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プロローグ 【終わりは始まりの合図】
「はぁ、、はぁ」
喉が痒くなるほどの息苦しさに彼は酸素を欲していた。
視界は揺れ、持っている剣は鉛のように重たく、脚はガタガタと震えている。
「遂に追い詰めたぞ、魔王!!」
震える脚を剣を握ってない左手で叩き叱咤し、一歩、また一歩と横たわっている魔王へと近づく。
仲間は皆死んだ。友も、愛する者も、全て、全て。
今にも息絶えそうな魔王に剣の矛先を向ける。終わる、これで皆の死が報われる、生きている民が安心して暮らせる。
「⋯覚悟」
バキッ!
なんだ?その瞬間薄氷が割れるような音がした。
「あぁあ、まぁた、このENDだ。」
誰の声だ、魔王の声ではない、声の方に顔を向けるが魔王しかいない。
気づくと魔王の体は光の粒子となり消えていった。
「なん⋯だ?」
視界にヒビが入り、世界は崩れていく、分からない、何が起きている?
気づくと勇者の身体は魔王と同じ末路を辿ろうとする身体は分解され、粒子となり崩れていく。
「何、が、お、きて。」
その瞬間世界は崩壊した。
──────────────────────────────今回もつまらなかったな、次はどんな物語が俺を楽しませてくれるんだろう。
物語の前日譚みたいな立ち位置です。




