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夢の中の彼女  作者: ぐみ
4/4

更新ですよの最近は謝ることばっかー

約4年ぶりの更新となります

例の夢を見た翌日。

俺は相変わらず寝不足栄養不足でふらつく体で、非生産的な一日を過ごしていた。

こんな生活を続けて一体どれほどの月日が流れたのだろうか。それさえもわからない。

しかし、昨日見たあの夢。

明らかにいつもの夢とは一線を画すものであった。

今日見る夢はどうだろうか。

またいつも通りの夢を見るのだろうか。それとも…

そうして考え事をしているうちに、また夜は訪れる。


いつもならば嫌で嫌で仕方のない寝るという行為。

今日に限っては、この腐りきった生活から抜け出す糸口が隠れているような気がしてならなかった。

しかしこういう時に限って中々寝付けないものである。

繰り返し寝返りをうち、できるだけぼーっとすることを心がける。

俺の意識はいつの間にか夢の世界へと旅立っていた。



澄み切った青。

立ち上る入道雲。

むせ返るような熱気と湿気。

隣には俺よりも少し小さな歩幅。

俺は晴れ渡った夏空の下、近所の街路樹が立ち並ぶ道を彼女と一緒に歩いていた。


「ねぇ、のど乾かない?」


ふと彼女がこちらを見上げて問いかける。


「ああ、そうだな。

 ちょっと休憩するか」


俺はその見慣れた瞳を見つめ返しながらそう答えると、しばらく先にあるベンチを目指して歩を進める。

ベンチの隣にはおあつらえ向きに自販機が置いてある。


「――くんはジンジャエールだよね?」


「さすがわかってらっしゃる」


お互いの好みを熟知するくらいの仲にはなった俺たちは、隣り合ってベンチに座ると、俺はジンジャエールを、彼女はファンタグレープをゴクゴクと飲む。

俺は500mlの半分ほどを一気に飲み干すと、小さくけふっと胃に溜まった炭酸を吐き出し一息ついた。

心地よい沈黙が流れる。

こうして二人で歩くのもすっかり慣れたものだなぁと、高々と育った入道雲を眺めながら思う。


「あのさ、――くん」


ふと彼女が思いつめたような声で呼びかける。


「ん?どうした?」


「その、昨日はごめんね?」


昨日?

昨日何かあったか?

少し考えてみたが、昨日何をしていたかもいまいち思い出せない。


「あの、ごめん。

 昨日何かあったっけ?」


仕方なく彼女に問いかける。


「そっか、――くんは覚えてないんだもんね」


俺は覚えてない?

一体どういうことだ?


「えっと、どういうこと?」


どうしようもないので聞いてみることにした。


「――くんさ、前にわたしと旅行に行った時に見つけた小さな神社のこと覚えてる?」


神社…?

そういえば前に少し田舎に旅行しよう、と言って行った先の山の中に小さな神社があったような……


「あそこでわたしたち何をしたかまでは覚えているかな」

そろそろ疲れたのでここまで

続きは近いうちに書きます

たぶん

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