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一滴の波紋【原文】1巻の2  作者: 藤田 ユキト
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ある日の日記・45回

四十五回


九月二十八日



 向こうにいった時には、向こうのこと。こっちに居る時には、こっちのこと、と。

そのことをハッキリけじめをつけたい!


 彼女は幻なのか?それとも、実在するのか?

今は分からない。


 早く姿を見たい!本当に実在するのなら!?


 今はお金が欲しい!

自分が荒使いするからかもしれない。

それとも収入が少な過ぎるのか?


 とにかく今は、お金のことで不自由してる。

こんな煩わしいことに悩まされないほどの安定した収入が欲しい。


 この会社に居て、それが望めるのか!?今は分からない。

とにかく彼女のことにしても、この先、どう生きるかとゆうことも?

今は‥‥。


 今の自分の意思では、どう下していいか分からない。実に不甲斐ない俺だな。

こんなだから、女の一人もつくれないんだ!

 

実に難しいよ。生きるってことは!


 とにもかくにも、まだ、踏ん切りがつかない 。

もうしばらくは、田舎へ帰ることは考えないことにしよう。

もう少しここに居て、あと残りの力をつけていくことに努力していこう。


 彼女のこと!?‥‥

今は皆目、分からない。

本当なら、本当のようにいくだろうし。ウソッパチだったら、何も起こらないで、そのようになっていくだろうし。


 とにもかくにも、もう、俺としては、どっちへ転んでも覚悟は出来ている。

ハッキリするもしないも、時の流れにまかせているしかない。


 いつかは、あえてこのように苦しまなくてでも、きっとめぐり会える時が来るさ!

人生の共女(ともびと)が!


 今はただ、時の流れに身をまかせているしかない。苦しいことだけど‥‥


 今もって、相も変わらず不思議な会話が何処(どこ)からともなく聴こえてくる。

今までは、いつもいつも、それを鵜呑み(うのみ)にしてきて。そのように動いて来た。


 しかし、もう‥‥

もう疲れてしまった。

いつまでも、本当か?嘘か?も分からない様なことに、

我が人生の大事な時間と労力を費やしているのには耐えられなくなった。

本当に本当だとしたら、彼女にすまないと思うが。


 これからは、これまでまともに受け止めていたほどのことは止めて、気楽に、ノンビリと考えていこうと思う。

そうでなきゃ、とても神経がもたないから。


 その日の会話、その他の事を、一切書くことには疲れた。

この先は、また気楽に書きたいしこ書いていこうと思う。

気の向くままに書いていきたいと思う。


 今は、お金に不自由している。

これじゃ、とても自分のやりたいことも出来やしない。

もしかしたら新聞配達をやるかもしれない。そうでもしなきゃ、とてもこの会社に居て、自分のやりたいこともやっていけないからネッ。

一日中、寝ボケ顔で

益々、女の娘からは振り向かれなくなるかもしれない。


 しかしそれも仕方がないやぁ。

しばらくの間だけでも。


 その後、だいたい周囲の誤解も、悪い雰囲気も、ダンダンなくなって来たと思うし。もう、そんなに、そのことで気を使わなくていい状態になっていると思う。

もし俺の感じていることが本当だとしたら。彼女のことについては、もう相当の所までいっているようになっているのだが、それは確かではない。


 声→『おぃおぃ。あの二人。異母兄妹(いぼきょうだい)だってよ!』


『兄妹二人で、張り合っていたなんて、おかしいわネ 』


『お兄ちゃんでも良いわ。それでも好き』


『あれはウソだって。藤田の気持ちをあきらめさせる為にとった芝居だって。

これだけ反対されているんだから、もうあいつも、あきらめるだろう』


『彼女の気持ちが変わらないとゆうことが分かって、藤田君。強気になってきたよ』


‥‥その後、昨日中。君達と共に過ごした思い出はある。心に張り合いがあり、チッとも寂しくなんかはなかった。

しかし、その事が本当なのか?ウソなのか?ハッキリ分からないことが、フッと悲しくさせる。


 とにかく、今後は金銭面を解決することに努力していかなければならない。


 さようなら!

いとしのモタイ殿

死をもってのぞみたいほど好きだった

モタイ殿。さようなら!

 良き思い出を残してくれたモタイ殿

さようなら!


 そして随分、俺を悩まし、遊ばせてくれた悪霊あくりょうさん達。さようなら。


 これで君達とも、さよならだネ。

もうこれ以上、君達と付き合ってもいられないんだ。

苦しくはあったけど、終わってみれば、やはり楽しい思い出に残ります。


有難う

さようなら!


 幸せになって下さい。

モタイ殿

さようなら!


 やはり俺には、まだ彼女を持つことなど早過ぎるんだ。

真心をもって、待っていたら、きっとめぐり会えるさ。

いとしい。一生の共女(ともびと)に!


 それまで、また、あてのない旅路に、勇気をもって旅立とう!

‥‥さようなら!


 誰が何と言おうと、君への愛は真実だった。


 しかし、それがただの夢の中だけの君であったのかもしれない。

 だから、現実の君にぶつかってみたら、また、考えも変わるかもしれないし。この日記の中ほどに、君への愛を尽くせるかも、自信がない。


 だから、もうこれでさよならだネ!


悲しいことだけど。




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