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お風呂コント  作者: しっとり和尚
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お風呂コント『八百比丘尼(やおびくに)』

なんとなくですね、春になると椿を持って行脚した八百比丘尼伝説を思い出したんです

八百比丘尼やおびくに



お爺さん)

はーイイ湯じゃ。


お婆さん)

春を感じる日が増えましたけど、朝晩はまだまだ冷えますからね、しっかりと温まって風邪を引かないようにして下さいね。


お爺さん)

春といえばな、昼間見たぞ!

椿を持った尼さんを。

婆さんの知り合いのほら、名前が出てこんな。


お婆さん)

あー、比丘尼びくにさんですね。


お爺さん)

おーそうじゃ、その比丘尼さんじゃ。

春になると現れるのお。

しかしその、なんじゃ?

アレはどういうことじゃ?


お婆さん)

何がですか?


お爺さん)

毎年のように春になるとあの人はこの街に現れるが、肌は白く見た目は娘っ子のままじゃないか。


お婆さん)

ああ、その事ですか。

あの人はその昔、大病を患いましてね、当時の医学ではままならず、仕方なく禁断の人魚の肉を食べたらしいんです。


お爺さん)

人魚の肉?


お婆さん)

ええ、そのおかげで病気はたちどころに治ったんですが、千年死ねない身体になってしまったんですよ。


お爺さん)

そうじゃったのか、それであんな若い見た目のままなんじゃな。


お婆さん)

そうなんです。

たしか今年でちょうど八百歳のはずですよ。


お爺さん)

なんじゃ八百歳か。


お婆さん)

そう八百歳なんですよ。


お爺さん)

なんじゃそうか、ハッハッハッ!


お婆さん)

そうなんですよ、ホーッホッホッホッ!



ナレーション)

八百歳の小娘なら、見た目が若いのは当たり前と笑う二人。

お爺さんとお婆さんは、夫婦喧嘩が原因で、地球を滅ぼしかけた六千五百万年前、自分達が八百歳の頃に思いを馳せるのでした。


二人)

ザバーン




いつもながら、難解でスンマセン(笑)

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