お風呂コント『世界樹』
オチがわかりづらいかな、、、
お風呂コント『世界樹』』
お爺さん
「はーイイ湯じゃ。」
お婆さん
「お疲れ様でした。
それで、村上探検隊に参加した成果はどうだったんですか?」
お爺さん
「ジャジャーン!
地下三千メートで氷漬けになっているのを発見しました。」
お婆さん
「何ですかその葉っぱは?」
お爺さん
「これは世界樹の葉です。」
お婆さん
「世界樹?」
お爺さん
「氷河期が訪れるよりもずっと昔、
南極がまだ温かかった恐竜の時代に、
その南極に一本だけ生えておったと云う、
幻の木の葉っぱじゃよ。」
お婆さん
「お爺さんは南極に行ってたんですか?!
村上財閥の精鋭揃いの村上探検隊とはいえ、
一泊二日で南極を往復するだなんて、物凄い力ですね。」
お爺さん
「主に金の力じゃがな。」
お婆さん
「あ、なるほど。
それで、その葉っぱが一体どうしたんですか?」
お爺さん
「世界樹というのはな、
根は深く地球のマントル層まで届き、
マグマを養分として吸い上げ、
その幹は高く成層圏まで届くと言われる生命力にあふれる木なんじゃよ。」
お婆さん
「はぁー、想像力が追いつきません。」
お爺さん
「そんな生命の象徴のような木に付くこの葉っぱには、
あらゆる毒を浄化し、
あらゆる傷を癒し、
一度だけなら死者を蘇生することも可能だと言われる凄い力があるんじゃ。
そして、現状世界に3枚しか存在が確認されていません!
そんな超貴重な世界樹の葉っぱをお湯に浮かべて、
世界樹風呂に本日は入ろうと思います。」
お婆さん
「何が起こるんですかね?
何か素晴らしいことが起こるような気がしますよ!」
お爺さん
「若返っちゃうかもよ?
綺麗になっちゃうかもよ?」
お婆さん
「キャー素敵!」
お爺さん
「その前に、南極でお腹を冷やしてしまっての、
トイレに行って来るわい。」
お婆さん
「大丈夫ですか?
あら、葉っぱを持ったまま行っちゃった。
慌てていたんですね。」
お爺さん
「ただいま。」
お婆さん
「おかえりなさい。
さあ、世界樹風呂を始めましょう。」
お爺さん
「ああ、それなんじゃがな。
忘れておくれ。」
お婆さん
「はい?」
お爺さん
「なかった事にして欲しいんじゃ。」
お婆さん
「どうしたって言うんですか?」
お爺さん
「仕方がなかったんじゃ。」
お婆さん
「いったい何があったんですか?」
お爺さん
「何かあった、というより何も無かったんじゃ。」
お婆さん
「だから何がどうなったんですか?」
お爺さん
「紙が、無かったんじゃ。」
ナレーション
「この三年後、お爺さんとお婆さんが暮らす街の下水道は、
鮎と鮭が手を繋いで遡上する、
世界一美しい下水道として世界遺産に登録される事になりました。
ただその五年後、
Dr.ヤナギーの発明品がそれら全てを台無しにする事になるのですが、
それはまた別のお話し。」
ザバーン
難解でしたかね?
作者は割と好きなんです、こういうの、、、。




