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思い綴  作者: ひびあせり
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綴り

扉を開けたら、私だけの世界があるでしょ。

それをただ描くだけ

―私は描き続けるために扉を開けましょう


今日の夕日を描いて、それをただ眺める


放課後の過ごし方は、いつもそんな感じ


秋になり蒸し暑かった空気が冷涼な匂いになる


心地よいそれは私の心をただ和ませる


私だけの美術室は、子供の頃に思い描いた秘密基地のよう


色とりどりの絵の具、大きさ様々な筆等


目の前には大きなキャンパスと、窓から見える夕日だけ


この光景が、世界がこの部屋だけで完結しないことを私に知らしめると同時に、日々変わる空の顔を楽しませてくれている


この日見た夕日は唯一無二であることは悲しくはない、明日がただ続いていくことに嬉しくはない


ただ茫然と絵を描き生きている私には


そんなことを思ったって忘れてしまうから


―明日も続く夕日を背にして、

             今日は扉を閉めましょう


自分の気持ちと、誰かの気持ちと、日々の疑問と、見つけた思い出、想像の理想をつめている

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