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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

スライム美味しいです。(味的な意味で)

どーもー。

異世界に転移した松井百合です。


なんていうか私の前世は、よく見るとそこそこ美人だよねってレベルで、食べても食べても太らない体質でスタイルもそこそこでした。


でもでも、彼氏だけは「ああ、こりゃイケメンだ」ってレベルで嬉しかったんですが。優しいし(はぁと)

が。

もちろんそんな彼氏持ちは妬まれて、交差点で信号待ち中に車にドーン!☆と押された次第です。

ははっ。

笑うしかないね。

いや、悲しいけどさ。


それはさておき、本題です。

異世界転移。


お決まりの冒険者にダンジョン。

止められたけど、チート能力あるし1人で来ました。


皆、初心者のダンジョンにいるスライム。

倒してレベル上げたり、使い魔にしたり様々だと思います。


「プルプル」


目の前の緑色のスライムがプルプル言ってます。

口は無いんですけどね。

それが美味しそうなんです。


「スプーン!」


私はアイテムボックスに入れておいた特大スプーンを召喚しました。

プルプル震えてるだけだったスライムが、遅いながらも急いで動き始めます。

もしや運命が分かったのか?


「いっただきまーす!」


実食!


………

…………

……………


スプーンでは足りなくてスライムに直接口をつけて嚙みつきました。

プルンとした喉ごし。


「おいしー! 抹茶味ー!」


夢中でスライムを食べました。

ちょっと苦くて甘い抹茶のゼリーみたいに美味しいです。


私は感動して全部食べ終えました。

(地面に接していた所以外です。さすがに砂が付いてるトコは食べられません。………嘘です。砂ごと食べました)


結構な量の抹茶味スライムでしたが、お腹は膨れません。今世でも食べても食べても太らない体になってました。


それから、初心者のダンジョンはスライムだらけなので、スライムを食べまくりました。


青いスライムはソーダ味。赤いスライムはストロベリーとクランベリー味。黄色のスライムはパイン味。白黒のぶちみたいなスライムはカフェオレ味でした。

美味しかったです。


「ふぅ、美味しかった」


食べ過ぎて顎も疲れました。

あまりスライムが居なくなったダンジョンで一休みです。


「百合ちゃん。ポテトチップスをどうぞ」

「あ、ありがとうございます」


ポテトチップスが横から出てきました。

至れり尽くせりとはこの事です。

甘いものを食べるとしょっぱいものが欲しくなります。


ん?


「ええええ! 私の彼氏さんっ?! モグモグ」


横を見るといつの間にか前世の彼氏さんが居ます。

同じ顔で革鎧を着てる………。

ニコニコしてるけど?


「百合ちゃん。僕はネットショッピングできるチートを持ってるよ」


ニコニコしてすごい事を言います。

ちなみにニコニコしながら私の口を柔らかいハンケチで拭いてくれました。

優しい大好きな彼氏さん。


私は食べるのをやめて、ポテチを横に置きました、


「今世でも付き合って下さい」

「もちろん。大好きだよ、百合ちゃん」


異世界は美味しいものいっぱいで、好きな人も居る素敵なところでした。

読んで下さってありがとうございます。

ポイントブクマありがとうございます。

嬉しいです。

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