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しいなここみさん作:牛ノ首

 この世に、斬れぬモノ無し


 投稿者: サカキショーゴ


[2022年 09月 26日 06時 42分]


 それは、1人の死刑執行人……ではなく、御様御用――すなわち死体で刀の試し斬りを行う仕事に就いていた男に取り憑いたモノに関わる物語。


 彼は当初、人を斬る事に対して何も感じていなかった。

 己の心を無にしていたからかもしれない。たとえその相手の近くに、仏の姿を幻影として見たとしても……彼は容赦なく斬っていった。


 だがある日の事。

 暴れ牛が自分の住む場所を襲撃し。


 そして、その牛の首を斬り落としたその瞬間。


 男の中で――“何か”が変わっていった。


 これは、狂気の物語。

 もしかすると誰もが持っているかもしれない“ヒトの業”の物語。

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