第二十二話 規律02
俺たち第1部隊と第3部隊は広間に集められた。やはり地下とは思えないほどの巨大な空間。冷たい壁も遠く感じる。
「でけぇ…」
「訓練場と同じくらいかな…?」
蒼も目を見開いている。すると周りが少し騒がしくなった。
「なんでお前らと一緒なんだよ!俺たちだけで十分だ!」
「はあ?お前らの隊の人数が少ないから、助けてやろうってんだから感謝しろよ!こちとら連戦なんだからな!」
「人数なんて関係ないな!作戦がないと動けない貴様らなんて蟻同然だ!」
―――02施設内での乱闘、ってあったな…
「『そこまでバカじゃない』とか言ってたのにこれかよ!」
「これダメなやつじゃない…?」
俺と湊は顔を見合せた。すると、聞き覚えのある低い声が二つした。
「蟻って結構すごいけどな」
「物事を人間の見方からしかできないとは、残念なやつだな」
―――竜也隊長と勇さん…だっけ?
そのふたりを見るとさっきまで争ってたやつらは、一気に縮こまって『すんません』と小さく言った。
「竜也隊長って優しいけど、たまに怖いよな」
俺がそう言うと湊も言った。
「うん…頼もしいけどね」
竜也隊長とこの前あった勇という人が前に出て、次の任務の説明をしだした。竜也隊長によると、第3部隊は技巧派らしい。俺にはあの勇という人が技巧派にはあまり見えない。でも蒼は「龍さんも『技術力と連携が肝の第3部隊』って言ってたよね」と付け加えた。―――よく覚えてんな!
説明が終わって俺たちが戻ろうとした時、突然技巧派隊長が現れて言った。
「お前ら、私と対戦やろうぜ」
―――対戦!
恐怖なのか興奮なのか、少し胸が高鳴った




