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a broken heart.  作者:
6/9

かむ とぅー らいと。

傾向/エロ無し。

「ん…」

目を覚ますと、知らないベッドの上。

どこだっけ…ここ。

辺りを見ると、誰かの自室だろうか。

本棚や勉強机とテーブル、そして、今、俺が居るシングルベッド。

「先輩の…部屋、か。」

先輩の匂いがする。

ベッドから起き上がり、部屋を探索する。

「アルバム…?」

教科書達と一緒に並べられた小さなアルバム。

悪い、と思いつつ、パラパラと捲った。

“葵の小学校入学式”

“葵の8歳の誕生日”

“葵の9歳の誕生日”

“葵の…

葵…?

谷川、葵?

あの、谷川 葵なのか?

俺が、殺した、谷川、葵…?

「先輩、の弟…?」

先輩の名字も、谷川。

こんなに、写真を持っているのだ、間違いない。

じゃあ、何で、俺、なんかに優しく?

「長瀬、起きた…」

「っ!!」

先輩が入室してきた。

気まずい空気が、部屋一杯に広がった。

「見た、のか?」

早足に俺に近づき、俺からアルバムを奪った。

「ごめん、なさいっ…

俺、俺っ、先輩が、葵のお兄さんって、本当、に知らなかっ、た。」

殺される?

いままで、先輩はこの瞬間をどれ程待ち望んでいたのだろう。

好きに、殴って、好きに、殺せばいい。

「ごめん。

いつか、話す気でいた。こんな形で知られたくなかった。」

与えられたのは、痛みではなく、

先輩の、温もりだった。

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