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第十八話 安堵
訓練場はいつも騒がしい。たまに稽古を頼みに来るやつもいるが、そんなものはすぐに必要なくなる。生きて帰って来るやつは否応なく強くなるからだ。ここ最近政府は若いやつらを入れてくるようになった。それだけ世の中が腐り始めているのか、どうなっているのかはわからない。
「しーーしょーーーー!!ただいまーー!」
一際目立つ声。
―――帰ってこれたか
「全員無事に帰りました」
湊の目つきが微かに変わっている。
「ああ、竜也から聞いている。奮闘したようだな。蒼は平気なのか。」
「はい…」
小さく頷いた。
―――まさか生きれるとは
何年かぶりに心が暖かくなった気がする。
「師匠!聞いてください!俺めっちゃ頑張ったんですよ!」
「調子に乗るとすぐ足をすくわれるぞ」
「ちぇ…」
陽は強くなる。きっと生き残れるだろう。
「明日も訓練、していただけますか?」
湊がまっすぐこちらを見て言った。
「いつでも来い」




