間話 第一回「教えて女神様」
今回は箸休め回です
「どうも女神でーす。今回から始まりました!」
[教えて女神様]
「このコーナーでは、私がスキルやモンスター、この世界について解説してくわよ」
「そして、今回解説していくスキルとモンスターはこ・ち・ら」
スキル
【魅惑の囁き】
モンスター
【アイアンスネーク】
「まずは【魅惑の囁き】から解説していくわ、このスキルは、前回を見てもらったらわかる通り、仲間に魅惑的な囁きをすることでステータスを上げるわ」
「でもこれには隠し特性があって、囁いた言葉がどれだけ相手に刺さったかで、ステータスの上昇倍率が変わるわ」
「例えば、由里ちゃんが次使う時に同じことを言ったとして、アリシアちゃんがその言葉にマンネリ感を感じてたら、ステータスが上がらないわ。
それどころか萎えさせると、かえってステータスが下がることも」
「また、このスキルは一定上好感度が高くないと使えないわ、当たり前よね、だっていきなり好きでもない人から」
「……この戦い終わったら、宿屋で……いっぱい甘えさせて、あ・げ・る♡」
「なんて言われたらドン引きよね」
「後言い忘れてたけど、これは言葉によって相手の感情をどう動かしたかでも、上がるステータスの種類が変わるわよ、わかりやすいように表はこれよ!」
【興奮→力】
【愛しさ→素早さ】
【羞恥→防御】
【希望→魔力】
「こんな感じで、上がるわよ。
つまりあの時、力のステータスが上がったアリシアちゃんは、興奮してたってことね、アリシアちゃんのエッチ」
「うるさい!不可抗力だ//」
「じゃあ、むっつりアリシアちゃんは、ほっておいて次の解説に進むわよ」
「次は今回戦った敵、アイアンスネークについての解説ねわかりやすいように、ステータスはこれよ」
個体名 アイアンスネーク
種族 スネーク族
ランク B
レベル 20
通常ステータス
【HP】600
【MP】50
【力】350
【素早さ】200
【防御】320
【魔力】0
【賢さ】50
「こいつの特徴は、その圧倒的な硬さと、巨体に合わないスピードよ。
魔法を使わない代わりに、圧倒的なフィジカルを持っているわ。
力320以上ないと目以外で攻撃を通すことは、できないわよ。
ちなみに弱点はアイアンなだけあって、電気系の魔法よ、電気なら防御を無視して内部にダメージを与えられるわ」
「体長は10〜15メートル、主食は意外に草食よ、10年に一回の周期で目覚めて辺りいったいの植物を食べていくわ」
「普段は背中を出して、地面の中で眠っているわ。
鉄鉱石が沢山あると思ったら、アイアンスネークの背中だったことも度々あるから注意よ」
「またアイアンスネークの鱗を使えば、かなり強い装備を作れるわ。
魔法耐性が0の代わりに、物理防御はかなり強めになってるわ」
「ふふん、どう? 見た目は鉄だけど中身はサラダ好きってギャップ萌えでしょ?
ちなみに、10年に一度の目覚めでは地元の農家泣かせとして有名よ。
農作物ぜ〜んぶなぎ倒していくから、そりゃもう地獄絵図」
「……いやいや、草食系のくせにあんなに暴れてたんですけど?」
「きっと寝起きで目覚めが悪かったのね」
「とういうわけで、今回のまとめ!!
【魅惑の囁き】は使い手のセンスが必須
【アイアンスネーク】は草食
【アリシアちゃん】はむっつり」
「おい、なんか一つおかしいぞ!!」
「それじゃあまた次回をお楽しみに、読者ちゃん達からのお便りどしどし応募中よ」