ドクターヤナギーのDIY
なんとなくです。
考えないで、感じてくださいwww
お風呂コント
『全自動』
お爺さん)
はーいい湯じゃ。
新しい浴槽は丸いんじゃな。
お婆さん)
はい、Dr.ヤナギーご自慢の全自動お風呂なんですって。
お爺さん)
ほっほー、あのネジが一本ぶっ飛んだ大天才はお風呂の何を全自動にしたのかの?
お婆さん)
最新式の全自動洗濯機をヒントにしたって言ってましたよ。
お爺さん)
洗濯機?
お婆さん)
ええ、お湯に浸かったまま綺麗になるよって、私達は服を脱いで、終わったら着るだけだよって。
なんなら服を着たまま入っても大丈夫だって言ってました。
お爺さん)
ふーん、まあ試してみるか。
お婆さん)
じゃあスイッチを入れますね。
ポチッとな。
お爺さん)
蓋が閉まるんじゃな。
お婆さん)
洗濯機みたいですね。
お爺さん)
ん?
あれ?
うわうわうわ!
浴槽が回りだしたぞ!!
お婆さん)
ちょっとコレは、キツイですね!
二人)
ウギャー!
お爺さん)
オーエッ。
やっと止まった。
目が回るわい。
お婆さん)
オーエッ。
すっかり酔ってしまいましたね。
お爺さん)
お湯が抜けて、冷たい水が入ってきたよ。
お婆さん)
嫌な予感しかしませんね。
お爺さん)
脱出しよう!
お婆さん)
そうしましょう!
お爺さん)
んー、蓋が開かないぞ。
ドクターは脱出とか停止について何か言ってなかったかの?
お婆さん)
特に何も。
すべてが自動とだけ言ってました。
お爺さん)
ああ、また回りだしたぞ!
二人)
ウギャー!
男性ナレーション)
その後、すすぎ、脱水、乾燥の行程を終えるまで、お風呂が止まることはありませんでした。
この間、ご近所にはお爺さんとお婆さんの悲鳴だけがこだましたそうな。
女性ナレーション)
騒ぎを耳にした向かいの村上さんが駆け付けた時浴槽には、しっとりとして滑らかな、それでいて存在感の強いバターが良い香りを放っていたそうな、、、おしまい。
二人)
ザバーン
読んで下さり、ありがとうございました。
作者的にはハズレな1本ですか、こんなのが好きな人もいるかな?
と思いまして上げてみました。