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第四十六話 愛されざる者

 ミネルバside


 霊夢に念を押してから、地霊殿と呼ばれる屋敷の扉を押し開けた俺は…


【ミネルバ】

「っ!!」


 中から突風のように吹き付けてきた狂気と殺意に、思わず意識を手離しかけた…マジ、かよ?外から感じてたこの威圧感は、扉越しに僅かに漏れ出てたものだったのか?

 ……逃げたい!俺一人なら、今すぐこの場所から離れたい!

 何なんだ?この気は?ただの威圧感じゃない…殺気とも違う……まさに、狂気!威圧感なら、威嚇という意志がある…殺気には殺意という意志が…意志があるなら、それを曲げ、逸らし、回避する手立てがある。だが…狂気には、意志がない…逸らすも何もない…こちらの意志は一切通らない!

 俺は、それを知っている…近づくもの全て、ねじ伏せ、飲み込み、喰らい尽くす…それが、狂気であるという事を、俺は知っている。

 だからだろう…ここにいるメンバーの誰よりも、俺が一番恐怖を感じているのは…。


【霊夢】

「……バ…ミネルバ!」


【ミネルバ】

「!?」


 霊夢の呼ぶ声で、やっと思考が帰ってこれた。


【霊夢】

「本当に大丈夫なの!?」


【ミネルバ】

「…あぁ…」


 しっかりしろよ、俺!こんなとこで気を失ってる場合じゃねぇんだ!俺は、こいつを…霊夢を、守らなきゃなんねぇんだ!

 奥歯を噛みしめ、気をしっかり持って前を見据えた。

 ロビー正面の大階段の上に…そいつは立っていた…俺たちが来るのを待っていた、そう言わんばかりに、悠然と…


【ザルバ】

「やっと来てくれたね。シザーたちにやられちゃったのかと思ったよ。」


【ミネルバ】

「てめぇが、ザルバか?」


【ザルバ】

「そうだよ。僕がザルバ…妖食いのザルバ、なんて言っても君たちには聞き馴染みないよね?」


 …隙が、無い…ペラペラと無駄口叩いてやがるのに、ヤツの立ち居振る舞いの何処として隙が見当たらない…おまけに立ち位置も悪い…まぁ、当然か。誘いでもないのに、そんなホイホイと隙を見せるような奴が、こんな堂々と正面に陣取りしねぇよな。


【妖夢】

「…強いですね、彼。」


 後ろにいた妖夢が声をかけてきた。


【ミネルバ】

「あぁ…その上、心の中もヤバい…どす黒い狂気が渦巻いてやがる…」


【妖夢】

「先手必勝…隙あらば、私と咲夜さんで仕掛けますか?」


【ミネルバ】

「止めとけ…隙なんか見せてきたら、それはむしろ誘いだと思った方がいい…」


【ザルバ】

「あ、そうそう…」


 言ってる矢先に、ヤツは俺たちに背を向け背後に置いてある物を拾おうとしだした。

 背中はガラ空きだ…だが、言うまでもなくこれは誘いだ。こんな見え透いた行動に引っかかるバカは…


【霊夢】

「幻想空想穴!」


【ミネルバ】

「いたぁーーーっ!!」


 あのバカ!

 俺もすぐさま動いた!霊夢の援護?違う!


【ザルバ】

「危ないなぁ。」


 ガキィッ


【霊夢】

「!?」


 振り返りもせずに、ザルバは霊夢の御幣を片腕で受け止めた。霊力を込めた御幣の一撃は、並の妖怪なら吹っ飛ぶハズなんだが…片腕で止めて、しかもビクともしてねぇ!


【ザルバ】

「…そっちかな?」


【霊夢】

「?きゃっ!?」


【ミネルバ】

「霊夢っ!?」


 ヤツの左側へ回ろうとしていた俺は、慌てて急ブレーキをかけた。

 霊夢がはじき返され、吹き飛ばされる方向を読んで動いたつもりだったが、その予想に反して霊夢は俺目掛けて飛ばされてきた。


 ドンッ


【ミネルバ】

「くっ!霊夢!大丈夫か!?」


 飛んできた霊夢を受け止めたはいいが、あまりの衝撃で俺も尻餅をついて一メートルも押された。

 アイツ…ほとんど腕を動かしてなかったのに、飛んできた霊夢はまるで砲弾みたいだったぞ!


【霊夢】

「ミネルバ、ありがと。助かった…わ…え?」


【ミネルバ】

「ん?あ…」


 霊夢の反応を見て、俺はやっと自分の右手が何処を押さえていたか気づいた…サラシのせいで分かりにくかったが、俺の右手は…


【霊夢】

「きゃああああっ!」


【ミネルバ】

「うわっ!ちょ、待てっ!?」


 バチィンッ


【ミネルバ】

「へぶっ!?」


【ザルバ】

「あれ~?こんなハズじゃなかったんだけど…まぁいいや。はい。」


 ドサッ ドサッ


 …いてて…ザルバのヤツが、何か投げて寄越した。あれは…誰だ?


【妖夢】

「そんな!小町さん!映姫様!」


 そいつらは妖夢の知り合いらしく、表情から察するにかなりの腕利きだったようだ。妖夢の表情には、まさかこの二人が、という感情がありありと浮かんでいる。


【ザルバ】

「僕の封が解ける前に片をつけようとしたみたいだけど、残念あと一秒間に合わなかったよ。」


【妖夢】

「くっ!おのれ、外道が!」


 妖夢が刀を抜くと同時に、俺と霊夢以外の全員が臨戦態勢をとった。


【ザルバ】

「……フフ。」


【ミネルバ】

「っ!?霊夢、立てるか!」


【霊夢】

「えぇ!」


 この人数差を相手に、ザルバは不気味な笑みを浮かべて立ったままだ。勝てる自信があるのか?あぁ、当然か…実際、こちらにかなり都合のいい計算をしても、ギリギリ勝てるかどうかだ。


【??】

「何だ?まだ片付いてねぇのか?」


【ミネルバ】

「っ!!」


 ザルバの背後に、突然そいつは現れた!

 身長、二メートル…いや、もっとある大男だ!蟀谷から生える二本の角…あいつ、萃香たちと同じ鬼か!?


【ザルバ】

「禅蔵、早かったね。」


【禅蔵】

「フン、あの程度じゃな。」


【??】

「……」


 もう一人!今度はザルバと体格はさほど変わらない…青い長髪の男。目元が隠れるほど前髪も長く、表情がイマイチ窺えないが…あまり気分はいいようじゃない。まだ本調子じゃないって事なのか?

 だが、どちらにしても…この三人の実力…ほぼ同レベルだ。ザルバ一人でギリギリ勝ちを拾えるかどうかだったのに…ヤツの同クラスの連中があと二人も?

 ……ムリだ…勝つどころか、逃げ切る事すら困難になった……。


【ザルバ】

「探し物は見つかったのかい?水難斗?」


【水難斗】

「…いや。」


【ザルバ】

「ふーん。まぁ、今度ゆっくり探せばいいじゃない?」


【禅蔵】

「それはそうと、こいつら…どうする?」


 鬼の男…禅蔵と呼ばれたそいつが、俺たちを指さしてザルバに尋ねる…ザルバの返答を聞くまでもない、次の瞬間、ヤツらも一斉に動く!


【ザルバ】

「…放っておいていいよ。当代の博麗の巫女も、大した事なかったし、他も僕らの脅威にはなりそうにないし。」


【ミネルバ】

「なっ!?」


【ザルバ】

「何より、弱すぎてつまらない。」


【魔理沙】

「んだとーっ!」


 ザルバの発言に、案の定というか魔理沙がブチ切れた!マズい!挑発に乗るな!


【魔理沙】

「弱いかどうかは、こいつを喰らってから言ってみろだぜ!マスタースパーク!」


 ドォーンッ


【魔理沙】

「いっけぇっ!」


【禅蔵】

「…フン。」


 ボッ


【魔理沙】

「…え?」


 ズガァァァァンッ


 …何が起きた?

 魔理沙のマスタースパークが、掻き消されたと思ったら…魔理沙が…吹っ飛んだ?


【魔理沙】

「…がはっ!」


 ボロボロになって、壁に叩きつけられている魔理沙…診察の必要もなく、重傷である事が見てとれる…。

 何を、したんだ?アイツら…ザルバは、全く動いてない。水難斗ってヤツも、全く動いてない。動きがあったのは、あの鬼野郎…右拳を突き出している。動きはそれだけ…まともな構えもなく、ただ無造作に、拳を突き出した…それだけ?


【禅蔵】

「…確かに、つまんねぇな。」


【アリス】

「魔理沙ぁーっ!!」


 アリスが魔理沙に駆け寄る…本来なら、この実力差で敵に背を向けるなんて自殺行為もいいとこだ。だが、ヤツらは本当に俺たちに興味が無いのか、アリスに攻撃を仕掛ける素振りも見せない。


【ミネルバ】

「…お前ら!魔理沙とその二人連れて逃げろ!今の俺たちじゃ、逆立ちしたって、こいつらに勝てねぇ!」


【妖夢】

「ミネルバさん…くっ!」


 妖夢も、実力の差は分かっているみたいで、悔しそうな表情を浮かべながら刀を納めた。


【ミネルバ】

「…妖夢!霊夢を頼む。」


【霊夢】

「は!?ちょっ、何を…」


【ミネルバ】

「早く行けっ!」


【霊夢】

「待ってよ!ミネルバも一緒に…」


【ミネルバ】

「っ!妖夢っ!」


【妖夢】

「霊夢、ごめん。」


 ドッ


【霊夢】

「かはっ!」


 妖夢の当身を受け、霊夢は気を失った。

 気絶した霊夢を担ぎ上げる妖夢…魔理沙はアリスが、咲夜は気絶した二人のうち緑髪の小さい方を、赤髪の女は…


【パチュリー】

「むっきゅん!」


 魔法で筋骨隆々化したパチュリーが担ぎ上げた…。


【妖夢】

「ミネルバさん……死なないで下さいよ?」


【ミネルバ】

「…善処はする…」


 全員が館を後にしても、ヤツらは動こうとしなかった…本当に、俺たちに興味がないらしい。


【ザルバ】

「どうしたの?君も早く行きなよ、ミネルバくん。」


【ミネルバ】

「そうも行かねぇな…」


 確かに、俺が殿を務めなくても、ヤツらは俺たちを追ってはこないだろう。逃げるのは、難しくない…だったら、


【ミネルバ】

「はぁぁぁぁっ!」


 久遠大刀を肩に担ぎ、魔力を限界まで高めた。


【ミネルバ】

「魔理沙がやられた分、せめて一発ぐらい返させろ!ギス・カノン!」


 せめて、こいつらの実際の力量を…戦闘スタイル、そして能力の情報ぐらい引き出してやる!

 氷弾を、ヤツらに一発ずつ撃った…どう、処理する?


【禅蔵】

「何だこいつは?邪魔だ!」


 禅蔵とかいうあの鬼野郎は、腕で軽く払うようにして、俺のカノンを木端微塵に粉砕した。小手先だけの技じゃ通用しない、典型的なパワータイプだ。


【水難斗】

「氷、か…元が水なら、俺には通じぬ。」


 水難斗とかいうやつは、俺のカノンを水に変えちまった…あれが、能力?水に関係する能力か?


【ザルバ】

「……」


 最後はザルバだ…躱すのか?逸らすのか?砕くのか?


 ドォォォンッ


【ミネルバ】

「直撃っ!?」


 バカな?この程度の攻撃が、まともに当たるわけが…


【ザルバ】

「……フフ。」


【ミネルバ】

「なっ!?」


 俺のカノンをまともに喰らい、氷漬けになったザルバ…だが、ヤツは氷の中で確かに、笑いやがった…


 バリーンッ


【ザルバ】

「フフフ…涼しくて、気持ちいいね♪」


 ノーダメージ?どんだけタフなんだよ、アイツ…いや、霊夢の攻撃は、確かガードしてたな。ってことは、霊力による攻撃ならダメージを受けるのか?


【ザルバ】

「あぁ、そういう事か。僕たちの力、主に能力とかの情報が欲しいんだ?」


【ミネルバ】

「くっ!」


 あっさり読みやがる…これで、もう情報を得るチャンスは無くなったな。逃げるか…


【ザルバ】

「いいよ。見せてあげる。」


【ミネルバ】

「…は?」


 な、何を言ってんだ、こいつ!?

 自分から、敵に情報を流す?何のためにだよ!あり得ねぇだろ!


【ザルバ】

「だって、僕たちの方だけ、君たちの戦力情報を持ってるのは、フェアじゃないよね?」


【ミネルバ】

「戦いにフェアもクソもあるかよ!お前、一体何を考えてるんだ!?」


【ザルバ】

「…楽しい事。」


【ミネルバ】

「っ!?」


 そう呟いたザルバの表情は、凶悪極まりない狂気の笑みに彩られ、俺がやっとの思いで奮い立たせていた戦意を…一瞬で消しちまった…。


【ミネルバ】

「チクショーっ!」


 俺は館の出口めがけ走った…これ以上やれば、確実に殺される!もう十分だ!これ以上は…


【水難斗】

「何処へ行く?」


【ミネルバ】

「なっ!?」


 バカな!一瞬で、回り込まれた!?


【水難斗】

「俺から逃げられると思ったか?ガァァァッ!」


 っ!?

 水難斗の姿が…両腕が、白と水色の縞模様の毛に覆われ、頭に丸い耳が生えた…犬歯が鋭く伸び、髪が逆立ち、前髪で隠れていた目が露わになる…縦に鋭く割れた瞳孔…こいつ、何だ?


【ザルバ】

「水難斗は妖獣…水虎のね。」


 バキッ


【ミネルバ】

「ガハッ!」


 蹴り?速いっ!何が起きたのか、一瞬分からなかt…


 バキッ ドガッ バキャッ


【ミネルバ】

「うぐぁっ!」


 くそっ!反応出来ねぇ…正面から来たと思ったら、次は後ろ、次は真横…一瞬の内に次から次へと縦横無尽に攻撃が来やがる!


【水難斗】

「遅いな、人間は…倒れるのも、ノロマすぎる!」


 ドガァッ


【ミネルバ】

「がっ!」


 俺の体が、高々と蹴り上げられた…


【水難斗】

「約束通り見せてやる。」


 ゴポッ


【ミネルバ】

「がふっ!ぶぶぶ!」


 何だ?水?空中に出来た巨大な水球の中に、俺は取り込まれていた。


【水難斗】

「フン。」


 ドドドドドドドッ


【ミネルバ】

「はばばばばば!」


 今度は何だよ?見えない何かが攻撃してきてる?これは…水圧か?


【水難斗】

「はぁっ!」


 ギュルルルルッ


【ミネルバ】

「がばぁぁっ!?」


 水球が渦を巻いて高々と上がる…無論、俺の体も巻き込みながら…そして、床目掛けて一気に落下する!


 ガァァァァンッ


【ザルバ】

「あ~あ、水難斗やり過ぎ…」


【禅蔵】

「気が立ってるんだろ。」


【ミネルバ】

「…あ、ぐ…くっ!」


 間違いない…水虎ってのが、どんな妖怪か知らないが、コイツの能力は水だ…それも、かなり広い使い方が出来る…おまけに速い……。


【禅蔵】

「おい。まだ、くたばるなよ?次は俺の番だろ?」


【ミネルバ】

「っ!?」


 お、鬼野郎が!


【禅蔵】

「うぉぉぉぉぉっ!」


【ミネルバ】

「っ!」


 な!?こいつも、変化するのか!?


【禅蔵】

「おおおオオオオッ!」


 おい、おいおいおい…何だこいつ…首が横に90°曲がったと思ったら、後頭部にもう一つ顔が…おまけに、腕まで…


【ザルバ】

「飛騨野 宿儺坊 禅蔵…二面の四腕の大鬼、封印前は鬼の四天王の一角だったんだよ。」


【禅蔵】

「「はハハ!伊吹やホシグマなんぞと一緒二スルなよ?」」


【ミネルバ】

「くっ!うおおおおっ!」


 ガンッ


 俺の拳が、禅蔵の鳩尾を打った…しかし、


【禅蔵】

「蚊でも止まったか?」


【ミネルバ】

「!?」


 ドゴンッ


【ミネルバ】

「ふがっ!」


 ボキッ ゴキッ メキッ


 …鎧の…上から……


【禅蔵】

「「ブッ飛べ!」」


【ミネルバ】

「ぐばぁぁっ!」


 一瞬で口の中を支配した鉄の味…骨を折られ、内臓までダメージが達したのは言うまでもない…たったの一撃で、だ…


【禅蔵】

「「つイで、ダ!」」


 ズドンッ


 吹っ飛ばされた俺の体に、追いかけてきた衝撃…見ると、禅蔵がまたこっちに拳を突き出していた……拳圧、か?


【ミネルバ】

「ぶはっ!」


 何にせよ…


 ズガァンッ


 壁に叩きつけられた俺には、もう…逃げる余力すら、残ってねぇ……霊夢、悪い……俺、死んだわ……。


【ザルバ】

「あーあ、二人ともやり過ぎだよ…」


 歩み寄ってくるザルバ…その様子は無防備で、隙だらけに見える…が、やはり俺の腕はもう上がらない…そんな俺の状況を、ヤツも察しているのだろう。


【ザルバ】

「これじゃあ、僕の力を見せてあげられないよ。困ったなぁ~。」


 …油断、してやがる……絶好のチャンス!

 この腕さえ、上がれば…足さえ、動けば……


【ミネルバ】

「…ぐっ!」


 くそ!動け!動けよ!どうせ死ぬなら…せめて、


【ザルバ】

「う~ん…どうしようかなぁ?」


 コイツに、一発だけでも!


【ミネルバ】

「…ギス・ランス!」


【ザルバ】

「おりょ?」


 ズドォッ


 俺の死力を尽くして放った一撃が、ザルバの胴体を直撃し、貫いた!


【ザルバ】

「……」


 驚きの表情を浮かべたまま、ザルバは沈黙した……霊夢…後、頼む……


【ザルバ】

「…フフ…凄いね。」


【ミネルバ】

「っ!?」


 バカな!?俺のランスは、確かにザルバを貫いてるのに…何で?


【ザルバ】

「…楽しいな♪」


 笑って、やがる!


【ザルバ】

「そんなに驚く事じゃないだろ?誰だって、楽しい事は好きじゃない?ただ、僕はね…人間にも、妖怪にも、運命からも愛されなかった嫌われ者…だから、いっそ何もかも楽しむ事にしてるんだ。喜びも苦しみも、幸福も不幸も、痛みさえも…僕にとっては楽しいんだ。」


 …あぁ、そうか……これが、コイツの狂気、か……




 ~おまけ・キャラ紹介~


 清原 水難斗~水妖怪の頂点~

 身長:180㎝

 能力:水(純水)を操る程度の能力


 水の妖怪、水神の中で最もメジャーなのは河童だろう。ただ、力においては水虎の右に出る水妖怪はいない。水虎の体は水、しかも純度100%のいわば純水で、物理攻撃はおろか電撃もほぼ通じない。また妖獣の側面もあり、身体能力も高い。




 飛騨野 禅蔵~両面四手の暴虐の鬼~

 身長:230㎝

 能力:一人で二人分程度の能力


 鬼の四天王の一人。幼名は宿儺坊。二面四腕の鬼で、前後左右四方八方、死角が存在しない。拳圧のみで岩をも粉砕する事が出来る。恐らく鬼の四天王の中で最強というのは事実だろう。ただ、あまりの暴虐ぶりに封印されたようだ。




 ザルバ~妖を喰らう共食い妖怪~

 身長:181㎝

 能力:妖怪を食べる程度の能力


 他の妖怪を食い、その妖力を糧にする共食い妖怪。それ故に、人間だけではなく妖怪からも恐れられ、嫌われてきた。全てを受け入れる幻想郷でもそれは変わらず、地底世界の旧焦熱地獄跡の牢獄に封印されていた。何でも楽しむがモットーらしいが、どれだけ攻撃されても不敵に笑う姿には、誰しも畏怖を覚えずにはいられまい。


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