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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
初めての異世界生活
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魔眼の力

瞳の色が変わり始め左目が白銀に右目が黄金へと変化した。

魔眼の能力によって俺の中から力がどんどんと湧き込んでくる。

(魔眼の二つ発動はどうにか上手くいったな)


「何ですかその眼は?」

「お前に教えるわけないだろ」

「そうですか…なら貴方を倒してからじっくりと調べさせてもらいます!」


カラゴスは手に黒い煙のような物が集まり始め一本の杖に形を変えた。

杖は黒をメインに紅いクリスタルのような物が先端にはめてあるデザインをしており、俺の持つ魔剣よりも不気味でいかにも危険と言っているような代物だ。


「これは、私の愛用する杖。名を『マレディクシオン』と言います。とても良い出来栄えでしょ?」

「俺には到底理解出来ないデザインだよ」

「そうですか…残念ですね。この美しさを理解出来ないなんて……」


カラゴスはそう言葉を止めると俺に向かって無数の黒い球体を飛ばしてきた。

俺はそれに触れないように躱しながらカラゴスにお返しとばかりに光の初級魔法『シャイニングボール』を数発放った。

だがカラゴスは少し傷がついただけしかダメージを受けてなかった。


「驚きましたよ。まさか光魔法を使える人間がいたなんて、それもその歳でこれ程の威力、貴方はここで私がしっかりと殺さなければ将来我ら魔族がとても危険な事になるかもしれませんえ」

「よく言うよ。全然ダメージを受けてないくせに」

「言ったでしょ?将来は、と。今だからこそ私が貴方を倒せるのですよ。光魔法を持つ人誰もが何らかの強力な力を所持している。過去に私達に挑んで来たあの忌まわしい勇者の様にね」


カラゴスはまだ気づいて無い。

アスナがどれ程の力を持っているのかそれが現魔王と戦える程に強い事に。



<<カラゴス・マニクス>>


種族:上級魔族

年齢:79歳

職業:呪い師


レベル:49

HP:730/740

MP:830/900

攻撃力:230

防御力:110

俊敏性:130

魔力:420(+420)

運:5


<<装備>>

呪いの杖『マレディクシオン』『秘宝級』


<<固有スキル>>

瘴気

飛翔


<<スキル>>

大陸共通語

体術Lv2・杖術Lv4

HP自動回復Lv2

MP自動回復Lv2

限界突破


<<固有魔法>>

魔族魔法・火『上級』

魔族魔法・風『上級』

魔族魔法・闇『上級』


<<称号>>

上級魔族・呪い・殺戮者


俺はカラゴスのステータスを『鑑定』で確認した所、色々と気になる事が増え始めた。

俺のステータスと比べるとレベルの差はかなりあってこれに関しては疑問が有るカラゴスは50年以上生きているのにそこまでレベルが高くないのだ。

それ以外にも俺のスキルとは違いスキルにもレベルがついているのだ。

(いったいど言う事だ?何故俺だけはこんなにも他人と違うんだ?)


俺は考えるのを止めて目の前の敵を倒す事に集中し直した。

カラゴスは先程の球体ではなく先端が尖った槍状のを放ってきた。

俺はそれを相手する為に、光の中級魔法『シャイニングランス』を放って相撃ちにした。

そして追い撃ちに竜光魔法『シャイニングランス』を数発を放った。


俺が竜魔法に変更させたのは竜魔法は通常の魔法よりも少しの魔力で高火力で使えるのが特徴なのだ。

どれ程の威力なのかと言うと、通常の『ファイアーボール』を1とすると竜魔法での『ファイアーボール』は10の威力を持つこれ程の差があるのだ。


「グッ何ですかこの威力は危うく死ぬところでしたよ」

「よくその状態で生きてる方が驚きだ」

「魔族はしぶとい種族でしてね……これぐらいなら何とか生きていられますが、時間の問題でしょうね」

「なら俺がここで終わらしてやるよ」

「いいえ、流石に貴方を残して死ねませんので…………『限界突破』!!」


カラゴスは最初俺の竜魔法によって身体の四割が無くなった筈なのだが、スキル『限界突破』を発動した同時に欠けてる場所が急速に戻り始め完全に肉体が戻り、それだけではなく背中から生やした翼は二本から四本に変わり腕はや足は丸太のように太くなり褐色だった肌は黒く神経が表面に毒々しく現れ、完全に化け物と変わらない姿になった。


「この姿で戦うのはセレイナ神聖国の『七聖剣』以来でしょうか」

「よく七聖剣相手に生きていたな」

「ええ、私が戦ったのはまだ新米の少女でしたから。でも油断していたら死んでいたでしょうね」


七聖剣それはセレイナ神聖国の最強と言われている七人の騎士だ。

その実力はストラム大陸でも上から数えた方が速い程に名が知られる程だ。

その中でも七聖剣のトップ序列一位のランス・エイスは序列二位のロイド・ディオや他の七聖剣にはかなりの実力の差が存在する。

それ程現序列一位は歴史上最強の一位なのだ。

それでも今代の七聖剣はどの時代よりも強いのだそれがまだ入ったばかりの人間だとしてもだ。


俺はカラゴスが次にまた何かする前に魔眼のもう一つの力で完全に倒す事に決めた。

限界突破の状態のカラゴスに倒せるかは分からないが。


「月光の魔眼『氷結の瞳』発動」

「何ですかこれは!?私の体が凍って来る貴方はいったい何をしたんだぁぁぁ!!」


その叫びと共にカラゴスは氷ついた。

氷結の瞳それは見たあらゆる物を凍らす事が可能それはどんな魔法や魔道具を使っても消して溶ける事も壊す事も不可能。

そして俺はもう一つの魔眼太陽の魔眼の力『灼熱の瞳』を発動させて跡形無く溶かし尽くした。


そして両眼の魔眼の反動で俺は倒れた。

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