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ちょこっとだけ更新します。
肩を落としてノアの入れてくれた紅茶をノンシュガーで飲みます。
あっ、ノンシュガーは大事なところですよ。
一口飲んで大きなため息を吐きます。
あれから三人やってきましたが、全員同じ反応でした。
むしろ最後の4人目は私の目の前で舌を噛み切った。
まぁ、噛み切れなくて余計苦しい思いしてたけど。
あっ、ちゃんと治療してもらいましたよ。
その上なにもお咎めなしにしましたよ。
っていうか、自害するくらい私のことを嫌っているのかと思うと悲しくなる。
今までの行いは私がやったわけじゃないのに。
「デブ姫様。差し出がましいようですがデブ姫様の評判は地に・・・いいえ地獄の底まで落ちているんです。一日、二日でその評判が消えるわけではありません」
落ち込んでいる私にアンが声をかけてくれます。
子供をしつける時は
いい子にしないとケーリーン様が来るよ!
私はなまはげかい!
(あっ、私の前世は秋田出身ではありません。
祖母が秋田に住んでいたので、そこで言われていたんですね~。
って、誰に説明しているんだ?私)
「大丈夫ですよ姫・・・デブ姫様!これ以上評判は下がりませんから」
にっこり笑いながら優しいフォローありがとう。ノア。
地獄の底より下はないものね。
でもね、慰めになってないよ。更に私に現実を突きつける結果になっているよ。
ノアの言葉に肩を落としてみたものの、私の肉襦袢によって落ちる肩が見えない。
自分の記憶が戻ってから分かっていたことだ。
最低最悪の王族の一員だってこと。
過去何をやったかも分かっていたはず。
でも、実際に見たり感じたりすると精神的にキツイよ。
神様、嫌われすぎて私心が折れそうです。