仲間になってくれませんか?
町長・・・
ケン「町長さん、こんちはー。」
町長「よく来たな小僧。何用だ小僧。」
この大柄で如何にもタコにも強そうなじいさんが町長さんだ。
ケン「そろそろ名前で呼んでくださいよー。」
町長「おん?そうかそうか、ガッハッハッハ!んで小僧なんで来た?」
もういいっすわw
ケン「冒険に出ようと思うんですけど、どうしたらいいっすか?」
町長「冒険に・・・出るじゃと?」
え?
町長「小僧。冒険に出ようと言ったのか?」
ケン「・・・言いましたけども。」
町長「バカモン!!」
ケン「ひっ!」
町長「よく決めてくれた!ありがとう!」
ファアアアアアアw
町長「心配しておったのだぞ。小僧が動かねば世界がヤバいからのう。」
ああ・・・
町長「よかろう。儂の知る限り、冒険について教えてやろう。」
ケン「お願いしやす。」
町長「順を追って説明していくぞい。」
町長「まず仲間を作れ。」
ケン「仲間ですか。」
町長「ほら行け。」
ケン「え。」
町長「何をしておる?順を追うと言うとるじゃろ?冒険に共に行く仲間を見つけて儂の所まで戻って来るのじゃ。はよ行け。」
ファアアアアアアw
混乱中の俺の首根っこをつまんで外に投げ飛ばしたw。
ひどいじじいだぜ。
仲間か・・・つってもなー。思い当たるのは2人しか居ないんだよ。
シズカ「何よ。」
ケン「お、俺と一緒に冒険しないか?」
シズカに頼み込んでみる。
シズカ「ばっかじゃねーの?」
ケン「お、俺は真剣だぞ!シズカに仲間になってほしいんだ!」
深く頭を下げる俺。
見上げるとニヤけ顔のシズカ御前。
シズカ「ま、まあそこまでお願いされるならー行ってあげてもいいかなー。」
ケン「本当か!!ありがとう!世界一お前のことが好きだぞ!」
蹴られた。
もう一人のやつを誘う訳だがーーーー。
ケン「なあシズカ。」
シズカ「はいはい。」
ケン「ヨミを仲間に入れようと思うんだけど、どう?」
シズカ「ああ、ヨミちゃんか。うん、いいんじゃない?仲間になってくれるか知らないけど。」
ヨミってのはカルディナ様の孫で俺らと歳が一緒なんだ。ただなー。ちょっと、クセがあるっつーか。とりあえず行ってみるか。
コンコンコン。
ケン「ちはー!」
中から出てきたのはカルディナ様だった。
カルディナ「ケンにシズカ。よく来たね。ヨミなら今、博霊山にいるよ。」
ケン「あ!どうも。ありがとうございます。」
カルディナ「ヨミに会ったら、私が良いよって言ってたと伝えなさい。」
シズカ「おお。」
ケン「分かりました!ではまた!」
カルディナ「黒い鳥に気をつけるのだ。」
カルディナ様は予言を常にしてるそうだ。
何が起きるのか全て知っていて、対処法も教えてくれる。まじで神だと思う。お世辞とかじゃなく。
道中、黒いカラスが俺に向かって飛んできた。
シズカがカラスにラリアットをして助けてくれた。
カラスよ、すまん。
「ガーッハッハッハッハッハ!」
む、この声は町長?
山の頂上に町長とヨミが居た。
ヨミ「こうですか?こうですか?」
町長「そうじゃそうじゃー♥いいぞもっと♥」
なんだこの画は・・・。
町長のケツをお祓い棒で叩くヨミがいる・・・。
ヨミ「あれ!?ケンちゃんにシズカちゃん!?」
ケン「よ、よう・・・。お邪魔かな?」
ヨミ「ううん///全然お邪魔じゃないよ///ケンちゃんもする?」
ケン「え、どっちの意味だろ。いや、俺はやめとくわ。シズカやっとけよ。」
シズカ「断る!!!」
まあそうだな。
町長「違うのじゃ!これはな!誤解なのじゃ!」
w
ケン「町長・・・。先に家に戻っててください。」
町長「ケンちゃんありがとう!さらば!」
チーターのような速さで町に帰って行った。
ヨミ「コホン。ヨミに会いに来たということは、旅に出るってことですか?」
ケン「ああ、そういうことさ。話が早くて助かるぜ。」
ヨミ「仲間になってくれませんか?」
ケン「ん?」
ヨミ「あ、違います。今のは誤植です。」
シズカ「これで3人ね。で?いつでる予定なのよ。」
ケン「ああ、今チュートリアルの最中なんだわ。」
シズカ「チュートリアル?」
ケン「おう・・・町長に冒険について聞いたら(カクカクシカジカ)」
シズカ「(マルマルウマウマ)ということなのね。ふーん。もういいんじゃない?町長の所に行かなくても。」
ケン「そうだな。ヨミがいるし。こっからはヨミ無双だな。」
ヨミ「ケンちゃんLOVEなのね!?」
ケン「違います。」
次回・・・俺たちは遂に旅立つ