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大世界の始祖  作者: Yk too
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第四話 あれ…?なんかなんか弱くね?

第四話!ついに戦争が始まるぞ〜

宣戦布告から約10日、ついに帝国連邦の軍隊に動きが見えた。軍隊の移動と同時にスロバガ連合王国が帝国連邦に宣戦布告、帝国連邦は唐突な宣戦によって対応に少し遅れたものの、軍隊をちょうどに分割するような形で収まった。

オルタナ山脈麓の待機場ではやはり大国との戦争を不安に思う者もいた。

「本当に勝てるのかよ」

「大丈夫だろ、軍部の考えた作戦でもあるんだ。」

「スロバガ連合王国がどれだけ持つかだな」

「大丈夫だろ、あそこの海軍力は凄まじい。鉄製の船があるんだ。」

「そりゃすげぇな」

「おい!敵軍だ!」

「あーあ、平和タイムは終了か」

「さっさとやるぞ」

その日の真昼、ついに戦争は始まった。

ウィルワーズ連邦は主に剣や銃を使うが、帝国連邦は銃剣付きの小銃、明らかな戦力差があった。

「おい!そっち側が薄いぞ!前線はれ!」

「無理です崩壊しました!」

「もう死傷者がたくさん出ている!治療はまだか!」

飛び交う銃声と怒号、銃声は主に帝国連邦の軍、帝国軍からだったが、怒号はウィルワーズ連邦の軍、連邦軍からしか出てなかった。

「なんなんだこれは…」

ニ分割してなおこの強さ、この2倍力を相手にしていたと考えると、それだけで悪寒が走る。

「これ、本当に守り切れるのか…」

「守り切れるのかじゃない!守れ!」

しかし、その奮闘も虚しく一日も経たずに連邦軍総軍は敗走した

結果、オルタナ山脈を越えた位置に臨時的な軍事施設を建てられ、戦況はより悪化した。

「エメリア様!大変です!」

「どうした?事務局長」

「スロバガ連合王国の連合艦隊が…!全滅しました!」

「なんだと!?」

流石にこの反応は仕方ないとも言える、一時期は世界を誇った大艦隊が開戦1日にして全滅したのだ。

「何がどうなっている…」

不運などでは済まされない、決定的な敗北だ。

「スロバガ連合王国…弱すぎだろ!」

「うちもそうですけどね…」

「やばい、このままだと前線が押し上げられて侵攻される。」

「極秘研究兵器、爆薬を用いた爆破兵器を使ってはどうでしょう?」

爆薬を用いた爆破兵器、端的にいって爆弾だ。ウィルワーズ連邦の編み出した新兵器のうちの一つ、爆弾は未だ世界に出回らない独自の設計によってその医療は他国と比べても倍以上はある。しかし、これの使用には懸念すべきことがあった。

「それは数が少ない…それに威力が高すぎる。領地内で使えば復興は困難を極めるだろう。」

「しかし、それ以外の手がないのが現状です、使うしか…ないのでは?」

エメリアはそのまましばらく葛藤した。国内を荒らしてまで奪還しなければならない場所か。奪還するメリット、その他諸々を考慮した結果…

「…使わない、それを使うことによるメリットとデメリットが全く釣り合わない。」

「…そうですか、わかりました。」

そう言って去っていく事務局長、エメリアはしばらくその場で考え込む他なかった。

「どうすれば、どうすればいい、スロバガ連合王国の連合艦体が打ち破られたとなればスロバガ連合王国はしばらく行動できない、そうすればその方面に出向いていたもう半分の大半はこちらにくるだろう…そうしたらそれこそ一巻のの終わりだ。」

「やあやあ」

「うわぁ!」

後ろから唐突に声をかけられびっくりするエメリア、

「なんだ…フォレか…」

「いつまで経っても名前では呼んでくれないんだ。まあいいや」

「なんの用だ。」

「戦争がうまくいってないみたいでね〜、爆薬は使わないのかい?」

「それなら今さっき却下した。あれは威力が高いし小型だったとしても地形の変化が起こる。メリットとデメリットがどう見ても釣り合わないんだ。」

「なるほどねぇ…じゃあ今回作った兵器は使えるかもしれないよ〜?」

その言葉を聞いた瞬間、その態度を変えた。

「…聞かせてくれ」

「はーい、今回作ったのは爆破しない爆弾だよ」

「矛盾が生じるが?」

「まあまあ、爆破しないかわり燃えるんだよ。」

「燃える…?」

「そうそう、単純な構造でね、他国でも使ってるとこがあるけどこの延焼力はうちだけだよ〜?」

「なるほど…爆破しないならデメリットは少ないが…」

「確か焼夷弾とかっていう名前だっけな?」

「早速使おう、何個ある?」

「今はまだ30個しかないよ」

「20使う」

「え、そんなに?まあ大丈夫だけど」

そうして新兵器、焼夷弾は実際に使われることとなった。

この頃航空機などという便利なものはなく、爆弾類は全て砲弾として扱われていた。

「打ち方よーい」

その掛け声の下、20個もの野戦砲が発射準備をし、そして…

「放て!」

その声を合図に一斉に砲撃が行われた。

その音を聞いた帝国軍は爆弾を避けるために軍事施設を離れていく。

が、それは爆弾ではなかった。

20個の焼夷弾は軍事施設の周囲を焼き払い、軍事施設ごと燃やした。

結果、10個ほどあった軍事施設のうち3つが燃え落ち、350万人はいたであろう兵士の150万人は焼け死んだ。

これが火種になって、また大戦争が起きるのだ…

最後の最後で大規模な抵抗!これを気に逆転はできるのか!?見てくれてありがとうございます!

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