表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

セカンドコンタクト

「いらっしゃいませ」

俺はバイトに勤しんでいた。バイトに関しては余力あまさず全て全力だ。なぜなら

「川島くん、今日も廃棄いる?」

「いりますっっ!」

そう、廃棄を頂けるからだ。親父と二人暮しの俺にとってそれほどありがたいものは無い。親父が働いていないから家計がカツカツなのだ。

今晩、明日の朝、昼の分までカバンにつめて帰るのが許されるからここで働いている。

この恩は働いて返す。

俄然やる気が湧いて出てきた時だった。

「レジ行ってくれ」店長から指示が出る。

行くとそこには菓子パンを大量にカゴに入れた綾が立っていた。

「あっ川島くん!お菓子無しの菓子パン減量で綺麗化最高のスタートをきったよぉ」

「阿呆が。多すぎるわ」

驚いた素振りを見せた綾にする困惑するしかなかった。

「わかった。一日二個までにしてくれ。それで手を打とう。」

「残酷..ううん、私がんばる!」

カゴに入ったパンを置き場に戻して二つドーナツを買っていった。

「今度こそ、また明日!」

そう言って綾が去ってから呟く。

「一番カロリー高いやつ...しかも同じのかよ...」

俺は絶句した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ