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ハチャメチャ大冒険  作者: ナズ
3/5

仲間になってくれませんか?

町長・・・

ケン「町長さん、こんちはー。」

町長「よく来たな小僧。何用だ小僧。」

この大柄で如何にもタコにも強そうなじいさんが町長さんだ。

ケン「そろそろ名前で呼んでくださいよー。」

町長「おん?そうかそうか、ガッハッハッハ!んで小僧なんで来た?」

もういいっすわw


ケン「冒険に出ようと思うんですけど、どうしたらいいっすか?」

町長「冒険に・・・出るじゃと?」


え?


町長「小僧。冒険に出ようと言ったのか?」


ケン「・・・言いましたけども。」



町長「バカモン!!」


ケン「ひっ!」


町長「よく決めてくれた!ありがとう!」


ファアアアアアアw


町長「心配しておったのだぞ。小僧が動かねば世界がヤバいからのう。」


ああ・・・


町長「よかろう。儂の知る限り、冒険について教えてやろう。」


ケン「お願いしやす。」


町長「順を追って説明していくぞい。」


町長「まず仲間を作れ。」


ケン「仲間ですか。」


町長「ほら行け。」


ケン「え。」


町長「何をしておる?順を追うと言うとるじゃろ?冒険に共に行く仲間を見つけて儂の所まで戻って来るのじゃ。はよ行け。」


ファアアアアアアw


混乱中の俺の首根っこをつまんで外に投げ飛ばしたw。


ひどいじじいだぜ。


仲間か・・・つってもなー。思い当たるのは2人しか居ないんだよ。


シズカ「何よ。」


ケン「お、俺と一緒に冒険しないか?」


シズカに頼み込んでみる。


シズカ「ばっかじゃねーの?」


ケン「お、俺は真剣だぞ!シズカに仲間になってほしいんだ!」


深く頭を下げる俺。


見上げるとニヤけ顔のシズカ御前。


シズカ「ま、まあそこまでお願いされるならー行ってあげてもいいかなー。」


ケン「本当か!!ありがとう!世界一お前のことが好きだぞ!」


蹴られた。


もう一人のやつを誘う訳だがーーーー。


ケン「なあシズカ。」


シズカ「はいはい。」


ケン「ヨミを仲間に入れようと思うんだけど、どう?」


シズカ「ああ、ヨミちゃんか。うん、いいんじゃない?仲間になってくれるか知らないけど。」


ヨミってのはカルディナ様の孫で俺らと歳が一緒なんだ。ただなー。ちょっと、クセがあるっつーか。とりあえず行ってみるか。


コンコンコン。


ケン「ちはー!」


中から出てきたのはカルディナ様だった。


カルディナ「ケンにシズカ。よく来たね。ヨミなら今、博霊山にいるよ。」


ケン「あ!どうも。ありがとうございます。」


カルディナ「ヨミに会ったら、私が良いよって言ってたと伝えなさい。」


シズカ「おお。」


ケン「分かりました!ではまた!」


カルディナ「黒い鳥に気をつけるのだ。」


カルディナ様は予言を常にしてるそうだ。


何が起きるのか全て知っていて、対処法も教えてくれる。まじで神だと思う。お世辞とかじゃなく。


道中、黒いカラスが俺に向かって飛んできた。


シズカがカラスにラリアットをして助けてくれた。


カラスよ、すまん。


「ガーッハッハッハッハッハ!」


む、この声は町長?


山の頂上に町長とヨミが居た。


ヨミ「こうですか?こうですか?」


町長「そうじゃそうじゃー♥いいぞもっと♥」


なんだこの画は・・・。


町長のケツをお祓い棒で叩くヨミがいる・・・。


ヨミ「あれ!?ケンちゃんにシズカちゃん!?」


ケン「よ、よう・・・。お邪魔かな?」


ヨミ「ううん///全然お邪魔じゃないよ///ケンちゃんもする?」


ケン「え、どっちの意味だろ。いや、俺はやめとくわ。シズカやっとけよ。」


シズカ「断る!!!」


まあそうだな。


町長「違うのじゃ!これはな!誤解なのじゃ!」



ケン「町長・・・。先に家に戻っててください。」


町長「ケンちゃんありがとう!さらば!」


チーターのような速さで町に帰って行った。


ヨミ「コホン。ヨミに会いに来たということは、旅に出るってことですか?」


ケン「ああ、そういうことさ。話が早くて助かるぜ。」


ヨミ「仲間になってくれませんか?」


ケン「ん?」


ヨミ「あ、違います。今のは誤植です。」


シズカ「これで3人ね。で?いつでる予定なのよ。」


ケン「ああ、今チュートリアルの最中なんだわ。」


シズカ「チュートリアル?」


ケン「おう・・・町長に冒険について聞いたら(カクカクシカジカ)」


シズカ「(マルマルウマウマ)ということなのね。ふーん。もういいんじゃない?町長の所に行かなくても。」


ケン「そうだな。ヨミがいるし。こっからはヨミ無双だな。」


ヨミ「ケンちゃんLOVEなのね!?」


ケン「違います。」


次回・・・俺たちは遂に旅立つ

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