02 一駅目 主人公登場
コスモ歴2120年10月20日
宇宙空間・・・
この宇宙空間ではある物が敷かれていた・・・それは、鉄道用の線路である
ここでの宇宙空間輸送は我々の世界でもある鉄道である
この星域では我々の地球とは違う高度な技術があるのである
星から星へと敷かれているレールはこのワード惑星群に登録されている星の数だけ敷かれていた
ワード惑星群の星間連合(我々の世界で言う国際連合)に登録されている星の数は約200・・・その内、独立惑星は193とあるのである
その独立惑星のひとつ・・・
ここはまほろば皇国の宇宙空間、その空間に敷かれているレールからこちらに向かって来る物があった
ボォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ~~~!!!
こちらに向かって来たのは、我々の世界では今では観光用に数両しかない蒸気機関車であった
この惑星群では空間鉄道は一番新しい技術であり、宇宙空間で走っている他の星の列車も全て蒸気機関車である
この蒸気機関車の名前はまほろば皇国所属K80型貨物輸送用空間走向列車1号車輌である
外見は日本のC53型蒸気機関車の流線型の形に似ている
まほろば皇国とは、我々の世界で例えると日本国と類似している星である
この星の人口は約1億4000万人、ワード惑星群の中では一番手先が器用な民族で、まほろば皇国製の製品はワード惑星群の中でも一番である
そのK80型蒸気機関車の運転室で一人の青年が無線に手を取って言った
??
「こちら、まほろば皇国所属のK80型貨物輸送用空間走向蒸気機関車、ガランド第一帝国への復興物資の輸送を終えて帰等中、まほろば皇国首都貨物ターミナルへの停車を希望する」
無線
「こちらまほろろば皇国首都貨物ターミナル司令室、貴官の名前を忘れているぞ」
??
「す、すいませんでした・・・自分はまほろば皇国鉄道一等機関士の時音雫です」
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