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ヴォガニ防衛戦

間隔があいてしまいました。

「全艦出航!!」

 私が指令を下すと、私と大尉の艦隊を中央に複縦陣で出航した。


 数時間後、我々は、敵本土に潜入部隊を投入し、撤退を始めていた。二艦隊は合流し、敵の海域から離脱を行っていた。

 しかし、前線部の哨戒線で敵の旧式駆逐艦とフリゲート計5隻の艦隊と接敵した。


 我々の艦隊は、敵艦隊に砲撃を行いつつ、全速力で撤退した。


 潜入部隊の侵入を成功させた4か月後の1912年9月、我らの諜報部は潜入拠点のある海岸部の小さな町ヴォガニを制圧する作戦を立てているという情報を入手した。

 わが軍は、その街の北方5kmに位置するシャパツ市に協力者を集め蜂起を行い、ヴォガニの友軍を救出するとともに、海岸部の都市を占拠し、ここにある港を確保することで主力軍の上陸を行うことを決めた。また、このシャバツ市の郊外には武器庫があり、蜂起後主力軍とともに武器庫を制圧することで反乱民兵の武装を賄うこととした。


 この作戦において重要なのは、包囲軍をひきつけ、意識をヴォガニに集中させるためにヴォガニの守備隊とその後の反抗作戦では戦力差を埋めるため民兵兵力が重要となる。

 現在潜入部隊が接触を図り協力関係を構築できている地下組織や反体制派のうちヴォガニ・シャバツのあるカーブリ州にいるのは、人口60万人に対し総勢10万人しかし、地下組織で武装訓練を受けているのは、そのうち4万人であり、ほとんどは戦力として期待できない。


 敵軍は現在ヴォガニ制圧のために歩兵師団2個と装甲師団1個を包囲のために向かわせている。包囲前に地下組織人員1万人とヴォガニのほとんどの住民、反体制派住民を入れ替え戦闘に備えなければならない。ヴォガニの人民は、精力的に働き包囲される頃にはヴォガニは敵の進攻に備えたバリケードなどの簡易的な要塞化を完遂して、ゲリラ戦闘に備えていた。この防衛線の形成のために我々は、小型艦やタルクをはじめとする潜水艦による輸送や夜間特に光源の少ない日に物資の空中投下などで物資支援を行った。これにより、ヴォガニには籠城戦に備え潤沢な武器弾薬食料が備蓄されている。


 次に作戦当日のわが軍の行動だがわが軍の航空隊は前日港湾を襲撃し、敵主力艦隊を攻撃し、迎撃を封じた上で全艦隊護衛の下歩兵・装甲師団全師団をシャパツ沖に待機させ蜂起に前後して歩兵部隊の先遣隊が近くの海岸に上陸し、その後反乱軍を共闘して港を確保し、主力部隊を王リクさせるという作戦だ。


 作戦準備を整え、作戦決行は1912年9月15日に決まった。


 これに先立ち敵軍は10日、ヴォガニ占領作戦を決行した。

「徹底的に引き付けろ!」という地下組織べレニエ指導者のフスの命令に従順に従いべレニエ構成員は、町のいたるところに身を潜めていた。

 敵軍は、中戦車二両を中心に歩兵500人を先遣隊として進出させた。

 ドカーン

 突然、敵戦車の一両のエンジンが炎上した。通り過ぎようとした建物の中に潜伏していた反乱軍が対戦車バズーカを発射したのだ。

 これが合図だった。反撃しようとする二両の戦車と敵歩兵に

 ダダダダンッ バアンッ バアンッ

 隠されていた対戦車砲や機関銃陣地の一部が攻撃を開始した。三方からの攻撃に、戦車二両は行動不能に陥った。また敵歩兵も部隊より突撃に出たり、撤退したりと指揮が混乱した。結果として突撃した歩兵は全滅。孤立した戦車二両には肉薄攻撃が行われた。


 ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ

 一人が何度も戦車のハッチをシャベルで叩く。またある兵は、

「オラァ死ねぇ」操縦士用ハッチに銃剣を刺した。やがて、上部ハッチが耐えかねて壊れると、


 ダンッ ダンッ ダンッ ダンッ

 群がっていた反乱軍は発砲を繰り返し、搭乗員を皆殺しにすると、敵戦車2両の鹵獲に成功した。エンジンの修理はできなかったため、近くに余っていた土嚢や木材で周りを固めると二つの固定砲台として使われることとなった。


 この後も警戒は続けられたが結局この日の攻撃はこれで終わった。


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