お風呂コント『維新』
ホワイトデー前日でしたでしょうか、その前かな?
なにかで今日は『新選組の日』と知りまして、なんとなく書いてみました。
新選組じゃなくて池田屋討ち入り前日のエピソードっぽくなってしまいましたwww
お風呂コント『維新』
お爺さん
「いい湯じゃな、温まるわい。」
お婆さん
「風邪はもう良いんですか?」
お爺さん
「ああ、婆さんがこさえてくれた鴨鍋で精を付けたし、あとはこうしてお湯でくつろいでいれば、自然と治るじゃろ。」
お婆さん
「だと良いんですけど。
今お爺さんに倒れられたら、お国の一大事ですからね。」
お爺さん
「大袈裟じゃよ婆さん。
ワシは会うべき人に会って話をする、ただそれだけじゃよ。」
お婆さん
「ご謙遜を、北辰一刀流免許皆伝の腕前も宝の持ち腐れですね。」
お爺さん
「なーに、抜かずに済むならそれが一番なんじゃよ。
それにしても外が騒がしいの。」
お婆さん
「ちょっと様子を見てきましょう。」
お爺さん
「あ、これ!
服も着ないでどこへ行くんじゃ?!」
お婆さん
「大変ですよお爺さん!
新選組です、新選組に囲まれてますよ!」
お爺さん
「とうとうココもバレてしまったか。
さてどうしたものか。」
お婆さん
「ここは私に任せてもらえませんか?」
お爺さん
「婆さんに?」
お婆さん
「私がまだ修行の旅をしていた若い頃、腹ぺこで行き倒れていた私に、お爺さんが恵んでくださったおにぎりのご恩、今こそ返す時です!」
お爺さん
「いやしかし。」
お婆さん
「心配には及びません。
我が家に伝わる千年不敗の技で切り抜けて見せましょう。
ここでじっとしていて下さいね、では!」
お爺さん
「ああこれ!
服を着なさいと言ったろうが、そんな全裸で、あーあ。」
お婆さん
「キエー!トリャー!うぅおおおおお!デコピーン。セイヤー!はい、首トーン。ストゥーピファイ!りんごを顔に、バーン!」
お爺さん
「仕方ない、婆さん一人に闘わせたのではワシの男が廃るわい。
婆さん、加勢するぞい!
うおおおお!しっぺ!しっぺ!超しっぺ!エンガチョ!!」
ナレーション
「この夜、一組の老夫婦によって新選組の二個中隊が壊滅させられた事は、あまり知られていない。
そして、お爺さんが明治維新に深く関わった事も、語られなくなって久しいのであった。」
ザバーン
読んで下さってありがとうございます!
ラジオ向きではない感じですが、作者の世界観丸出しの一品に仕上がりました。




