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魔王様はお年頃

温泉

作者: アベベ

ちょっと一息、バトルばかりじゃ疲れるよね♪

「ディアナ、美女だけど、肌もきれい!」

「そういうチェルシーも、なかなかのいいものを、持っとるではないか! 少し揉ませい!」

「キャッ! ディアナ、やめ、あん……」

 男どもは、声から推測してる。その姿、神の如く!

「やったわね~! ディアナのおっぱいも、揉んじゃうからね!」

「待て、私はよい! 感じ易いのだ!」

「ぐはっ!」

 ナンバーが鼻から血を、吹き出した!

「大丈夫かナンバー! これからだぞ!」

 そういうキディも、鼻から血を流してた。

「そろそろ、出ましょ!」

「ああ、疲れが癒えた!」

 ふっと気が抜けた、男どもは地面に転がる。

「もしかして、聞こえてた?」

「い~や、何の事だか……」

 そういうゴルチェは、顔から血を拭き取っていた。

(俺だけはしっかりしないと……)

 と、胸に刻むアルフレッド。

「今度は男どもが入るがいい! 疲れを癒せ」

「ご主人様、私は……?」

「ん~と、そうだな……諦めろ」

「そんな~」

 温泉に入れず、肩を落とすケルベロス。温泉から出て、ケルベロスで駆ける事一日。

「腹が減りました」

 ケルベロスから禁句が出た! 禁句と言うのは、皆もお腹は空いてるのと、ケルベロスの食料代だ! とても払えない。また、食うのは当然肉類だろう。人でも食いかねない!

「よし! ここで食料を集めよう! 肉類中心でな! ケルベロスは人間食うなよ(笑)!」

 皆それぞれ食料を探した! チェルシーは木の実を沢山採った。キディは蔦を切って、水を集めた。サヘルはなぜか、どんぐりを集めた。ドルチェは猪を一匹捕まえた。ナンバーは雛鳥と卵をてにいれた。

 そして、問題のアルフレッドだが、洞窟を見つけ、中に入ると、テーブルを囲み、椅子に座り、アルフレッドを見て、唖然とする【ワイルドウルフ】狼人間、の家族……。

 食べる為に捕まえるか?

 子供もいるのに捕まえていいのか?

 葛藤するアルフレッドは、ある事を思い出す。ディアナに食物連鎖を、教えた時の事だ! それから考えると、「食べちゃだめだ!」だった。向こうから、襲ってくれば、躊躇いもないが、一家は、細々と暮らしているだけだ。

 約束の時刻、日が傾いた時、皆は集まった。それぞれの収穫を報告した。

 ディアナがなんと、巨大カエル【ケロッグ】を捕まえてきた。

「キャー! カエル~!」

 チェルシーは、アルフレッドの後ろに、隠れた。

「ろく、なな、はちはカエルが好物なのだ!」

「ご主人様ありがとうございます!」

『……。』

読んでくれてありがとうございます!息抜きも大事です。

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効能は疲労回復
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