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さぁチートスキルを貰うぞ!

「今日も終電終わっちまったな」


深夜2時、仕事先であるイタリアンバルのキッチンでの仕事を終え帰宅途中の彼の名前は小田修治おだしゅうじ22歳、現在終電を逃し月の3割を過ごすネットカフェに向かおうとしてる所だ


「あ~、給料日3日前でもうお札も無いな・・・今いくらあるんだろう?」


と、小銭入れにしてる、チャック式のペンケースを開けるとジャラジャラと明らかに3千円以上の金額分の小銭が見える

彼は、小銭があるのにお札で払いどんどんと小銭を貯めてしまう癖があるのだ

まぁ、癖と言うかただ単にめんどくさがりで金額に合わせて小銭を出すのがメンドクサイだけなのだが・・・


「部屋に帰ってベットに寝転がってラノベ読みたいなぁ、あのラノベも途中で止まってるし」


彼の趣味はありきたりだが読書まぁラノベを読むのが好きで、今流行の異世界転生ものを中心にSF物やサイキック物を読んでいて今読みかけなのは高校生の主人公が超能力の念動力を使い仲間の超能力者と一緒に怪奇現象や妖怪や不思議な事を解決するラノベだ


「まぁコレだけあれば後3日生き残れるな・・・コンビニでオニギリでも買うか」


と、呟きながら横断歩道を渡りお気に入りのコンビニ8-12に入り一番安い塩と昆布のオニギリを購入、そして8-12から出るとゴロゴロゴロと空が鳴っていた


「雨が降りそうだな・・・はよネカフェに行こう・・・」


どっかーーーん!!


雷が修治の脳天を直撃し死んだ


ちーん



・・・・

・・・

・・


「ふぁ!」


修治が目を覚ますと雲の上だった


「あ、起きた?」


ソコにはボン!キュ!ボン!で金髪のお姉さんがいた・・・・なんだこの美人さんは・・・


「美人だなんて~ありがと~うふふふ」


「口に出てました?すみません」


「出てないから安心しないさい、神だから人の思考ぐらいは読めるわよ」


神!神ってあれか!創造神とかか!?


「創造神じゃないけど神様の1人なのよー、自己紹介するね、私は生命の輪廻を管理する生命神なのよ」


「あ、ご丁寧にどうも・・・小田修治と申します・・・で、神様がなんの用事でしょうか?」


「ちょっと言いにくいんだけど自然を司る自然神の部下の嵐神が間違えて貴方にカミナリを落としちゃってね、それで誤ろうと思ってココに呼んだの」


死んだのか・・・あ~まずいPCのハードディスクが・・・


「大丈夫、カミナリを貴方のマンションに落としてハードディスクを焼いておいたわよ」


「本当ですか!?それは助かる・・・」


「でも良い趣味じゃないわね、「○○○」とか「ピー」とか「ぱお~ん」とは兎に角、あの道具はちょっと無いわねフックとかはドン引きなのよ」


「いいじゃないですか・・・美人の顔が・・・この話題は止しましょう、それで俺はどうなるんですか?輪廻を司る神様なら俺は輪廻転生で別人になるんですか?」


「普通ならそうなんだけどね・・・君の場合はちょっと特別で予定の無い死で新しい転生先が無いのよ」


「じゃあどうなるんですか?」


「あることはあるんだけどね・・・」


「どんなんですか?」


「ミミズとミドリムシとセミ?」


「他にはないんですか!?」


「あるけど・・・」


「どんなんですか?」


「君の知識で言う所の異世界転移ってやつなの」


「是非それでお願いします!!!」


「でも向こうには魔物や悪魔、剣や魔法があって君がそのまま行っても1時間もしないうちに死んでしまうわよ」


「ミミズとかセミよりマシです!」


「困ったわね・・・こっちの都合で殺した手前無碍には出来ないし・・・困ったわね、あ!ちょっと待っててね」


と神様は懐からスマホを取り出し何処かに電話をかける・・・・神様もスマホつかうんだ・・・

そして電話を切ると


「小田君、君を異世界に転移してもいいわ、でもすぐに死んじゃうと色々あってメンドクサイ事になるんだ、だから君には強制的にスキルを与えます!」


「まじで!やった!!!!」


「それでどんなスキルがほしい?」


「選べるんですか?」


「うん、正確に言うと前例が無いから相談しながらね」


「じゃあちょっと考えさせてもらえませんか?」


「いいわよ」


となると、ラノベの知識からアレはほしいな・・・応用も利くだろうし


・・・

・・



1時間後


「決まりました!」


と振り向くと何処からか出したティーセットで優雅にお茶を飲んでた神様が顔を上げ


「決まったのね」


「はい、1つは異世界言語、2つ目は鑑定、3つ目はアイテムボックス、4つ目はサイコキネシスでお願いします」


「ん~ちょっとまっててね」


とまた何処かへ電話をかけ、暫くすると


「結果的に言うと1つ目と2つ目と3つ目は大丈夫ね、4つ目は無理ね」


まじか・・・・予定が狂ったなぁどうしよう・・・


「無理なんですか・・・・」


「あ~ごめんごめん、正確に言うと君の想像してるサイコキネシスは無理なんだけど、制約ありなら可能よ」


「制約?」


「うん、たとえば”操れるのは水のみ”とか”動かせるは1度に100kgかつ一つだけ”とかね、ネックなのは全ての物を自由自在に操るってのがねぇ」


「では、”操れるのは半径100mのみで金属”って言うのは?」


「大丈夫よ、じゃあ決まりね、ちなみにその能力ならもう1つスキルをつけられるわよ」


「じゃあ、”金属を自由自在に形を変えたり他の金属と融合できる”っていうのは?」


「融合できるっってのは無理ね、形を変えたり同じ金属同士を融合は可能だけど」


「じゃあそれでお願いします」


「わかったわじゃあ行ってらっしゃい」


と上を指さすので釣られて上を見上げると突然床が抜け


「いってらっしゃーい」

と手を振る神様が一瞬見え


「ふざけんなこのやろう!!」

とトップラー効果音を聞かせながら落ちていった


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