何の変わりもない
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:何の変わりもない
「うわあ!!…ハァハァ…夢?」
最近になって怖い夢をよく見る。
誰かに追い駆け回される夢、
殺されそうになる夢、
高い所から落ちそうになる夢、
そんな類のものかなぁ
と思って居たのだが、
なんか、どうも違う?
起きて部屋を見ると何の変哲もない。
当たり前のこと。
そしてまた変な感覚に襲われ、
「うわあ!」と机の上やベッドの上で
まるで起きたかの様な感触を覚え、
「ハァハァ…」とゆっくり現実に返る。
部屋を見渡すと何の変哲もない。
まぁ当たり前だ。
でも、前からずっと
見るようになった悪夢の様なものは、
この俺の部屋の中で起きていた事。
部屋の中にミイラの様なものが現れたり、
机の引き出しが勝手に開いたり、
タンスが倒れてきそうになったり、
あるいはまたクローゼットの中に
奇妙な物体の様な生き物が潜んで居たり、
それが急に出てきたりと、
息つく間もなく俺を苛めてきた。
でも部屋は何の変哲もない。
当たり前なのだが、
俺はノイローゼにでもなってしまったか。
この何も変わってない・変哲もない
と言うのが逆に怖くなってきたんだ。
そんなある日の夜。
「うわっ!…や、やめ…やめろお!!」
「うるせえ!!誰も居ねえと思ったのに居やがって!!」
強盗が俺の部屋に押し入り、
そろそろ寝ようかとしていた俺を襲った。
急にだった。
俺は必死の抵抗を続け、
ずっと前に買った
ジュラルミンの刀を手に取り、
それを振り回す形で強盗に対峙!
「クソッ!!」
奴は包丁を持っていたが、
俺が半狂乱になって
後先考えずそれを振り回し、
正当防衛で本当にヤろうとして居たのが
分かったのか、
「別の家を狙ったほうが得策だ」
みたいな姿勢と表情で家から出て行った。
文字通り、
やっとの思いで撃退できたのだ。
すると、
棚のコトッ…と言う音で目覚めた。
「はっ!…え?…ゆ、夢?!」
ウソかと思った。
だって、このジュラルミンの
刀を今俺は手に持って居る!
でも記憶が曖昧だ。
無いと言って等しいほど、
さっきまで俺に何が起きて居たのか
てんでわからない。
部屋を見渡す。
何もない。変わりがない。変哲がない。
さっきの棚の音を思い出す。
「何もない。変わりがない。変哲がない」
と言うのがさらに恐怖を増した。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=cXIhQuhMBlw
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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