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異譚~ゲレンの危機~

 ジーンが呼び出した戦士の一人が、豪奢な飾りのついた弓を引き絞り、矢を放った、と思われた。矢の速度はすさまじく、その場にいる誰にも放たれた矢を視認することはできない。ゲレンがその場に身をかがめる前に、彼の目の前にいた【黒骨人形ブラックスケルトン盾士シールダー】が掲げた盾と頭骨が爆散した。普通の骨よりもはるかに硬く頑強であるはずの黒骨がいとも容易く粉々になったのを見て、ゲレンは引きつった笑みを浮かべる。


「おいおい、なんつう矢の威力だよ。これは伝説の義賊の仲間っていうのもマジなのかもな」


 ゲレンは戦闘不能になった手駒を補充するため、懐からさらに三枚の召喚符を取り出し、宙に放り投げる。召喚符に描かれた薄く発光すると、放られた召喚符と同じ数の黒骨人形ブラックスケルトンがその場に現れる。それらは各々違う獲物を手にしているが、果たしてその武器を目の前の敵に突き立てることができるのか、ゲレンは甚だ疑問だった。


 先の矢を放った戦士以外に、彼らの前に立つ敵は五人。そのうちの一人はナナシやアンテスが”ジーン”と呼ぶ謎の女性だ。どうやら彼女の魔術か何かで突然現れた戦士たちは、彼女の言葉を信じるならばお伽話で語られる【救国の義賊、カスパーナ】とその仲間たちであるらしい。そういった話に疎いゲレンだったが、戦士たちの勇壮な姿を見る限り、なるほどその威光が語り継がれるのも頷けると内心で思っていた。身に着ける装備はいずれも豪奢かつ重厚なもので、その質の高さが伺える。彼らの戦う姿を目にしたゲレンは、戦闘が始まったばかりにもかかわらずすでに彼らの技量の高さに舌を巻いていた。


 今、ゲレンが自分の下僕である骨人形スケルトンを集中して向かわせているのは、弓と短剣を駆使する軽戦士と一本の長杖を携えた魔術師なのだが、接近戦を苦手としているはずの彼らは近寄る骨人形スケルトンたちをいとも容易く退け続けている。これまでに鍛え上げた死霊術師ネクロマンサーの能力により最低限の戦力を持つ外法遺骸アンデッドならばほぼ無限に生成することができるし、特に強力な【黒骨】を使用した【黒骨人形ブラックスケルトン】にもまだまだストックはある。その数で押し、彼らが得意とするであろう中遠距離での戦闘を極力避けることで、現状は何とか戦線を維持することができているが、少しでも攻撃の手を緩めればこの場にいる骨人形スケルトンたちなど瞬く間に骨の欠片と化してしまうことだろう。


「早くこっちを助けてほしいもんだが、あっちはあっちでしんどそうだしなあ。どうしたもんか」


 ゲレンが視線を向けた先では、骨が砕ける音の代わりに剣と剣がぶつかり合う戦闘音が鳴り響いている。そこではカスパーナともう一人の戦斧を操る戦士を切り刻むため、五体の自動機装オートマタのようなものが剣劇を繰り広げていた。そのうちの一体は、ゲレンも一度目にした炎の斬撃を操る剣士を模した自動機装オートマタだ。炎剣士はもう一体の分厚い鎧をまとった大柄な自動機装オートマタと共に、カスパーナをその場に押しとどめている。さらに全身を銀色の鎧で覆った二刀剣士と胴体から五本の触手を生やした面妖な人型の何かが戦士を攻め立てている。そんな四体を援護するように、その後方ではやせ細った木乃伊が黒い炎と水を駆使して敵の注意を引いていた。

 五体のナナシの戦力たちは、一体だけでも探索者のパーティーをせん滅できそうなほどに強力だ。だが、それらをもってしても今の戦況はよくて五分五分、下手をすればその天秤が一気に相手へと傾きかねない状況と言える。


「これは思ったより強力だな。さっさと潰すか」


 ナナシが白い本に手をかざすと、彼の前に三つの巨躯が現れる。肉塊にも見えかねない二体の巨人と鎧をまとった猿の化け物の計三体は、それぞれが主の怨敵を叩き潰さんと動き出した。

 肉の巨人は別々に自動人形とスケルトンたちの増援となるべく足を踏み出し、猿の化け物は繰り広げられている戦闘を無視し、彼らの目標の黒い箱、すなわちジーンが立つ場所へ猛進する。

 そのままであれば、ものの数秒でジーンは地面を歩く虫けらのように踏みつぶされてしまうだろう。だが、自分に向かってくる化け物を見ても、ジーンは不敵に微笑むだけだ。


「おや、珍しいものを持っているね。これは古代の戦争でエルフのドルイドが使役したと言われる【樹衣の鬼猿代カラネルソー】じゃないか。それならば、こちらはかつて冥界から呼び出されたという【炎塊の魔犬代フスレルネ】で相手をしよう。こいつが纏う炎は、命を燃料として敵が力尽きるまで燃え続けるそうだ。さらに命から生じた炎は時折疑似的な生物を形作るというよ」


 ジーンの言葉とともに彼女の目の前に炎が渦巻き、その中から見上げるほどの大きさの魔犬が現れた。猿の化け物―【樹衣の鬼猿代カラネルソー】―と同等の大きさの魔犬は、突撃を続ける【樹衣の鬼猿代カラネルソー】と真正面から衝突する。

 いくら広いといっても、今彼らがいるのは屋内だ。冗談のようなサイズの【樹衣の鬼猿代カラネルソー】と【炎塊の魔犬代フスレルネ】がぶつかり、もんどりうって暴れれば、おのずと周囲にあるものも巻き込まれることになる。

 現に戦士二人と戦闘を繰り広げていたスケルトンたちはあえなく巨体の下敷きとなり、一体残らず砕けた骨片と化してしまった。その騒ぎに乗じた肉の巨人により、戦士たちは無事に仕留めることができたが、ゲレンからしてみればなかなか手痛い損害である。

 自動人形たちが相手にしていたカスパーナともう一人の戦士は、信じられないことに自動人形たちの攻撃を掻い潜りながら、暴れ狂う巨大魔物から逃れることができたらしい。ゲレンがそちらに目を向けてみれば、激しく立ち位置を変えながらも、戦士たちと自動人形がいまだに剣を交えているのが見える。


「おいおい、奴さんたちはどんだけ手強いんだよ……こっちはそうのんびりもしてられねえってんのに」


 自動人形や【樹衣の鬼猿代カラネルソー】の援護をすべく、追加のスケルトンを召喚しながら、ゲレンは地下室の入り口をちらりと見る。ゲレンの心配は言わずもがな、そのうち大挙して押し寄せてくるであろう衛兵たちだ。これだけ大騒ぎをしているのだ。ここが地下で今が深夜であろうと、見つかるのが時間の問題なのは自明の理だろう。

 先ほどのジーンの言い方だと、彼女はゲレンたちが助けに来た対象をこの牢に留めておくことが目的らしい。それならば、その後の状況はともかくとして、時間的な制限があるのはゲレンたちの方だけということだ。


「くそっ、アンテスの魔術でなんとか……って、アンテスの野郎、どこ行ったんだ?」


 いつの間にか消え失せているアンテスにゲレンが気を取られた瞬間、彼の視界の隅に何かが近づいてきているのが見えた。それが何かを理解する前に、ゲレンはとっさに自分を守るために【黒骨人形ブラックスケルトン骸壁ウォール】を召喚する。

 百を超える黒骨により防壁が構築された直後、その壁が破片をまき散らしながら粉砕された。壁をこじ開けるようにしてゲレンに迫るのは、分厚い戦斧を振り回す牛鬼ミノタウロスだ。黒い呼気を口から噴き出す姿は悪魔すら彷彿とさせるもので、それを見上げるゲレンは思わず後ずさりをする。


「こりゃあ、出し惜しみしてる場合じゃねえな!」


 ゲレンはとっておきの巻物スクロールを手に取り、そこに体内魔力オドを流し込む。描かれたルーンに従ってその場に現れるのは、白骨と黒骨が組み合わさり作られた六つ足の異形だ。虫のような体格だが、全身が骨でできており、頭部には特大のしゃれこうべが備わっている。

 ゲレンが長年をかけて作り上げた外法遺骸アンデッド、【死鬼の骨虫オリアノス】は背から生えた四本の骨鎌でミノタウロスを切り刻んだ。目の前の敵はすぐに倒すことができたが、ジーンがいる方向からはすでに新手の魔物が向かってきている。


「やはり死霊術師ネクロマンサーは面白いな!まだ持っている奥の手があるんだろう?どんどん見せてくれ!」


 その言葉を追うように、ゲレンにさらに三体のミノタウロスが殺到する。迫力はあるものの、戦力としては高いというわけでもなく、”雑える封界”の最下層に現れるという【引き裂き捩じるタプルスト・埋まりしディーダ・肉造士デミス】を想定して作られたアンデッドであればまだ相手ができそうだ。

 だが、それもいつまでもつかはわからない。ゲレンが見る限り、信じられないことにジーンは自らを守る魔物や兵士を際限なく呼び出すことができるようだ。戦闘が始まってから、ジーンは自分が呼び出したものの説明を朗々と続けている。それが彼女の嗜好ゆえなのかはわからないが、少なくとも彼女が消耗している様子は全く見えない。


「リソースについては……ナナシがいるから何とかなりそうだが、切りがねえってのはいただけねえなあ。おい、ナナシ!時間もねえから、一気に押しつぶすぞ!」


「む、いいだろう!こいつら、倒しても残骸一つ残さないし、ちょうどうんざりしていたところだ!」


 ナナシの言うように、ジーンが呼び出した敵たちは倒されるとまるで幻であったかのように消え失せてしまう。ナナシからしてみれば、何の戦果も得られない敵の相手は気に食わなかったようだ。

 二人は、お互いの重量級のしもべを同時にジーンへと向かわせる。【樹衣の鬼猿代カラネルソー】はまだ【炎塊の魔犬代フスレルネ】と戦闘を繰り広げているため、ジーンへと向かうのは【死鬼の骨虫オリアノス】と二体の肉巨人だけとなったが、ジーンを打ち倒すだけならば余りある戦力のはずだ。


「おや、少し気が急いているのではないか?少し氷の中で頭を冷やすといい。地の果てに鎮座する【血棺氷コフィリア】という魔氷は、生物の血や魔力を養分にしてその体積と硬度を増していくんだ。とある魔境の一角には、多くの魔物や冒険者を取り込んだ巨大な深紅の氷塊があるというよ」


 ジーンの言葉が現実のものとなり、【死鬼の骨虫オリアノス】と二体の肉巨人の足元から薄い赤色の氷が現れる。それは動き続ける獲物の全身を覆っていき、哀れな巨人たちはジーンの元へとたどり着く前に三つの氷像と化してしまった。

 ピクリとも動かなくなった自分の切り札を驚愕の表情で見つめるゲレンだったが、そんな彼に自動人形の攻撃をかいくぐったカスパーナが襲い掛かった。とっさに盾となるスケルトンたちを召喚するが、カスパーナは幾重もの骨の軍勢をまるで木っ端のように蹴散らしていく。一秒の時間すら稼げないまま、頭上に振り上げられる剣を見つめることしかできないゲレンの脳裏をよぎるのは、自分が冒険者になる前の幼少の頃の記憶だ。

 ああ、これが走馬灯か……どこか冷静にそう考えるゲレンだったが、目の前の英雄はその剣を振り下ろすより先に忽然と姿を消した。呆けたゲレンが何が起きたのかとジーンのほうに視線を向けると、彼女が立っていた場所には黒い筒のような何かが現れていた。


「なんだありゃあ?」


 よくよく見ると、その黒い筒は物体ではなく、黒い煙のようなものが集まってできたものらしい。黒い煙は特に有害なものではないようで、すぐにその中からジーンが出てきた。さして慌てた様子もない彼女だが、静かになった地下室を見て肩を落とす。


「やれやれ、もう少しで二人を仕留めることができたんだがな。まさかアンテスの坊ちゃんが私の弱点を知ってるとは」


「あなたの召喚物は、常にあなたの視界の中に収めていないと消えてしまうんでしたよね?弱点というほどのものでもない気がしますが、二人を助けることができてよかった」


「そういう坊ちゃんも無事にお姫様を助け出すことができたようですなあ。【剛鉄鋼】の牢を壊さずに中から逃がすとは、いったいどのような手を使ったので?」


「それは秘密です。もし知りたければ、次お会いした時にでもお教えしましょう」


 先ほどまでどこを探しても見つからなかったアンテスが、ジーンの背後にあった【剛鉄鋼】の牢の上に腰かけている。彼の隣には、ゲレンが見たことがない少女が並び座っていた。アンテスと同類の人間離れした美貌を放つその少女は、長い黒髪と肌の白さが相まり、今にも消えてしまいそうな儚さを放っている。

 彼らが腰かけている【剛鉄鋼】の牢には、穴どころか傷一つない。ジーンの言うように、アンテスが少女を牢から救出した方法は、見る限りでは推測することすらできなかった。

 だが、いずれにしても少女の救出はそれなりに難度が高いものだったらしい。アンテスは、自らを見つめるゲレンとナナシに向かって礼を述べる。


「ゲレンさん、ナナシさん、ジーンの相手を任せてしまって申し訳ありませんでした。ですが、お二人が時間を稼いでくれたおかげでこうして彼女を助けることができましたよ」


「その嬢ちゃんが、言ってた助けたい奴ってことでいいのか?思ってたよりも別嬪さんじゃねえか」


「ええ、本当にようやく彼女カシーネと再会することができました。この日をいったいどれほど待ったことか」


「えっと……助けてもらって……ありがとうございます……」


 助け出された少女-カシーネ-は小さい声で礼を口にした。人見知りな性格なのか、それだけ言うと恥ずかしそうにアンテスの右腕にしがみつく。そんな彼女の姿を見て、アンテスは優しい笑みを浮かべた。


「さて、ジーン。私の目的は達成されたわけですが、これ以上戦闘を続けますか?続けるというのなら私も相手をしますが……」


「いえ、もう止めておきましょう。本当はもう少し呪詛が魔境に及ぼす影響を見てみたかったですが、彼女が自由になった結果どうなるかにも興味がわきますからな、フフフ」


 おとなしく引き下がったジーンとは対照的に、ナナシは不満げに全書を閉じた。


「まったく!これでは戦い損ではないか!ジーン!なんでお前の呼び出したものは消え失せてしまうのだ!」


「なぜ私が怒られないといけないんだい?それに恥ずかしい話、私にもこれの原理はよくわかっていなくてね。そういうものだと諦めてくれ」


 なおもジーンに詰め寄ろうとしたナナシだったが、遠くから聞こえてくる喧騒に気づき動きを止めた。【剛鉄鋼】の牢に座ったままのアンテスは、地下室の入口のほうに顔を向ける。


「さすがに騒ぎすぎたようですね。ジーンのせいで思わぬ手間がかかってしまいましたし」


「まあまあ、そう仰らず。ところで、ここからはどういった予定なので?今からただ来た道を戻るのは難しそうですが」


「おいおい、ここまで来てとっ捕まるなんざ、さすがに勘弁だぞ」


 慌てた様子なのはゲレンだけなのだが、そんな彼はしきりに後ろを気にかけている。そもそも、彼らの計画では見張りをやりすごす、もしくは最小限の見張りを無力化して、脱出までばれずに済ませるはずだったのだ。ゲレンの考える限り、この状況を打破する手段はないように思われた。


「ご心配はいりません。皆さんは私の願いを叶えてくださった。その礼、には少し足りないかもしれませんが、ここから逃げるための助力をいたしましょう」


 アンテスが一度だけ手をたたく。すると、彼らの目の前に不可思議な黒い穴が生じた。空間に空いたその穴の向こうには、ゲレンのなじみの酒場から漏れる淡い明かりが見えている。

 ゲレンが恐る恐る穴の中をのぞいていると、アンテスが腰かけていた【剛鉄鋼】の牢で立ちがった。無論、横にいるカシーネも一緒だ。


「その穴を通ればすぐに封印区の外に出ることができます。あまり長い時間はもたないので、早めに逃げてくださいね」


「おや、これは私も使ってよいので?」


「あなたなら自分で何とかできそうですが、別に構いませんよ。ですが、私とカシーネはここでお暇させてもらいます」


 その言葉とともに、アンテスとカシーネの姿が徐々に朧気になっていく。隣にいるカシーネを抱き寄せながら、アンテスはゲレンとナナシに向けて別れの言葉を口にした。


「カシーネを助けることができたのはお二人のおかげです。十分なお礼をする時間がないのが心苦しいですが、もし”グリッサム”にいらっしゃることがあれば、王城にお越しください。私の名前を誰かに伝えてもらえれば、改めてお礼をさせていただきます」


「んん?とうとう放蕩坊ちゃんも城に戻るので?」


「ええ、長いこと城を空けていましたが、そろそろ我が家に帰ることにします。片付けないといけない問題もありますからね」


「おい!王都の城に帰るって、お前もしかしてかなり偉いやつなんじゃ……」


「では皆さん、また会えることを楽しみにしています。それでは」


 消えゆくアンテスに向かってゲレンが問いかけるが、それに答えることもなく、アンテスとカシーネの姿が完全に消え失せた。地下室に残された三人はしばらくの間黙ったままだったが、いよいよ近づいてきた衛兵たちの足音に急かされるように動き出す。


「さて、坊ちゃんの言葉に甘えて、私もこれを使って逃げさせてもらおうかな」


「あ!お前は結局何者なんだ!ちょっかいだけかけてきやがって!」


「フフフ、それを知りたいなら君も王都に来るといい。運が良ければまた会えるかもしれないな」


 ゲレンの問いに答えることもなく、ジーンはアンテスが作った穴の向こうへと消えていった。彼女の様子を見る限り、その穴を通っても怪我をすることはなさそうだ。もたもたしている暇もないので自分もさっさとここから逃げようとしたゲレンだったが、ナナシが【剛鉄鋼】の牢に向かっていることに気づいた。一刻の猶予もない今、一体何をしているのかと呆れながら、ゲレンはナナシに呼びかける。


「おい、ナナシ!欲しがりもその辺にしておけ!さっさと逃げないと手遅れになるぞ!」


 ナナシを無視できない己の甘さにため息をつきながら、ゲレンはナナシを引きずって逃げるために彼の後を追うのだった。

樹衣の鬼猿代カラネルソー】:三十四ページ目初登場

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