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六月三日
平和な毎日
平凡ではあるけれど、なにげない日常に見つかる沢山の幸せ。
最近はくみちゃんとも仲良くやっています。
私が毎日料理をしています。
くみちゃんはやりません。
料理を作るのは中々面白いです。
一人で暮らしてる時はあまりやりませんでしたが、人が食べて喜ぶ顔などが見れるとなんだか嬉しくなって、段々料理をするようになりました。
以前出来なかったことが出来るようになるということは何だか嬉しいですね。
料理人になったら?
なんて言われてしまいました。
六月四日
くみちゃんに僕は宣言しました。
「なにか新しいことに踏み出してみる」
へぇーと素っ気なく返事をしてましたが、私は何かに挑戦してみようと思いました。
と言ってもまったく何も思いつかないんですが・・・
うーん何かやってみたいことないかなぁ?それが収入につながればなお良いなあ。
そんなことを考えながら、街をぶらぶらと歩いていました。
まあ、まったく何も思いつかないまま
公園で紙パックのコーヒーを飲んでベンチに座っています。
ああ、一日がこうして過ぎてゆく
六月五日
私は何がしたいんだろうか?
私になにか出来ることはないだろうか?
そんなことを考えて過ごしながら、アルバイトに行き生活をしています。
道行く人々の表情
家族仲良く歩く人達
おじいさんおばあさん
ペットを連れて歩く人達
いろんな人間が居るんだなあ、ふとそんなことを考えながら歩く私。
突然本屋に行ってみようと思いつき本屋に。
たくさんの本がある、ここなら自分にも何か興味の持てるもの見つかるかもしれない。
店内を歩き回り、色々みて回りました
。
いろんな世界があることを発見しました。
写真の世界、詩の世界
料理の世界、旅行の世界
星空の世界、虫の世界
音の世界、絵の世界
ありとあらゆるジャンルを研究してる人達がたくさんいるんだなぁと思いました。
自分はなにか興味の惹かれるものはあったのだろうか?
うーん分からない。
まあ、焦らず歩こう
おうちに帰りました。
夕飯を食べながら、くみちゃんに何かやりたいことみつかった?
うーんあんまり。
「なんかやってみようって踏み出したんだから、もう一歩進んだね」
そう言ってくれたくみちゃんの言葉に救われた様な思いがしました。
とでも書いたら少しは素敵な女性だなぁ、なんて思われる人柄にくみちゃんは見られたことでしょう。
そこは私の妄想
実際は まあ、「そのうち見つかるよ」
でしたが。
あっ今日のホイコーロー美味しくで来た、ニッコリ微笑み、サザエさんに癒やされる私でした。
六月10日
人間って不思議ですね、初対面や仕事場の人間とは私はあまりこのような距離感に発展しないことが多いのですが。
これ程一緒にいると、気はつかわなくなるわ、どう見られてるかもさほど気にならなくなり 関係がより家族の様な感覚になります。
となると自分でも知らなかった一面を相手にだしたり、自分もこんな風に感じたりするんだと驚くこともしばしあります。
こんなことで人にいらっとしたりするんだな私はなど意外な自分の一面に驚きます。
私は三十年生きて自分の事は分かったつもりになってましたが、まったくそんなことはなかったみたいです。
自分の姿みなさんは自分で気づいて分かっているでしょうか?
あまり興味はないでしょうか?
よっぽど自分より人のが自分を分かっていて驚く時もたまにあるほどです。
今日は晴天です。
気候も暖かくなってまいりましたね。
六月十二日
今日昼間は寝てすごし、夜の仕事のために睡眠をして夜働いて一日終わりました。 色濃く記憶に残る瞬間瞬間とやらはあるものですね。
六月十三日
自分のやりたいこと一日何があるか考えてました。
そしたら、気づいたら一日が終わってました。
くみちゃんとのほほんと過ごす日々幸せです。
特になにがあるわけでもなく平凡な日々を過ごすかきまた。
こんなありふれた日常が案外幸せなものですね。
しかしまさか
心の奥に隠してしまいこんでいた不安がまたもこんな形で姿を表そうとはいまはまだ知る由も無い私かきまただったのであります。
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