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黄昏の箱庭  作者: 天音凛
第四章・昴~君想う、禁断の黄昏~
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起.昔話

 ある小さな世界に、二人の神がおりました。

 一人は創造、もう一人は破壊。

 二人はその力で数多の命を紡ぎ、世界は生命にあふれました。


 ――――しかし、月日が流れて生命が知恵をつけた頃、次第に創造と破壊のバランスが崩れ始める。

 生命は欲望のままに、搾取と破壊行為を繰り返したのだ。


 創造の神は必死に力を使い、何とかバランスを戻そうとしたが、それでも再生が間に合わなくなり、次第に弱っていった……。


 悲しんだ破壊の神は、一度全ての命を抹消し、創り直そうとしましたが、創造の神はそれを拒絶。

 どれだけ懇願しようとも、絶対に首を縦に振る事はありませんでした。


 ――――そしてとうとう創造の神は力尽き、たった一人の神を残して、創造無き世界は結局滅んでしまう。


 彼の叫びは空を引き裂いて大地を割り、とある一つの世界は粉々に消し飛んだのだった。


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