海戦と突入
不定期な投稿ですが整い次第投稿頻度を整えようと思います。
パンッと照明弾によりあたりが照らされると同時に、
ドンッ ドンッ ドンッ
砲撃が敵艦に対して行われた。
(来たか…)
砲撃を行ったのは、護衛中にはぐれていた駆逐艦ハースであった。
ハースは、大戦初期よりハースの指揮を執っているジル艦長の下で戦闘の指揮をとっていた。
「敵、先行する艦に砲撃を集中させろ!!艦を僚艦と敵艦の間に出すぞ!!」
ハースは、回避運動を取りながら先行する一隻に12.5cm連装砲三基からなる砲撃を加えた。その内、二発が敵機関室に命中し、敵艦は、速力を落とし、やがて航行を停止した。続いて魚雷二本を発射、しばらくの砲戦ののちに、雷撃が艦中央部に命中し、二隻目も航行を停止し、大きく傾斜していた。敵艦二隻は、乗組員が退艦し、陸へと逃亡したようだった。
戦闘中に我が艦の上陸部隊展開も完了したため、要塞西側のこの海岸の砂浜から崖になった上にある城壁に向けて、二隻で援護射撃を行った。先行部隊は、城壁が依然として健在であるため、突破に苦悩しているようだったので、作戦よりは、強硬策になるが、要塞外周の破壊を行うことにしたのだ。
この射撃の最中、敵艦の僧院退艦から間もなくして、魚雷の命中した敵コルベットが転覆し沈没した。
陸上では、ポール隊が崖を強行突破し、要塞内に麾下の特殊部隊25名を率いて突入した。
また、潜水艦から上陸した主力部隊50名と、駆逐艦から上陸した50名は、潜水艦部隊が南部へ、駆逐艦部隊が北部へと装備を整えて移動した。
南北の破壊された門から計100名の部隊が突入すると、敵軍は、多くが夕刻の攻撃の被害や休息の影響で迎撃準備ができておらず、混乱する中での戦闘になり、初動対応で敵軍は250名が出動したが連携がとれておらず、われらの主力部隊が一方的な虐殺を行っているような状況になっていた。しかし、初動部隊が補給と、負傷者の救出のために撤退すると敵の守備隊の中の熟練兵を含む100名が防衛にあたるようになった。城壁の残骸を挟んでの戦闘で、こちら側は、損害を抑えるために、敵軍は、夕刻の攻撃により、物資に余力がなく節約のために積極的な攻撃に出なかったことで、戦闘は、膠着していたが一方で、潜入部隊の注意をそらすという目標は達成していた。
その為、潜入部隊は、敵の守備隊と交戦することなく、要塞の砦まで到達すると、門での戦闘の喧騒に交じって突入した。救出対象が地下牢に封じ込められていることは、分かっていたため、5名が地下へと突入、10名が入り口の防衛、そして、10名が上階の制圧に乗り出すこととなった。
ポール率いる5名は、階段を下ると、牢に続くであろう通路の戸口を見張っている2名の兵士を見つけた。
バレないように階段の影に素早く身を隠すと、発煙手榴弾を投げ込み煙幕を張った。
読んでいただきありがとうございます。思うことがあれば教えていただけると嬉しいです。




