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第一章 出会い

初投稿です。

続きは現在執筆中です。

金曜日の夜八時、

この時間は「花の金曜日」と呼ばれて一週間の頑張りを思う存分楽しむことによってストレスを解消をしていくサラリーマンにとっては至福の時間である。

しかしその「花金」を楽しめない一人の男がいた。

「仕事辞めたい」

それが社会人二年目になる陽仁の口癖であった。


陽仁はこのセリフを毎日帰宅して発しているのだ。彼は趣味と言える趣味がないことや、子供の頃から友達を作ることができなかった為休みという物はただ何もせずに過ごす物でしかなかった。

その中で陽仁はその性格から社会に出てもコミュニケーションがうまくいかず会社でも腫れ物扱いされていた。彼は悪循環が続いている状態であったのだ。

そんな中陽仁が風呂に入ろうとした時に、シャンプーが切れていることにある気付いた。彼はシャンプーを買う為に近所のコンビニに向かった。外には学校帰りの学生の集団や、会社帰りに飲みに行ったであろうサラリーマンの集団を尻目にコンビニへと向かう。


そのコンビニへ向かう途中に耳からギターの音色が聞こえた。

「こんな時間に何やってんだよ」

陽仁はふと興味本位でそのギターの音の鳴る方へ向かっていくと高校生ぐらいか、一人の少年が路上で弾き語りをしていた。

「これが路上ライブか」

最初にそう感じた陽仁だったが少年の歌を聴いた時、何か体に今まで感じたことのないような感覚を味わった。少年の歌はそこまで上手くはない。ギターだって素人目線からすればプロのミュージシャンと比べても明らかに劣っていると思う。

だがしかし、少年の歌声はプロのミュージシャン以上に、訴えかけるような声、表情、ギターの弦を弾く指。陽仁は思わず

「すげえ・・・」

そう口をこぼした。

歌に聞き惚れていたのかいつの間にか弾き語りは終わっていた。陽仁は思わず拍手をした。すると少年は、

「聞いたなら金払えよ」

と言ってきた。陽仁は

「金がないのか?」

と問いかける。すると

「俺の仕事だから」

と返した。何故少年はあそこまで力を入れて演奏ができるのか、それは、生きる為にやっていることだったからだ。

陽仁はそう納得した次の瞬間に、

「グゥー」

と少年のお腹が鳴った。

「晩飯でもいいか?」

と陽仁が言ったら、少年は頷いた。

半日かけて作りました笑


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