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女神達に愛された王子  作者: 仮屋修二
初めての異世界生活
18/73

屋敷の潜入

投稿が遅れてしまいすみませんm(__)m

次回は明日の日曜日に予定しています。

俺はレイラと別れた後にレイラから貰った屋敷までの地図を確認しながら夜の街を進んで行った。

屋敷に着くと俺は無・魔法で創ったオリジナル魔法『ソナー』を発動させた。

『ソナー』の能力は一度に広範囲に魔力を飛ばして何処に何が有るのかを確認する事が可能になる魔法だ。

これには欠点があって、固有スキルの『並列思考』が無いと細かい所までは分からなく、普通の人が使ってもほとんどおおまかにしか分からないところだ。

なのでこのオリジナル魔法は今のところ俺にしか使えないのが欠点だ。


(そして俺はそこにスキルの『気配察知』で敵の居場所も分かれるのだ!)


さてと屋敷の門に兵士が二人と屋敷の庭に三人と屋敷内に三人と一番重要のレイラのお母さんの部屋の前に一人か……雷魔法で気絶させていけば良いかな?


俺はそう決めると、門番の二人に俺のオリジナル雷魔法の『スタンショット』を放って気絶させた。

『スタンショット』は前世の地球にあった、銃と言う武器の弾をイメージして創ったオリジナル魔法だ。

人差し指を前に出して相手に向けて狙って銃から弾を撃つイメージでやると成功出来た。

この魔法も銃のイメージをしっかりしていないと上手く出来ない。


「さてと、屋敷内に入りますか」


俺は『ソナー』で見つけた隠し通路が有る、小屋に入り中に有る棚を横にずらして隠し通路を通って行った。

中は一本道になっていて、俺はそこを通って行き書斎と思う所に出た。

書斎の方は本棚をずらすと隠し通路に繋ぐ道が有るふうになっていた。

中々手がこっていることで、書斎の部屋から出ると俺は頭の中で出来上がっている屋敷の地図からレイラのお母さんの部屋までの最短距離を走って行った。


目的の部屋前には確認した通りに兵士が一人だけ立っていた。

俺は『スタンショット』で気絶させて部屋に入った。

(さてと、レイラのお母さんとの初対面といきますか)


部屋の中は最低限の家具しか置いておらず、ベットの上にはレイラのお母さんと思う女性が横になっていた。体調が悪いのは他人から見ても明らかで食事もろくに食べてないのか不健康そうな体型をしていた。

まずは起こさないといけないよな。


「何方ですか?」

「起きていらっしゃっていたのですか。初めまして、私はセリフィード王国 第一王子 アスナ・セリフィードです。まあ、そう言っても信じてもらえないかも知れませんが」

「何故その様な御方が私に何のようでしょうか?」

「安心して下さい。コルリナ様に何か使用というわけではありません。私はレイラの為にコルリナ様がかけられている呪いを解くために来ました。」


「何故そのことを、それにレイラの為にとはど言う事ですか?」

「はい、私はレイラの許嫁で彼女の事が好きです。だから彼女の事を悪用使用としているヘロンとか言う奴を叩き落とすために、レイラのお母さんであるコルリナ様を呪いから助けて、証人になってもらいたいのです」


「話はわかりました。ですが、どうやって呪いを解くつもりですか?」

「それに関しては、私の魔法の『ディスペル』を使います。この魔法の特徴は呪いや催眠系統の魔法を解除する効果があるんです。これをコルリナ様に使わせてもらいます」

「貴方を信じろと私に言っているのですか?…………わかりました。貴方を娘の旦那様を信じましょう」


「ありがとうございます。レイラの為にも絶対に解除してみせます!………『ディスペル』!!」


アスナの手から光が集まりはじめそれをコルリナへと向けて放った。

コルリナの体に光が纏いはじめ体から嫌なものが抜けていく感覚にだんだんと心地よくなっていった。

そして光が消えると先程までとは嘘みたいに体が楽になり調子が前よりも良くなった気分になった。


「ありがとうございます。アスナ君のおかげで呪いが解けたみたいだわ」

「いえ、治ったばかりですみませんがレイラの為にも一緒に王城に行ってもらってもよろしいですか?」

「ええ、それはあの娘の為だから構わないのだけど、どうやってここから出るのかしら?ここの兵士達はヘロンの部下だから、私達が堂々と出られないと思うわ」

「安心してください。それは私が通ったこの屋敷の隠し通路を使います。そこからは私の馬車で王城まで向かいます」


そうアスナは脱出した後にレイラと乗ってきた馬車で王城に向かう予定になっているのだ。

だがもし馬車が無かった場合の時の事も考えて、アスナの固有魔法の氷魔法と光魔法と闇魔法でやる、オリジナル複合魔法『創生』で馬を創りそれで王城まで行く手段もある。


『創生』の特徴は氷魔法で作った物に、光と闇の魔法で擬似的に人格を創りそれを氷魔法で作った物に入れる事で俺の言う事を聴く、ゴーレムを創れるのだ。

ゴーレムは通常土魔法等で作れる簡単な事ができるだけの存在で、戦闘等にも扱えるがそれなりの技術が必要な為にゴーレムを扱えるのは上級魔法士等に限られている。

それも魔力も一体作るのにかなり使うので、上級魔法士が作れる数が多くても三体から五体位なのだ。


他にもゴーレムは魔物として自然発生したり人工的に一から作るのも存在する。

魔物としてのゴーレムは魔法で出来たゴーレムよりも強力で大抵は遺跡の守護者や迷宮の守護者としている。

逆に一から作るゴーレムは素材から選び、作るためにこちらも戦闘特化のゴーレムは魔法で作るのよりもかなり強力で繊細なことも出来るのが特徴でゴーレムを作る人を技術士と呼ばれていて、ストラム大陸の南の方にある王国、ドラブスタ王国に多くの技術士がおりゴーレムよりまたセリフィード王国とは別の方向でかなりの発展をしていると言われている。

俺も一度は行ってみたいと思っている。


俺はコルリナさんを連れて部屋から出て隠し通路がある書斎まで誰にも会わずに行け順調に屋敷から出ることが出来た。

コルリナさんは本当に隠し通路がある事に驚きながらもその足取りはしっかりとしていた。

それには俺が先程かけた『ディスペル』に理由があり、あれには回復効果も多少はあってそれによって寝込んで使っていなかった筋肉等も回復によって少しは回復して走る事はできなくても歩く事ぐらいは出来るようになった。

その事にコルリナさんはまだ気づいてはいない。


俺達は馬車との合流場所に着いた時はちゃんと馬車は待っていた。


「お久しぶりですコルリナ様。では馬車に乗ってくださいませ急いで王城へと向かいます。」

「分かったわ。では乗りましょアスナ君」

「はい」


そして俺達は次の戦いの場所王城へと馬車を走り出させた。







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