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「世界で十番目くらいのやつ、こい!」


 俺は世界で十番目の強さのやつを検索することにした。一番でいってみたい気持ちもあるが、最初にクライマックスというのはなんか味気ない。とりあえず手頃な十番目くらいにいっとけば、まぁ安牌というか、かなりいい感じになるのではないかと見込んだのだ。


「いけないかな、いけるのかな」


 そう思ったが、次の瞬間俺の視界はかき消えた。

 気づけば暗い場所にいた。

 な、なんだ、俺失明したのか? いや落ち着け、とにかく落ち着くんだ。ここは暗闇だ。ただ暗いところにいるだけだ、だとしたら落ち着けばなんとかなる。


「そうだ、力を、魔法を使えばいいんだ」


 俺は深呼吸をコンマ五秒ほど行ったあと、周囲を照らすような魔法を唱えた。

 俺はなんでもできる。魔法を使うことくらい造作もないことだ。

 俺の思いに呼応するように、周囲に光が満ちていった。


「うぅ、まぶしい……あれ、ここは?」


 俺はすごい光景を目にしていた。

 といってもなんか知らない遺跡がそこにあるだけだ。

 なんというかエジプト感というか、いろんな古臭い建物がいっぱいあって、よく分からない古墳的な建造物がいっぱいある。これはすごいな、結構広いしこれはまじでやばいわ。ここでピクニックしたいくらいだ。今から幼女でもさらってきて、一緒にピクニックするか。でも幼女はやっぱり可愛すぎるからやめとこっと。


「おいおい、というかここで本当に強いやつになんかであえるのか? もうどうしたらいいのかわからないぞ」


 もしかすると俺の能力が失敗した?

 そんなことを思ったが、それは杞憂に終わった


 ごごごご……


 突如地面が揺れた。

 最初は気の所為かとおもったが、時間が経つにつれて、その震動は増していっている。


「こ、これは、地震? ちょーたのしんやんけ!」


 そして少し先にあったひときわ大きな建物から光が漏れ始めた。

 なんだ、壊れそう、建物が壊れそうだよ!


 そして建物は氷塊した。

 中からはスフィンクスとでもいうべき、黄金の謎の生物が現れた。いや、生物というか置物なのかな? 見た目はなんとなく巨大な犬っぽいけど、あんなデカい生物いるわけないもんな。人間なんてあっという間にペロッといっちゃいそうだし。


「うお、うおおおおおおおおおおお!!」


 そのスフィンクスは吠えた。

 そして口に丸いエネルギーが溜まっていっている。なんだ、やっぱり生きてたんじゃん! というかなんなんだってばよ。あれは俺を攻撃してこようとしてるんじゃないか? マジでそうはさせないぞ。俺は怒っちゃうぞ。もうここまでしてくれたんなら、もう俺も容赦する必要ないよな。


「ガードだ!」


 俺はとりえあず防御することにした。まだ攻撃が加わると確定したわけではない。なので今こちらから仕掛けてしまえばもしかすると正当防衛にならないかもしれない。そうなると厄介なので、ひとまず様子を見ようといった意味も込められている。


 そしてスフィンクスの口から光線が放たれた。

 光線は俺へと命中し、視界が真っ白になった。

 目を開ければ俺のいる場所だけ足場があって、それ以外は溝のようになっていた。

 下を覗いてみても、深くて見えない。後ろを見てみれば、全てが消し飛んでいた。

 ああ、やばい、なんだこれ、もう古代兵器じゃん完全に。こんなのどうやって相手しろってんだよ。というかギリギリで踏みとどまりすぎだろ俺、もうこれ絶対死んでたわ。もう死んでたかもしれないから、今のうちに自殺しておこうかな。やっぱりやめた。自殺なんて心の弱いカスがすることだ。


「でも俺のガード最強だな。今度は仕返しだ。大爆発!」


 俺はスフィンクスを指さした。

 次の瞬間スフィンクスは爆散した。


「がはははははあはははははははは!」


 俺最強。もう周囲はとんでもないくらいに炎に包まれていて、もう原子爆弾かってくらいだ。正直周囲が今どんな状況になっているのか俺ですら分からない。ガードされててもちろん俺は無傷だが、これはもうとんでもないことになっているのは間違いないだろうな。


「これはきましたわ。よし、収束!」


 俺が叫ぶと、炎やら熱やらはすぐに消え去った。

 正確に言えば、一箇所に集まったのだ。俺のすぐ目の前に、超高密度のエネルギーとして蓄えられている。


「ほほほ、このエネルギー、マジでおいしそう。でも食べちゃったらもう死んじゃうよな。自殺したい人にあげようかな。でもそんな自殺とか考えるやつきしょいからもういいや。俺は自殺なんてしないし、そんなやつとはマジで話したくないからな」


 仕方がないので、俺はそのエネルギーをそのまま放置することにした。まぁちょっとずつエネルギーは時間経過とともに抜けていってしまうかもしれないが、それはそれで構わない。あとからもしかしたら有効利用するやつが現れるかもな。そいつは超ラッキーということにしといてやる。まぁこのエネルギーを何に使うのかはまるでわからないけどな。俺ならペットショップで亀だけ破壊するな。亀はとろくて全然嫌いだからな。でもちょっぴり可愛いかも。よし、殺すのは店員でいこう。店長集中狙いだ。

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