めぐり愛、お湯
過去に電波に乗った作者の作品の中のお気に入りの一本です。
お風呂コント
『めぐり愛、お湯』
お爺さん)
いやー、イイ湯じゃなあ!
お婆さん)
ホント!
気持ちイイですねぇ。
お爺さん)
こんなに気持ちが良いのは初めてじゃな。
お婆さん)
そうですね。
それでいて、何か懐かしいような。
お爺さん)
まるで、揺りかごに揺られているような。
お婆さん)
まるで、お母さんの胎内に戻ったかのような。
お爺さん)
漂うような。
お婆さん)
ただ酔うような。
お爺さん)
婆さんを、とても身近に感じるよ。
お婆さん)
お爺さんが私の中に。
お爺さん)
婆さんがワシの中に。
お婆さん)
意識が溶け出して。
お爺さん)
混ざって行く。
お婆さん)
人と人とはこうして。
お爺さん)
わかり合う事が出来るんじゃな。
お婆さん)
光と音の渦が。
お爺さん)
溶けて行く、、、ああ、そうか。
お婆さん)
ええ、そうですよ。
お爺さん)
ワシ等が、お湯になったんじゃなぁ。
二人)
ザバーン
凄い時間をかけて
捻りに捻ったショートというハードルの高さが採用時の嬉しさを倍増させた事を思い出しました(笑)
読んで下さってありがとうございます!
また、読みに来てくださいね。