を擦りながら水魔法で出した水で顔を洗い装備を整えた後に、アイテムボックスから出したスープとパンで食事を済ませて攻略を再開した。


6階層からは昨日までいた1階層から5階層までとは変わって森になっている。

イメージとしては昨日までの階層までが洞窟の中で6階層からは洞窟から出て森に入った感じだ。


6階層からはまた新しく何種類かの魔物が増えてその中でも注意しなければいけないのが、フォレストウルフと言う森とかで出てくる魔物だ。

コイツは群れで活動する為、個体としての力は弱いが群れでの連携プレイが上手いので新人冒険者は良く襲われて死ぬらしい。



まあ俺達はそんなのに負ける程弱くは無いため、殆ど関係しない。


またフォレストウルフ自体のランクは個体としてはGランク群れでのランクはEランク程上がる。

それでも同じランクのゴブリンキングと比べると弱い方だ。



俺達はトラブルも無く昼食前に10階層のボス部屋に到着して、ボスのバトルウルフと戦うことが出来た。

バトルウルフはDランクとそれなりに強い魔物だ。


実際この迷宮は10階層20階層30階層と10階層事に5階層ごとのボスよりも強いのだ。

簡単に纏めると5階層毎のボスが中ボス10階層毎のボスが大ボスと思ってくれれば良い。


バトルウルフは実際に大ボスと言える程のサイズだった。

大体二メートルはあるんじゃないかな?


俺は面白い事を思い付いてそれをユーフィアに言ってみた。


「バトルウルフはユーフィアに任せるよ頑張ったらユーフィアのお願いを聴いてあげるね♪」

「それは本当ですね?絶対に聴いてもらいますよ!」


そしてユーフィアは魔剣・カラドボルグを手にし、バトルウルフは瞬殺された。


そんなに張りきって何をお願いするのか怖くなってしまったのは伏せておこう。


11階層は森と言うよりもジャングルに近い程のもので魔物も動物類以外にも昆虫類や爬虫類の魔物も多く出て来た。

昆虫類は蟻がそのままデカくなった様な姿をしているダンジョンアントやオオスズメバチと言うまんま地球の蜂と同じ名前だけのでっかい蜂等がいた。

爬虫類の魔物ではダンジョンフロッグやダンジョンリザード等がいた。


ここら辺で出てくる魔物はランクF辺が多くそこそこ良い素材等が採れるらしいのだが俺達は気になった魔物や魔石以外は時間惜しい為に無視して進んでいった。


「ユーフィアやシロナは虫とか大丈夫なの?」

「虫とかはそこまで苦手じゃないけど……一匹だけ嫌いなのはいるわ」

「私も一匹だけならいます」

「へー何かな?」

「そのランクGの魔物何ですが、あの黒光りが気持ち悪くて……」

「えっ!?それって…ギガントGのこと?」

「「はい」」


ギガントGとは地球にいるあのゴキブリをそのままデカくした魔物だ。

あいつらは一匹見たら千はいると言われる程の繁殖量が凄くその気持ち悪い姿から冒険者無いでの絶対に会いたくないランキング第一位をずっといる程の奴だ。


俺自身もアイツだけは嫌いだ。


そんな話をしながら15階層のボス部屋まで辿り着いた。

15階層のボスはギガフロッグと言うそのまんまのデカいカエルだ。

だがこのデカいカエルはデカいだけでランクDの魔物のはずが無くその口から出される強力な酸と長い舌が厄介らしい。


舌にも微量な酸が出るらしく肌に触れたら軽く焼けるらしいそれだけなら良いがその舌の行動範囲が20メートルと馬鹿みたいに舌を伸ばせるのが厄介だと言う。


早速そのギガフロッグに挑もうとしたのだが誰かが先に挑んでいるらしく扉の奥から戦闘音が聴こえてきた。

扉は中での戦闘が終わるまで外側からは開く事が出来ず、入りたければ戦闘が終わるまで待つか中から扉を開けてもらわないといけないというルールがある。


戦闘は終わったらしく扉は簡単に開いただがその中では先程間で戦っていたはずの冒険者は手足や頭が無い状態のが多くその奥にいた魔物はギガフロッグ等、可愛いく見える程の強大な瘴気を出してる首の無い馬に跨っている甲冑を着た魔物だった。


「何故、デュラハンがこんな階層にいるんだ?」


デュラハンとはBランクに入る程の強力な魔物でその存在は多くの騎士の恨みから生まれたとされる魔物だ。

その姿には色々なのがあるが良く出現するタイプは甲冑を着て大剣を担いだ首の無い男が多い。

その頭はその手に持っていて顔はヘルムで隠されていてその顔を見ると呪いに掛かるとも言われている。



そして俺達の前にいるのは有名なタイプのデュラハンでは無くその手にある武器は長剣で甲冑もスリムタイプの女性騎士が着る物だ。


「あのデュラハン女なのか?そんな話聴いたことない」

「私も初めて知りました。アスナ様どうします?」

「決まってるじゃないか。アイツは俺が貰う!」



そして俺とデュラハンの戦いが始まった。

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