アルバ海戦
更新遅くなりました。すみません。これからも不定期になってしましますが気長にお待ちいただけるとありがたいです。
統合軍司令部には、まだ総司令部の会議室から陸海軍の司令官及び副司令官は戻ってきていなかった。
現在、統合軍司令部では、私が最高指揮権を持っている。私は、
「至急会議室に陸海軍の最高司令官を呼んでくれ。」
「軍港と飛行場に出撃用意命令を伝達せよ!」
私がそう叫ぶと、室内にいた1人が部屋を飛び出し、廊下を走って会議室へと向かっていった。また、2人が無線で軍港と飛行場に出撃用意命令を伝達していた。また、私は、内線をとると会議室へと連絡を入れた。
「国王陛下及び両軍総司令官殿突然失礼いたします。敵艦隊が接近しております。指揮を!」
私がそう告げると、軍の最高司令官たちは、席を離れられないらしくこう告げた。
「全指揮権をマーレイに与える。敵艦隊を撃滅せよ!」
私がその指示に驚いていると、国王もこう告げた。
「私の救出の指揮も君が執ったのだろう?信頼している。私からも指揮権の委譲を認める。」
その指令を受けて私は、走って出航用意を済ませている主力戦艦フーズに乗艦した。
そこには、自国海軍の全艦艇が出撃準備を整えていた。
現在、日が沈もうとしている。敵の航空隊は発艦してこなかった。こちら側も航空隊を出撃させなかった。しかし、前線部の諸島部より、敵艦隊の編成が報告されていた。前衛に重巡2軽巡3駆逐5の艦隊を3艦隊が先行して接近しており、この中には、第4水雷戦隊がいた。
この艦隊は、国王の国内改革により、女性の権利拡大改革が行われた。その時に、能力だけで軍学校を首席で卒業した天才にして初の女性司令官マーガレット大尉とその麾下の政治闘争などにより追いやられていた様々な優秀な人材を登用し、編成された部隊である。
マーガレットは、内戦の原因となった第二次大陸戦争にて、敵艦隊に夜襲を仕掛けては、殲滅していった。彼女は、この戦争を通して、改革派の急先鋒にして、王国の秘密兵器として、知名度を高めていた。
彼女は、長髪で金髪の美少女でありながら、冷徹に敵艦隊を殲滅していくことで国内外で軍人市民問わず注目を集めていた。その為、彼女が今内戦で保守的な臨時政府側についたことは、各国で驚きが広がった。
そんな精鋭艦隊がこちら側に突っ込んでくるのだ。
対する我が軍は、補助艦艇を3等分し、高速戦艦をそれぞれにその艦隊を付けた。高速戦艦の1部隊には、主力戦艦一隻を合わせ編成された。3艦隊を湾の入り口に、主力戦艦が編成された主力艦隊を中心に両脇に艦隊を展開した。
敵、第4水雷戦隊は、右翼側からの突っ込んでくるかに見えたがなんと艦隊は、
ドンッ ドンッ
第四戦隊は、敵の他先行艦隊に砲撃を加え始めたのだ。そして数刻後中央より突撃してきていた敵艦隊の重巡洋艦から3本の水柱が立ち
ドオンッ
敵重巡は、轟沈した。そして、そのまま第四戦隊は、敵艦隊に攻撃を加えながら我が艦隊の右翼を支える第2艦隊の間を単縦陣で通り抜けて来た。
「先制攻撃だ!!攻撃用意」
第2艦隊司令官が命令を下す。しかし…
「攻撃するな。降伏勧告!!」
私はその命令を第2艦隊に伝えた。
第2艦隊は、艦隊を通過すると停船し、光信号を送ってきた。通信内容は、
『我らは、これより王国側につく。投降の用意はできている。』
という内容だった。そこで、第2艦隊の所属駆逐艦5隻の内1隻を第四水雷戦隊の旗艦重巡に横づけをした。私は、水上機を出し、交渉に参加した。
相手側は、全員を無事に王国側に送り届けるため機会を探しており、このタイミングで投降したのだと伝えた。更に、信用していただけるのなら、助太刀するとまで言ってきた。
そこで、本国政府とも連絡を取り、その行動を見て、投降を受け入れるか決めることが決められた。
第四水雷戦隊は、交渉が終了すると、国旗を我が王国旗に変え、艦隊を反転させると、敵艦隊に突撃を始めた。
敵先行水雷戦隊2艦隊に対して、砲撃戦を繰り返した。もはや日が落ち、夜戦となった中で、練度の違いは明白であり、中央の敵水雷戦隊は、旗艦重巡と、駆逐艦2隻が砲撃の集中を受けて、沈没した。敵中央水雷戦隊は、各艦が各自反転し撤退を始めた。第1艦隊は、追撃することを決め、全艦に前進を通達した。第四水雷戦隊は、第3艦隊が戦闘している敵。つまり、左翼から接近してきていた敵水雷戦隊の対処に向かったが、既に第3艦隊によって壊滅させられていた。
その後は、敵艦隊の本隊の撃退に移った。その頃には、日が昇って来ていた。そのため、わが軍は、先行して航空隊を出撃させた。
海上では、敵本隊が複縦陣で接近しているのに対し、敵艦隊の前方を第1艦隊が塞ぐように転舵し、第2艦隊と第四水雷戦隊と第3艦隊が両翼から反航戦で接近した。
我が軍の攻撃機と急降下爆撃機が突入し、攻撃を開始した。敵艦隊は、戦艦3重巡6軽巡8駆逐艦15だった。敵重巡1隻が孤立していたため航空隊は、その艦を集中的に攻撃した。魚雷本が艦尾に命中し、航行停止すると、急降下爆撃機の爆弾が砲塔や艦橋などに命中した。攻撃隊が攻撃を終了し、撤退を開始した時重巡の弾薬庫が大爆発し、敵艦は轟沈した。
また艦隊戦闘では、全艦隊による雷撃によって三方向から攻撃され敵艦隊は回避できずに次々に被雷し、敵駆逐艦3隻が爆沈し、軽巡1隻が航行を停止し傾斜した。
敵艦隊は、最早継戦は、被害を増やすだけと判断したようで撤退を開始した。こちら側も被害を出すわけにはいかないので私は、全艦隊に次のように通告した。
「全艦隊反転し、帰港せよ。追撃はするな。」
こうして、アルバ海戦は、我が軍の勝利に終わった。
読んでいただきありがとうございます。不定期ではありますがこれからも自分の書きたい完結に向けて頑張ります




