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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
初めての異世界生活
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母親

すみません。4日程投稿が遅れてしまいました。次からは気おつけます。

俺が前世の記憶を取り戻してから、二ヶ月が経った。



俺の世話は、いつも来てくれるメイドさんが、してくれる。未だにまだこの世界の言葉を、覚えられていないので、自分の名前やメイドさんの言っていることも、分からん。



それに、俺はまだこの部屋からも出させてもらえていないので、部屋の外が、どうなっているのかも分からないでいる(赤ん坊だから、部屋から出してもらえなのかも知れないけどね)。



父親や母親にも、まだ一度も会っていないが、もしかしてもういないのかも知れない。



まあそんな感じで、毎日を色々考えながら、過ごしていた。



そこから又、二ヶ月が経った頃に、俺は少しだかこの世界の言葉を覚えた。



まだ幼い子供だからかも知れないが、かなり速く習得できたのは、有り難い事だった。言葉が理解出来る様になるということは、メイドさんの話しを聞けるそれで、自分の名前ならまず分かるだろう。



それに、話せる様になったら、色々教えてもらいたいし。



ある日、メイドさんが俺を部屋から連れ出してくれた。

部屋から出て、少し離れてた部屋に連れてこられた。部屋の中は、余り物が置かれていなく、大きなベットと机が有るだけだ。



ベットには、病気なのか元々余り体調が良い方ではないのか、少し窶れていた女性がいた。



俺は直感的に、この人が俺の母親なんだなと、思った。



俺の母親と思う女性は、俺と同じく髪の色が、白金で綺麗な碧色の目をしていた。



それからメイドさんは、俺を母親の隣りに降ろして、母親と話しを、していた。内容はまだよく分からないが、多分俺の事を話しているんだろう。メイドさんは楽しそうに話しているのだが、どこか悲しそうな目をしていた。



何故かは、大体予想できる。俺の母さんは、もう長くは生きれないのだろう。何故今まで、俺が母さんに会えなかったのかは母さんが病で寝込んでたからだろうと、母さんの姿から理解出来る。それで少しは、楽になったから短い時間でも、俺と合ってくれたのだと思う。



これは俺の勝手な、想像だから違うかもしれないけど。それでも俺は、母さんと会って良かった。俺には、前世の記憶が有っても、自分の名前から何にも分からない状態だから、自分の家族と一緒にいられるのは幸せだ。



そんな事を考えていると、母さんが俺の頭を撫でならが何か話しかけている。俺はそれを必死に聞き取ろうとした。



『アスナ... 貴方は強く生きなさい。私はもうそれ程長くは生きれないけど、貴方をずっと側で見守っているは...』



俺はそれを聞いた時、自分には何か出来ないのかと思った。自分の母さんが辛そうな声で、そんな悲しい事を言ったのだ。相手が赤ん坊だから分からないだろうと、思っているかも知れないが、俺は自分の意識をしっかりと持っている。



言葉だって少しは理解出来る。初めて会った、自分の母さんにこんな事を言われるのは、はっきり言って、嫌だ!俺はもっと母さんといたい。もっといろいろな事を、母さんから聞かせて欲しい。



だから俺は決心した。何が何でも、俺が母さんを助けると、時間が後どれ位有るかは分からない。一年持つのかも、確信が持てない。俺はそれでも救いたい!



その後母さんとメイドのアルミナさんが数分話した後、俺を連れて元の部屋に戻った。



部屋に戻ったあと、俺はこれからの計画を、真剣に考えた。








そんな俺が、必死に考えた母さんを助け計画は、二週間後母さんが突然の病の悪化で、虚しく散った。



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