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「おかげさまで、ちゃんとした家になりましたよ。」
「ひょろいのに、すごいね!」
褒めてるの?一回貶してから、褒めたよね?
「あ、ありがとうございます・・・」
「それにしても、魔女の家って思わせないほどの変わりようだね!」
「え?」
「そうだ、仕事とかどうする?家の改装終わってやる事ないでしょ?うちで働かない?というか、働くべきだよね?やっぱり稼がなきゃこの世界、暮らしていくには厳しいよ。なにが得意かわからないから、ざっと資料持ってきたから、目を通しておいて。明日また来るから。じゃ!」
そうして彼女は帰りました。
あの人、魔女の家って言わなかった?