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アリアンロッドRPG2Eリプレイ『ぼっちだけど分身して派手に遊んでみた』  作者: 桐谷瑞浪
第1話 グランフェルデン・フェスティバル
8/12

OPENINGPHASE02 ソーンダイク物語

 GM:今回は、流石に大神殿に到着したところからスタートです。

 レ:サー、イエッサー。

 GM:ソーンダイク(以下ソーンと略)登場。「お忙しいところを申しわけありません。みなさんに緊急の依頼をお願いしたいのです」

 ラ:熟女を優先していたんだ。本当に悪いことをした。

 リ:それなら前回の時点でしっかり謝っておけたら良かったね!

 GM:ソーン「構いませんよ。あのご婦人は公爵婦人であるベロエッタ様のはず」

 ロ:ちゃんとしたキャラクターだったんですか!

 レ:いや、まあNPCだからキャラクターには違いないけど、アドリブで出てきただけのモブだと思われるよ。

 ラ:TRPGでは、よくあること。

 GM:ソーン「緊急のお願いについて説明を始めてもよろしいですか?」

 ラ:はい。

 リ:緊急の依頼を大神官様に説明していただいて光栄の極みです。

 レ:早く冒険したいぞ。うずうず。

 GM:ソーン「実はアレスタの町からグランフェルデンへと向かっていたキャラバンが妖魔に襲撃され、祭り用の食糧が奪われました」

 リ:アレスタの町ですって? そりゃ大変だ。

 ロ:妖魔に襲われて大変なのはキャラバンの皆さんですね。

 GM:「この食糧は今回の祭りで使用するほぼ半分の量で、今から新たに集めていては間に合いません。しかも、妖魔たちはその食糧を持って砦に立てこもっています。このままでは、街道を行き来する商人や旅人に被害が及ぶ可能性があります」

 ラ:妖魔が立てこもるなんて、下手したら1日2日じゃどうにもなりませんぜ。俺たちで戦力は十分ですかね?

 レ:十分なわけはない。だけど、妖魔は得てして大した思考回路を持ち合わせてない。慎重に立ち回れば、いつも通りちゃんとやれば、という前提条件だったなら、なんてことない。つまりよくある依頼だね。

 GM:ソーン「妖魔を倒し、奪われた食糧の奪還をお願いします。」

 レ:闇の一族であるボクとリックに、没落貴族のラント。曲者ぞろいだが……試しているのか?

 GM:ソーン(アドリブ)「いいえ、決してそのようなことはありません。皆さんは日頃から神殿のためによく働いてくれている。その腕前は聞き及んでおり、あなたたちに頼むことこそが最善と判断させていただきました。お気に召さなかったでしょうか?」

 リ:買いかぶりですよお(笑)

 ラ:本当だよね(笑)

 ロ:もう少し謙遜とか、してあげませんか?

 ラ:でも、実際そんなにだから……。

 レ:シックスセンスだ。大体のことはシックスセンスがありゃなんとかなるんだよ!

 GM:ソーン(アドリブ)「勇ましい方々だ。噂に聞いた通り、そのはつらつさこそ頼もしいと思います」

 ラ:GM、アドリブならソーンダイクさんうめえな(笑)。

 リ:確かに(笑)。

 ロ:皆さんのロールプレイも勉強になります。

 レ:マジメだなあ。

 GM:嘘八百という個性持ちだから。

 リ:また流行りの言い回しを。はっきり言うとヒ○アカだよね?

 ラ:びっくりした。ソーンダイクさんが逆ギレしたかと思ったあ。

 GM:何かソーンダイクさんに質問していいよ。依頼の基本は聞き込みだよ~。

 リ:熟女のことをどこで耳にされたのです?

 ロ:ちょっ。若干は気になりますけど!

 GM:ソーン「申し訳ありません。立場上、依頼と関係のない質問にお答えすることは出来ないのです」

 ラ:それもそうだ。

 ロ:つまり依頼に関係あることで、ソーンダイクさんが知っていそうなことを聞き込みするんですね。

 レ:う、うん。それを教えてあげようと思っていたところなんだよ。いい流れグッジョブ、GM。いや、グッジョブ、ソーンダイクさん。

 ラ:普段から大した聞き込みしないバカ冒険者な俺たちがか。冗談きついぜ!

 リ:冒険の基本は聞き込みっていうのは確かに冗談だ。

 ロ:マジですか?!

 GM:ちなみに神官長にさん付けって多分、本来なら即刻、破門レベルね(笑)

 ラ:ソーンダイクさんは気さくだから大丈夫なんだよ。万事はハートで大丈夫なんだよ。

 リ:ウソだ。熟女の幸運判定すらハート通じてなかったですし!

 レ:ね。聞き込みしないでしょ。

 ロ:まあ聞き込みとかは恥ずかしいと思っていたので少しほっとしました。

 リ:うん。まあ、ぶっちゃけ分かる。

 GM:日本人はシャイだから仕方ないね。

 リ:びっくりするほど的確。

 GM:ソーン「砦はかつての戦で使用されていたものです。現在は使用されておらず、兵士は配備されておりません。」

 レ:シックスセンスめっちゃ光りそうやん?

 ラ:なるほどね。妖魔以外にもお化けとかいたら使いどころあるよね。

 ロ:シックスセンスでそこまでは出来ないっぽいですけど。

 レ:えっ……?

 リ:メタっぽくなるけどシックスセンスは奇襲警戒くらいのものだね。

 レ:そっ……か!

 GM:じゃあ、ロールプレイのためにシックスセンスならではのイベントとかもアドリブでやろうか?

 レ:そこまではしてもらわなくていい。

 ラ:なんでだ(笑)。

 リ:遠慮すんなよ(笑)。

 ロ:没落無目的の学者なので、うらやましいです。

 GM:ローニャ専用イベントもアドリブで用意しようか?

 ロ:あっ、すみません。

 リ:謝っちゃった。

 ラ:じゃあフェスティバル乗り越えたら、それぞれの熟女イベント頼むな。

 リ:それこそなんでだよ!

 レ:ボクは熟女イベントでいいよ。

 リ:いいとか良くないとか以前に熟女へのこだわりがどうしたことだよ!

 GM:で、そういえば依頼は受けるのかな?

 ラ:うん。

 レ:もちろん。

 リ:ソーンダイクさんの頼みとあらば、断る理由がありますまい。

 ロ:頑張ります。

 GM:ソーン「事態は一刻を争います。よろしくお願いします。」

 リ:……ん。もしかしてオープニング・フェイズ終わり?

 GM:それか、砦に向かう馬車の中も舞台にするか。

 レ:するかという時点で完全にアドリブだね。

 リ:いらない。

 ロ:皆さんにお任せします。

 ラ:1つ2つお助けイベントをおまけしてよ。で、成功したらお助けスペシャルアイテムをゲット。どう?

 リ:現金だね。

 ラ:ライフパスに忠実なだけだよ(笑)

 GM:まあ初心者向けのシナリオだけど、復活アイテムとか手に入るようにサービスしてもよいよ。

 ラ:だよね。事は一刻を争うとしても、移動時間は避けて通れないもん。

 リ:すごい真顔だ(笑)

 ロ:しかし、道具表にはプレイヤー復活効果があるアイテムはありません。

 リ:それは気のせいだよ。

 レ:気のせいだね。

 ラ:道具表にないなら、オリジナリティーだよ。

 GM:確かに架空の物語だからなんとでもなるっちゃなるものだよ。……って、今さらだけど今回予告を半分しか読んでねえ。ごめんよ。

 ラ:お、おう。

 リ:お詫びアイテムください。

 レ:最近のスマホゲーか!

 ロ:昔から、MMOではよくあることみたいです。

 レ:MMOって何?

 リ:モリモリ廃人目指すオンラインゲームとか。

 ロ:モリモリオンラインでMMOではないかと。正式な呼び方は知らないですけどね。

 ラ:もやもや?

 リ:モリモリでなく、もやもやだよねってなるかい!

 GM:そういえばオープニングフェイズでも王侯貴族のパッシブ使えるかな。ヒストリー使ってみる?

 ラ:いらん。

 GM:聞き込みすら好かないんだったね。

 リ:使ってあげよう。どっちみち判定がいるんだから……。

 ラ:じゃあダイス振るぞ。おりゃ。3!

 リ:で、難易度聞いてねえと。

 GM:私も忘れていたからいいよ。難易度3ね(笑)

 レ:結果にアドジャストしてきたよ。もう、むちゃくちゃだよ。

 GM:ソーンダイクさんを知っているかの判定とする。

 ロ:みんな、知ってます。

 GM:ソーンダイクはヒューリンとエルダナーンのハーフの男性で、年齢は30代だよ。それをラントは知ってました。こうなると王侯貴族っぽくなるってことだね。

 ラ:えっ。あ、ああ。常識だよね?

 レ:震え声半端ねえって。

 GM:次回は馬車回か、砦に直行かどっちかを予定してます。ではでは!

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