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バイブル ファクション
忠の祖父は、話始めた。
祖父は、忠に話始めた。
「忠、じいちゃんは、長く生きてきて、お前を見てきた。そして、お前のお父さん、お母さんの状態も知っておる。わしは、お前の力に何とか、なろうとしたが、お前は今日の今日まで自力で自分の意志で、やってきた」
続けて言う。
「お前が、今まで頑張ってきたことは、並大抵では、ないのだよ!まだ可能性が無限大なんだよ!!お前のじいちゃんが、言うから間違いないんじゃよ」
忠は、答えた。
「でも、俺は、現状を打破できないじゃないか!?もう頑張れないよ・・」
そう言うと、また涙が溢れてきた。
「本当に、大丈夫だよ。忠。じいちゃんが言うから本当に大丈夫なんだよ」
そう言って、忠と部屋の外に出ていく。
忠が、受けた大学からの「補欠合格」通知が来たのは次の日だった。
(終わり)