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5 ダンジョン攻略戦

数分後、目的の遺跡に到着した。


不気味なほどポッカリと開いた入り口からはただならぬ気配が漂っている。


先鋒の部隊が明かりをつけて入っていくと天井は高く、先の見えない長い通路が続いていた。

俺は殿を務める。


薄暗い通路をしばらく歩いていると、突然前方から銃撃音が聞こえた。


「…!ご主人様、接敵したようです」


メイド達が直ぐに俺の前に出てサーベルを構える。


「数は?スキャニングを使え」


「了解!」


リーダーのファーストが前方の親衛隊にスキャニングの許可を与える。


「人型の小人のようなモンスター…数は27、30…まだ増えているとのことです」


「ゴブリンか?大歓迎されてるな!隊列を乱さずに防御に徹しろ!」


「「了解!」」


先鋒の10人は横隊を組んで大楯を構えその間からアーム越しに機銃を掃射する。


ゴブリンの中には飛び道具を使う奴もいるためだ。


「ギャース!」「ギャギャッ!」


ミンチと化していくゴブリンの群れはそれでも構わず仲間の肉を踏み越えて突っ込んでくる。


「おいおい…まさか怯まず突っ込んでくるとは…まぁ追撃の手間が省けて助かるんだが」


「1匹そっちにいったわよ!」


「えいやー!」


「ギャッ…」


何匹か壁や天井を素早く移動しながら防衛線を突破して裏を取ろうとしてくるが、俺の元に辿り着く前に完全武装のメイド達にサーベルで仕留められていた。


「ゲッゲゲ…キィィィ!!」


すると後ろの方で下っ端を肉壁にして動かなかった指揮官と思われるゴブリンの1匹が大きな奇声を発した。


「くっ…やかましい…」


バババッ


「ゲキィ…」


先方の親衛隊の1人がそのゴブリンに集中砲火を浴びせた。



「仲間を呼んだな!陣形を整え弾幕を貼りつつ前進しろ。崩落の恐れがあるから爆発物は極力使うなよ」



「「「了解!」」」



リーダー格のゴブリンが絶命してから数分後、奥からドドドドドと地響きが響き渡り、こちらに大きなシルエットが向かってきた。


「この振動は…きます!」


「あれは…オーク…それにあの目…サイクロップスか!」


ゴブリンよりもはるかに大きく、身長は3m近くある筋肉質な巨漢がオーク

それよりも一回り大きい一つ目の巨漢がサイクロップスだ。

顔は醜く知能は低い。

とにかくタフで銃弾数発じゃ倒れない。


と言うのも西の森周辺によく現れるため頻繁に討伐していたのだ。


「分かってると思うが弱点は人間と同じだ!奴の皮膚は厚いから気をつけろ!」


指示と共に先鋒が機銃で弾幕を張り、その後ろからブラスターの光弾が放たれる。


「ゴァァァァ!」「オォアアアア!」


先鋒から放たれる凄まじい弾幕を前にオークとサイクロップスの群れの前進が鈍ったが、あまりの量と勢いに押されつつあった。


(不味い…バンザイ突撃を受けてる気分だ。しかも相手はタンク ここは…)


「縦深防御に切り替える!小隊は後方に下がりつつ撃ち続けろ!奴らを1匹たりとも通すな!」


壁に囲まれた空間で味方の犠牲も問わずに一斉に突撃してくるような場合は安全な距離をとりながら下がって攻撃するのに限る。


小隊は後退を始めるが、一斉射撃の勢いは止まらない。

通路の先には大量のオークとサイクロップスの死体が積み上がっており、干渉によりその身体は青い煙となって霧散した。

それでも一切の迷いなく奴らは侵攻してくる。


「セントラル。現在の討伐数は幾つだ?」


『現在ゴブリンが154体、オーク45体、サイクロップス24体です。増援は増加中。』


「後方に回り込んで叩こう 後衛は上空から援護しつつ回り込め 数人は上空に残って支援を続けろ」


この通路は幅5m、高さ15mほどあるため上はガラ空きだった。


バババババッ


後衛の部隊が飛び上がり機銃とブラスターを放ちながら通路の奥へ飛翔すると、オーク達は驚いた様子で悶えながら後ろを振り返り動きを止めた。


後衛から分かれた5人の親衛隊は上空を移動しつつ弾の雨を降らせる。


残りの部隊は20m程奥に進むとモンスターの隊列が途切れている場所を発見し降り立った。


「グギャァァァ!」「グォォォォ!」


完全に統制を乱されたモンスター達はどこを攻撃すれば良いのか分からなくなったようで

その場で悶え苦しみながら次々と倒れていった。



「掃討完了しました。」


「ご苦労、先を急ごう」


数百体のゴブリンとオーク、サイクロップスの軍勢を全滅させると回収できる範囲で魔石と武器を回収しつつ先を急いだ。


並の人間ではおそらく瞬殺されてしまったであろう暴力的な数だったが、接近されなければ火力で勝るこちらに指一本触れることはできない。


通路は地下に向かって入り組んで伸びているようで、進んでいると散発的にコウモリ型のモンスターに襲われたり

ムカデのような気色の悪い大型モンスターに毒液を吐かれたりもしたが、親衛隊の前では虫ケラも同然だった。


最初のゴブリンの攻撃に比べるとかわいいものだ。


「うーん…」


『如何されましたか?マスター』


「なんかおかしくないか?」


『何がでしょうか?』


「いや敵が弱すぎるんだよ 最初のゴブリンのバンザイ突撃と比べたらあまりにも敵に勢いが無いというか…

何というか…俺たち誘い込まれて無いか?」


『その可能性も考えられます。現在ここはちょうど地下50m地点、今のところ遺跡に関する有力な手がかりも発見できていません』


「だよなぁ…今まで以上に警戒しておくか」


そうこうしているうちに2時間後、ついにモンスターと遭遇しなくなってしまった。


「いよいよきな臭いぞ ん?あれは…」


しばらく同じような通路を歩き続けていると目の前に5mほどもある大きな扉が見えてきた。


「スキャニング…うぉ!」


ゴゴゴゴゴ…


目の前のドアにスキャニングをかけると同時に勝手に扉が開いた。


「どうやら…ここの主がお待ちのようだぜ…全員警戒しろ!」


スキャニングはドアの向こうの部屋にも届き、そこに1つの生命反応があることがわかった。


だがその圧倒的な大きさにスキャニングをかけるまでもなかった。


「ギギギギギ……」


高さ20mほどもある金の装飾をあしらわれた巨大な石像が動いていたのだ。


「ゴーレムだな…しかもただのゴーレムじゃない!ファースト!後ろのドアにつっかえ棒を噛ませろ 多分それ絶対閉まるから!」


俺は地面に干渉光線を当てると鋼鉄のつっかえ棒を作り出してファーストに渡した


「は、はいかしこまりました!」


ファーストは困惑しながらもつっかえ棒を片方の扉の隙間に差し込み、パンチで押し込む。


すると予想通りゴゴゴ…と扉が動き出したが、つっかえをした方の扉はギギギ…と嫌な音を立てて閉まらずにいた。


「あぶねー危うく閉じ込められるとこだったな。退路も確保したしやることはひとつ!

対大型モンスター討伐陣形!爆発物の使用を許可する!」


そう号令すると親衛隊が全員ロケットランチャーを装備し飛び上がった。


縦三列に10人ずつゴーレムを中心に円を描くように飛び回る。


「一斉射!」


「ガガガガ…」


あらゆる角度からゴーレムに対して爆発の応酬が払われる。


この陣形は同じくらいの大きさのモンスターであるタイタンを効率的に狩るために考えられた陣形だ。

機動力を活かして全方位から高火力を浴びせる。


「やったか?」


しかし、粉塵が晴れるとそこには無傷のゴーレムが立っていた。


「な、何ぃ!!まさか…!」


咄嗟に俺は飛び上がりブラスターを浴びせ気がついてしまった。


「コイツにもバリアが!クソッ!!」


「フォッフォッフォッ…」


ゴーレムはまるで効いてないぞ言わんばかりに笑い声のような音声を発する。


「あいつ知能があるのか?厄介だな…」


高い知能があるモンスターは厄介だ。ゴブリンもそれなりに知能はあるが雑魚なので特に問題にならない。

しかし、目の前のゴーレムは違う。

あの圧倒的な質量と、まだ見えぬ本領がある場合非常に厄介だ。


(一度下がって様子を見るか…?いや、ここはあえて攻撃を与えながら逃げ回るか、なら…)


「全隊員につぐ!陣形を解除し散兵戦に切り替えろ!機動力で掻き乱しつつ火力で圧倒しろ!」


空中の親衛隊達は陣形を解くと、今度はランダムに飛び回ったり、地上を走り回りながら攻撃を加え始めた。


『マスター、あのバリアがあっては無意味です。一度後退しては?』


「そこなんだよ。俺はちょっと思ったのさ。あのバリア…果たして無限かな?」


『なるほど、マスターのご慧眼には感服いたします。』


「大袈裟だな。俺の予想だとあれはゴーレムの中にあるエネルギーを消費して発動させている。つまり、こちらで蚊蜻蛉のように鬱陶しく攻撃を続ければ奴はどんどんエネルギーを削がれていく。いずれあのバリアが使えなくなるまでな…」


しかし、状況は一変した。


『対象から高熱原体反応!』


「まずい!!全員避けろ!!」


「ご主人様!!」


ゴーレムの両腕の指の先、そして顔の前にエネルギーが収束したと思ったら次の瞬間

あらゆる方向に向かって赤く光る熱線が放たれた。


護衛部隊が前に出て大楯を構えようとしたが俺は咄嗟に前に出て左腕を突き出した。


「ウェーブシェード!!」


ブォォォォンと手のひらから放射状に空間に歪みが生じ、青白く光る粒子が高速で対流し始めた。


こちらに向かって頭部から放たれた極太の熱線は、俺たちに届く数メートル前で屈折し、あらぬ方向へ飛んでいく。


ウェーブシェードは空間に干渉して、空間を湾曲すると同時に

余波で干渉した空気の分子を操作し対流を起こすのだ。

これによってビームや実弾は対流に絡め取られて干渉を受けながら減衰し、空間湾曲域に突入すると進行方向を変えられてしまうのだ。


「被害状況は!」


「被害は軽微!作戦継続可能です!」


そう、こちらもバリアが使えないとは言ってない。

親衛隊の装備には衝撃や高熱を発散し、受け流すフィールドが常時展開されているのだ。

掠った程度では傷もつかない。


ただ、数名装備の一部を溶かされたらしいが自己修復機能でみるみるうちに再生されていく。


「攻撃の手を緩めるな!あの大技を放った後だ!相当消耗してるはずだ!」


「ガガガガギギギギギ…」

ゴーレムは攻撃をやり過ごした敵を見て、頭に来たのか

今度は大振りな動きに出た。


ゴーレムは真っ直ぐ俺に向かって突進を始めた。


「おっとそうはさせるか!」


右腕の掌から干渉光線をゴーレムの足元の床に当てるとぽっかりと穴が開き、見事にゴーレムは足を取られて体勢を崩した。


「ガガガ!」


ズドォォォンと岩や土を巻き上げると前のめりに巨体が倒れると同時に

ゴーレムを纏うエネルギーが発散したのを感じた。


「今だ!畳み掛けろ!」


親衛隊はあらゆる装備を掃射して凄まじい爆音と共にゴーレムを滅多打ちにする。


側から見ればただのリンチだ。

俺も攻撃に加わりながらひたすらに打ち続ける。


「ガガ…ギギ…」


ゴーレムは痛みを感じているのか、苦しそうにもがく。

必死に立ちあがろうと腕を立てようとするところに俺はいやらしく集中砲火して阻止する。


「お?もう終わりか?ん?さっきまでの威勢はどうしたんだよ!ほら立ってみろよ!ほらぁ!!」


「ググ…ググググ…!」


心底キレているのか、さっきよりも動きが激しくなったが未だに立ち上がることすら邪魔されてできない。


今やゴーレムの体はボロボロで、あちこちに爆発のクレーターが出来ていた。


右腕と左脚に至っては付け根からもげている。


それからは一方的な攻撃に為すすべなく粉砕され

ゴーレムの目から光が消えていった。


「ご主人様、お怪我はないでしょうか?」

メイドリーダーのファーストが駆け寄って心配そうに装備をチェックしてくれた。


「あぁ、全く問題ない。みんなご苦労だったな早速調査に入ろうか。」


俺はゴーレムの亡骸をよく調べることにした。


破壊された胴体にはやはりあの魔石らしきものが露出していたが、色が暗い黄色だった以外に目立ったものはなかった。


「おぉーこれは中々立派な魔石だなまぁヒビ入ってるけど…身体は…ただの岩となんかの合金か…どう見ても駆動系の構造はなしと…」


結局ゴーレムからはなんの手がかりも得られなかったが、部屋を調査していたメイドの一人が何かを見つけたようだ。


「ご主人様!こちらにお越し下さい!気になるものを見つけました!」


「フィフスか、すぐにいく。」


今は装備に隠れて分からないが、フィフスは青髪ロングのお姉さん的な見た目をしている。


フィフスの元に飛んでいくとそこには何かの紋章のような壁画が描かれていた。

幸い先の戦闘では傷付かなかったようだ。


「ほぉこれは…ゴーレムに隠れて見えなかったが何かありそうだな…ん?これは?」


紋章の中心部には綺麗な亀裂があり、その亀裂を跨ぐかのように円形の窪みがあった。


「ははーんなるほどな、お決まりのやつだな」


先程回収したゴーレムの魔石を迷うことなくその窪みに嵌め込んだ。


「ご、ご主人様!何をなされるのですか!まだ調べ終わってないのですよ!」


ファーストが焦った様子であわあわしているがもう遅い。


「まぁ見てろって」


すると魔石が光り始め、そこから紋章に光の流れが出来始めた。

紋章全体が輝くとズゴゴゴという音と共に

壁面が複雑に動き出し壁が無くなっていった。


「これは…」


「だろうな、ゴーレムを倒さないと先に進めないようになってたんだろうな」


壁の奥からは眩い光が差し込んでくる。


「この光は一体…」

メイド達は目を丸くしてその光景を見ている。


「多分、ここが終点だな…」


眩い光を進むと目の前に均等に影がかかっているを発見した。


「なんだ…これは…!」


偏光フィルターをかけるとそこに椅子のような台座が現れた。

椅子の上には骨のようなものが落ちている。


それも一つじゃなく光の発生源を取り囲むように並んでいた。


「骸骨か…この遺跡の関係者か?スキャニング」


スキャニングを行うと、遺骨は全部で10体、性別は男性7、女性3、いずれも死後200年は経っているのが分かった。


「ご主人様、これは一体どういう状況でしょうか?」

後ろからやってきた他のメイド達と親衛隊が辺りを見回している。


「多分だが、この部屋の管理者だったんだろうな。それに気になるのはこれだ。」


光の発生源の前に置かれた石碑らしき構造物を見上げる。


文字のようなものが書かれているが、未知の文字だ。

実はこの建物の外壁やここまでくる道のりの最中で所々見つけていた。


「セントラル、この文字を翻訳できるか?」


『情報が足りません。一度情報収集のため遺跡の外壁の調査を進言いたします。』


「分かった。一通り調べたら地上に戻る。中心のやつには触るなよ!」


「かしこまりました。」


俺たちは一通り部屋の構造や遺留物らしきものを調べると地上に帰った。


-地上-


地上に戻るとすっかり夜だった。


大型の照明を作り辺りを照らしていくと、鬱蒼とツタや木、コケに包まれたおどろおどろしい廃墟が夜の闇に照らされた。


「これより外壁の発掘調査を開始する!まずは外壁の清掃だ!傷つけないように注意しながら植物を片付ける!親衛隊は分隊を編成して周囲の警護につけ!敵を引きつけるかもしれないから銃は極力つかうな!」


「「了解」」


それから数時間に渡るひたすら地味な発掘作業が続いた。

俺はひたすら干渉光線で植物を除去しながらセントラルに情報を渡す。


時折、メイド達が差し入れを持ってきてくれるのでヘッドギアを外してそれを食べながら発掘作業を続けた。


6時間後、夜が明けて辺りが明るくなってきた頃外壁が見違えるようになると、その全貌が明らかになった。

まさしくマヤのピラミッドのような外見をした構造物で

そこには所々に文字が彫られていたのだ。



『ご主人様、解析完了しました。翻訳成功です。』


「でかしたぞ!なんて書いてあった?」


『では入口の文字を翻訳します。-セファダンジョン-だそうです。』


「セファダンジョン?この遺跡の名前か。やっぱここダンジョンだったんだな。」


『石碑の文字も解読できました。読み上げます。

-アルテミス王国調査団一同ここに記す。我らはアルテミス2世国王陛下のご命令でケルス聖国から派遣された調査団と共にこの地の調査に赴いた。

この調査に赴くことになった理由は、セファ大森林から強力な魔物が連日現れ周辺に大きな被害を出していたのだ。

先発隊の調査の結果、森の中心部

つまりこの場所に魔物の発生源があると突き止めた。

多くの犠牲を払いながらも苦難の末たどり着いた後、最新部から発見されたこの遺物の魔力は膨大で

放っておけばそのまま魔物を生み出し続け、ここから動かせば何が起こるか見当もつかない。

我々は最低限の人員、つまり我々だけを残してこの膨大な魔力を用いて森ごと封印してしまうことに決めたのだ。

我々は未来をここに到りて守護者を倒した勇気ある来訪者に託す。

どうかこの遺物を任せた。

残された者達よ



正直すまんかった。これ無理。手に負えんわ。


-調査団一同-


との事です。』



「……は?って事はこいつらが俺たちをこの森に閉じ込めてた原因を作ったのか?」


『そうなりますね』


「はぁ…なんかもう怒りを通り越して呆れてくるわ…つまりこの遺物とやらを無力化しようとしたけど失敗して俺たちに丸投げしたってことか」


『そうなりますね』


「まぁバリアと魔物?の発生源を突き止められたんだ。

つまりコイツを除去すればバリアは消えるんだろ?」


『おそらく。しかしバリア内の魔物はそのまま解き放たれることになります。』


「つまり、このままバリアを壊すと奴らが周辺にデカい被害を出すと…となるとある程度数を減らさなきゃいけないな」


「ご主人様、我々の出番でしょうか?」

ファーストが嬉しそうに顔を輝かせる。


「そうだな、でもまずは作戦会議だ 無理に突っ込んでも意味ないからな

ここは頭を使って…組織的に…確実に息の根を止めやるのだ……フハハハハ!」


「流石ですご主人様!!」


レイの高笑いはダンジョン中にこだましたのだった……

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