表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神縛のカラス  作者: 銀鮭
39/40

第三十八話 楽しい作戦会議

地下の会議室。俺たちはまた第3部隊とともに再戦すべく二日前の最後の作戦を立てていた。

「『地下の通路』予想通りだったな。」

龍が調べさせたらしい。

「別の場所と直接繋がっているのか?」

「いえ、近いけど直接ではないらしいわ。」

伊代の言葉に全員少し肩の力が緩む。

「直接じゃないなら、俺と伊代でいける。俺たちが通路の反対から入って通路を閉じる。そっからお前らと俺らで挟み撃ち。」

龍の作戦はいつも少し無茶ぶりだ。

「さすがに二人は無理じゃねぇか?」

「そっちが頑張って進んでくれれば、無理ではない。第2部隊まではぶっ込めないし、二つに分けて攻めると多分主力が足らねぇ。それに大人数で反対に行くと別の軍の主力にバレる。」

「だな、人が追加されなければ2部隊あれば充分だろう。」

龍と勇の言葉に納得せざるを得なかった。舞子が言う。

「今回は私も中に入る。外は来なそうだし。」

「暗殺員何人かだけ置いとけばいざとなってもなんとかなるだろ。残る問題は建物の仕掛けだな。」

全員が黙った。勇が沈黙を切る。

「結局は下に落とされる。床の材質が違うのと、落ちる瞬間に微かにカチッと音が鳴るのが合図だ。」

「閉じ込められるの、どうしますか?いくら薄くても壁一瞬で壊せるのなんて勇さんくらいですよ、多分。」

翔の言う通りだ。力もいるが、剣では壊せないし少なからずコツがいるだろう。

「ハンマーでも持ってくか?各チーム1個ずつとか。」

「2部隊をさらに3個に分けるとして、6個。そんな数のハンマーありますか?」

「作ればいいんじゃない?二日でできるかはわからないけど。」

舞子の後に皆で一斉に言った。

「守ならできる!」

「守に後で作らせておく。他に考えられる仕掛けは?」

龍が聞いた。

「壁から槍が出るとか?」

「上から酸が降ってくるとか?」

「毒が撒かれるとか?」

俺と伊代と翔が思いつくまま口にした。

「物騒すぎる!」

「可能性としてなくはないけどな!」

舞子の言葉に勇が楽しそうに言った。毒はマスクがあるから平気だが、他二つは防げない。それをわかった上で、笑いながらするこの会話は傍から見たら相当異常だろう。

「そういえば、通路ってどれくらいの広さだったんですか?」

「人二人が余裕で通れるくらいだな。始め50メートルは車一台通れるらしい。」

「車一台!?」

俺たちの声が揃う。

「よくそんなのできたわね…」

「別の軍のやつが相当金があるのか、今から攻めるとこがただ単にすごいのか。」

俺が言うと、伊代が答えた。

「後者かもね。建物のこともあるし。」

「楽しくなってきたな!胸が踊るぞ!」

勇の言葉に全員で呆れながら言った。

「楽しくねぇ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ