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106 赤の龍王レットアイ

アルタ王国を出発して二日。

ミストとアリシアは順調に空の旅をしていた。

今は丁度二つの国の中間付近。

下には深い森が広がり鬱蒼とそびえ立つ巨大な木々が天に向かい葉を茂らせていた。

しかし、この辺りには大きな町もなくエルフの国からも遠い。

二人にとってもっとも警戒しなければならない地点でもあった。


そして、ミストが警戒をしている時そいつは突然に表れた。

最初は遠くに見える小さな点であったが、そいつは急速に接近し気が付いた時には既に手遅れであった。


「グアーーーー!!」


そうやって咆哮を上げたのは20メートル以上はあろうかと言う赤いドラゴン。

そしてそのドラゴンはミストたちを見下ろすと古い言葉で語り掛けた。


「愚かなる人間よ。我は赤の龍王レットアイ。カティスエナ様の命により貴様らを捕縛する。」


そして、レットアイと名乗った龍王は咆哮と共に飛竜を睨みつけた。

すると飛竜はあまりの恐怖に体を膠着させ地上へと落下を開始する。

どうやら面前のドラゴンに威圧の様なスキルをくらったようだ。


「アリシア。私に捕まれ。」


するとミストは瞬時にこの飛竜を諦めアリシアを抱えて飛竜から離れる。

そして風の魔法で浮き上がると無事に地上へと着地した。

しかし飛竜はそのまま地面に墜落し、何とか生きてはいるがいたる所の骨が体を突き破り今にも死にそうな状態である。


「お父さん。この子どうするの?」


通常ならこのままなら確実に死ぬ。

そのため苦しまない様にこの場で早く殺してやるのが普通である。

しかし、ミストはアリシアの縋るような目を見てその決断を下せなくなってしまった。


そしてアイテムボックスから百合子から貰ったポーションを取り出し飛竜の口に無理やり流し込んだ。

今は非常事態で今後に備えれば無駄使いする余裕はない。

しかし、アリシアの目には声に出さなくても明確な意思が宿っているのをミストは感じ取った。

即ち、この傷付き死に逝く飛竜を助けてあげてと。

そして、百合子のポーションは期待通りの効力を発揮し飛竜の傷を完全に癒した。

飛竜は目を開き体の傷が消えているのを確認するとミストとアリシアに鼻を擦る付けて感謝を伝える。

しかし、そんな余裕もつかの間。

彼らの周りを包囲する様に赤い竜やドラゴンたちが姿を現し始めた。


「これはヤバいぞ。」


するとミストはすぐに目の前の飛竜に顔を向け逃げる様に指示を飛ばした。


「お前は逃げろ。そして助けを呼んで来い。」


すると飛竜は一瞬の躊躇もなく頷くとアルタ王国へと飛んで行った。

それをレットアイは上空から見ていたが取るに足らない相手と見下し手を出す事なく見送る。

そのため他のドラゴンもそれに習い、一切手出しする事をしないまま飛竜は無事に包囲を突破した。


そして、その頃にはミストとアリシアは完全に包囲されており脱出は不可能となっていた。

するとミストは即座にアリシアを片手で抱えるともう片手で弓を取り出し木の上に飛び上がった。

そして太い木の枝に着地するとアリシアを離して目にも止まらぬ早業で次々と矢を放つ。


「「「ギャアーーー!!」」」


そして一息の間で何体もの敵を始末して行き、定期的に位置を移動する事で敵を攪乱して行った。

しかし、ミストはここで運が味方してくれた事を感謝した。

もしここが森でなければミストたちは何の抵抗も出来ないまま捕らえられていただろう。

そして、レットアイの目的が捕縛ではなく殺害なら、最初に出会った時点で既に塵も残さずブレスの餌食となっていたのは確実である。

しかし、これに関しては現在進行形で危機的状況であるのは変わらない。

なにせ上空にも既にレットアイ以外のドラゴンたちが数多く飛び交っているのだから。

彼らのブレスをもってすればこの辺一帯の森を薙ぎ払う事も可能であった。


そして、戦っているとミストはある問題に直面した。


「クソ、竜にはこの武器でも倒せるがドラゴンはこれでは威力が足りない。表面の鱗で弾かれてしまう。」


そう、今ミストが使っているのは質は良いが普通の弓である。

そして矢の鏃は良質ではあるが鋼であった。

そのため材質、品質共にドラゴンを狩るには不十分である。

ちなみにララが愛用している弓一式はエルフの国の大樹。

世界樹ユグドラシルから作り出されている最上級品である。

そのためもしここにそれがあればたとえ相手がドラゴンであろうとも有効打を与えられた事だろう。

しかし、今のミストの武器ではたとえ強化の腕輪で体を強化できても弓矢などは強化できない。

それはまた別のスキルが必要であった。

もしこれらでドラゴンを狩るなら蒼士の様に魔纏いが必要である。


その結果ミストは発見された時を除き攻撃は控え、二人で潜伏する事を決意した。


「アリシア、訓練通りにやれば大丈夫だ。息を整えて気配を消せ。今は少しでも時間を稼ぐんだ。」


そして、二人が完全に森に溶け込み気配を消したためレットアイの配下たちはミストたちを完全に見失った。

それを聞いたレットアイは激怒し報告に来た飛竜を噛み殺して地面へと吐き捨てた。


「愚か者どもがーーーー!我の手を煩わせおって。貴様ら構わんから森にブレスを放ち奴らを炙り出せ。」


すると、その命令に応える様に周りのドラゴンたちが一斉にブレスの準備を始める。

その気配を察知してミストは焦った表情を浮かべてアリシアを抱きしめた。

そして可能な限り体を縮め周囲に結界を張ると優しい顔でアリシアに話しかける。


「アリシア。もし、私に何かあった時は母さんによろしくな。」

「お父さん、どういう・・・・。」


そして次の瞬間、ドラゴンブレスによる森の破壊が始まった。

その攻撃は凄まじく、どのような大木も大岩も薙ぎ払い森を更地へと変えて行く。

そして、その光景をレットアイは高笑いしながら見下ろしていた。


そして、数分後、そこは木々はなぎ倒され大地は抉れ、至る所から火の手が上がる。

まさに地獄の様な光景が広がっていた。

その中にはブレスの犠牲となった地上にいた竜やドラゴンの死体があちらこちらに転がりこの攻撃が無差別であった事を示している。

そしてアリシアたちはいまはなぎ倒された木の下敷きになりなんとか生き残っていた。

しかし、ミストは魔力が枯渇し、受けたダメージも深刻である。


「お父さん!お父さん起きて!」


そう言ってミストの体を揺するが起きる気配は無くアリシアは自分たちの状況を確認する。

現在は地上の敵は先ほどの攻撃でほぼ壊滅している。

そのため、注意する必要があるのは上空の敵だけとなった。

しかし、今は敵よりも自分たちの状況が問題である。

ミストは魔力の枯渇の為しばらく目覚めることは無く木の下敷きになっている為身動きが出来ない。

魔法を使えば脱出は可能だろうがそんな事をすれば敵に位置がバレてしまう。

だが、このままでは周りで燃えている炎の煙に巻かれて死んでしまうのも時間の問題であった。


「お父さん。お母さん。どうすれば良いの?」


そう言って涙を流すアリシアの胸にハーデスがくれたお守りが光っていた。

アリシアは必死の思いで、まさに神にすがる思いでお守りを握り締める。


「またお父さんとお出かけしたい。お母さんのご飯が食べたい。またおじ様のお話が聞きたい。まだ死にたくない!」


そして強く握り締められたネックレスの十字架はアリシアの手に突き刺さりその血を吸って真っ赤に変色した。


するとその時アリシアの頭の中に声が聞こえた。


(生きたいか?)

(このまま死にたいか?)

(助けてあげてもいいのよ。)


その途端アリシアは目を見開き手にする十字架を見つめた。

どうやら思念を送っているのはこの十字架のようだ。


「あなた達は何者なの?」


「そんな事は後で話す。今必要なのはお前の意思だ。」

「俺達と契約するかしないか。」

「条件は簡単。あなたが私達と契約している間は1日につきあなたの寿命を1日貰うわ。私達は3人いるからあなたは普通の人に比べ4倍の速さで老いて行く。」


するとアリシアは一瞬悩み上を見上げた。

そしてそこにはこの世界では神を除いて最上位と言っていい化け物。

龍王が笑いながら滞空していた。

するとこの瞬間、アリシアの生に対する意識が条件に達したためあの夜の記憶がよみがえる。

そして巨大な絶望と最後に残ったヘルディナの言った希望の言葉。


アリシアは手に持つ十字架を握り締め、その言葉に従いハーデスの言葉を信じた。

ハーデスはアリシアに言ったのだ。

これはお守りだと。

すなわち、これは必ず自分を守ってくれる。


「分かったわ。私はエルフ。あなた達に寿命を分け与えても1000年は共に生きられる。」


「言うじゃねえか嬢ちゃん。気に入ったぜ。」

「どうせ俺達は目的を果たしたら消えるつもりだ。そんなにお前さんの寿命は削らんよ。」

「そうね。あの国と女神に復讐するまでは。」


その直後アリシアのネックレスが砕け周囲へと散って行く。

そして周りに落ちているドラゴンの体に触れるとその肉体はスライムの様に溶け出しアリシアの元へと集まって行った。

そしてそれらは3つの人型に変わるとその胸に一つずつ十字架は飲み込まれたいく。

すると人型は人となりそこにはドラゴン装備を身に着けた3人の人間が現れた。


「よ~嬢ちゃん。俺はヒカル

「俺はツバサだ」

「私は火鞠ヒマリよ。仲良くしましょ。」


この時現れた3人は聖王国にハーデスが天罰を与えた際、城に侵入し聖王を殺した者達である。

即ち歴代の勇者たち。

その姿を見ればもしかするとパメラと顔見知りの者達もいるかもしれない。

しかし、今のアリシアにはそこまでの判断を下す余裕も知識もなかった。

そしてこの瞬間、アリシアの職業にネクロマンサーが現れ、それに伴い幾つものスキルを獲得したがそれに気付くのもこの騒動が解決した後である。

しかし、アリシアはこの時から通常の4倍という異常な速度で寿命を消費して行くが、エルフの特性から何も特別な変化は見られなかった。

ただあえて言えば彼女の新緑のように美しい髪の色が目に見える速度で黒く変わり始めている事だろうか。

そして輝は体を手に入れて最初にしたのはアリシアの上に乗っかっている大木を蹴り上げる事であった。


「どっせーい。」


そして掛け声と共に振るわれた足は見事に大木を遠くに弾き飛ばし、アリシアとミストを助け出した。

しかし、大木が無くなって自分とミストの体を見た瞬間。

アリシアは初めて自らの怪我に気が付いた。

そこには焼け爛れ、大木に押しつぶされた自分の両足が感覚の無い状態で横たわっている。

どうやらブレスが足を掠め、さらにその上に大木が降ってきたようだ。

そして、意識を向けて初めてそこから湧き起こる地獄の様な痛みにアリシアは叫び声を上げた。


「キャーーーーーー。」


しかし、その痛みは火鞠がかけた神聖系の回復魔法により緩和し歯を食い縛れば耐えられる程度になる。


「危なかったわね。せっかくこうして蘇ったのに主がショック死したら意味が無くなる所だったわ。」


そしてアリシアの傷は瞬く間に回復し、同じ要領でミストの傷も回復された。


「それじゃ、後はあいつ等ね。」


そう言って3人は武器を手に上空のドラゴンたちを睨みつけた。

しかし、そこにいるのは気性の荒い赤色のドラゴンばかりである。

蹂躙する事はあっても自分たちが蹂躙されるとは全く考えてはいない。

そして、地を行く人間が空を自由に飛ぶとも考えてはいなかった。


「なんだかこの体なら行ける気がするんだ。」

「奇遇だな。実は俺もだ。」

「そうね。さっきスキルを確認したら飛翔があったわよ。」


そう言って男二人は懐かしのアニメから「・・・ウイ~ング」と叫んで翼を生やし、火鞠はそれを冷たい目で見つめながら静かに翼を広げた。


「あ、お前ノリが悪いぞ。」

「まあまあ。これは一種の男のロマンですから。」

「・・・・」


そして3人は翼を広げて空へと飛び立つとドラゴンへと向かって行った。

それを見て血の気が多い若いドラゴンたちは一斉に襲い掛かる。

しかし、どのドラゴンも3人の動きに付いて行けず首を切り落とされて無残な死体となって地面へと落ちて行った。

しかし、それぞれが剣を振っている最中に武器が限界に来たのか呆気なく折れて丸腰となってしまう。

するとそれを見ていたレットアイはチャンスと見て周りに命令を下した。


「調子に乗るなよ人間。その程度の武器でこの数に勝てるつもりだったのか。さあ、今がチャンスだ。あの寄せ集めのゴミ共に身の程を分からせてやれ。」


しかし3人は柄だけになった剣を投げ捨てるとニヤリと笑う。

そして次の瞬間、体から新たな剣が突き出しそれを手に取ると攻撃を再開した。


「ははは、残念だったな蜥蜴野郎。身の程を知るのはそっちだぜ。」

「フ、またつまらぬものを切ってしまった。」

「あなた達そろそろ真面目にしないとマジ燃やすわよ。」


そして、3人は今度は定期的に武器を交換して殲滅の速度を上げていく。

しかし、その戦う姿には常に余裕があり、それがレットアイのプライドを激しく刺激した。


「小癪な人間がーーー!神の怒りを知れーーー!!」


そしてとうとう怒りを抑えきれなくなったレットアイはブレスを放つ体勢に入る。


「レットアイ様お待ちください。」

「我らがまだ・・・。」


そして、その姿を見た配下のドラゴン達は焦り始め完全に統制を失った

するとレットアイから信じられない命令が下される。


「貴様らそいつらを押さえつけろ逃げた者は後程、俺自らが殺してやる。」


そう言ってレットアイは口に魔力を集中させていく。

しかしここのドラゴン達も先ほど無差別に地上を攻撃して仲間を犠牲にしている。

それが自分たちの番になると納得できないのでは虫が良すぎると言うものだ。


そして、それに気付いたのかは不明だが、ドラゴン達が必死な様子で3人へと足止めの攻撃を仕掛けはじめた。


「鬱陶しいなこいつら。」

「そうだな。ここは一つ、こいつらを利用するか。火鞠はシールドを頼む輝は前に言っていた特大の奴を準備してくれ。時間は私が稼ぐ。」


すると、その指示に輝と火鞠は頷いて答えそれぞれで準備に入る。


「任せておけ。俺の得意技を見せてやるぜ。」

「分かったわ。もうじきブレスが来るから急いで準備するわ。」


そう言って二人は魔力を集中させていく。


「それじゃ周りの奴らには盾になってもらいましょうか。バインド!」


そして、イメージを明確にするために翼は魔法名を叫び魔法を放った。

すると一定距離にいた全てのドラゴンの体に魔法の鎖が巻き付き体の自由を完全に奪う。

しかもそれだけではなく、ドラゴン達は縛られたまま移動を開始しレットアイが放とうとしているブレストの射線に集められた。


「クソ、外れん!レ、レットアイ様お助けを。」

「周りの者たちも何をしている早く我らを助けないか。」


そして、縛られた複数のドラゴン達は必死に助かろうと暴れ、周りへと声を飛ばす。

しかし、彼らがいるのレットアイのブレスの射線上である。

そのため誰も助けの手を差し伸べず、レットアイも一切の言葉を無視してブレスの準備を進める。

そして次の瞬間。


「ギャアーーーーー(死ねーーーーー)。」


一切の躊躇なくレットアイはドラゴンブレスを打ち出した。

それは、準備に時間を掛けただけの事はあり途轍もない威力を秘めている。

その証拠に先頭のドラゴンはブレスに触れた所が瞬時に灰となり消滅していく。

そして、ブレスは衰えを感じさせる事無く火鞠のシールドへと衝突した。


『ゴオオオーーーー!!』


そしてブレスは周囲に炎を飛散させながら多重装甲型のシールドを次第に削り取って行く。

そして、その炎は周囲にいた配下のドラゴン達を巻き込み壊滅させていった。


「クッ、さすがにデカい口を叩くだけはあるわね。このシールドでも最後まで持たないかもしれないわ。」


そう言って火鞠は魔力を更に込めながらシールドを強化し、新たなシールドを作り足していく。

しかし、それでも次第に面積は狭まりもうじき限界が来るのは明白であった。


「気にするな。二人のおかげでこっちは準備万端だ。」


その言葉に釣られ翼と火鞠は輝へと視線を向ける。

すると彼の手に持つ剣には膨大な魔力が込められ激しく光り輝いていた。


「火鞠、いつでもいいぞ。ラッキーな事に周りの五月蠅かった蜥蜴共はこのブレスの余波でほぼ全滅だ。残るはアイツのみだ。」


そして二人は頷きあうと輝を先頭に立たせた。


「それじゃ3・2・1で解除するからね。」

「ああ、任せろ。」

「3・2」

「エクス」

「1」

「カリバーーーーー。」


火鞠のシールドが解除されると同時に輝の得意技であり、魔王に止めを刺した大技が龍王レットアイへと放たれる。

そして、輝の振り切った剣からは魔力で作られた巨大なソニックウェーブが生まれ、その斬撃は目の前に迫るブレスを左右に切り裂きながら進んで行く。

するとそれに気付いたレットアイはその光景に驚愕した。


「な、馬鹿な。たかが人間風情にこの私のブレスがーーー。」


輝の放ったソニックウェーブは振られたままの速度で減衰する事無くレットアイに迫る。

それに対し、自分のブレスに絶対の自信があったレットアイは驚きに硬直し、屈辱とプライドの為に動く事が出来ない。

そして、自身が持っている全ての魔力をブレスへと込める。


「クソ、クソーーーー!」


その結果、レットアイは逃げる事も出来ず頭と体を正中に沿って左右に切り裂かれて絶命し、地上へと落ちて行った。

それを確認して輝は剣を振りぬいた体制から体を起こし周りを見回し気配を探る。


「もういなようだな。」

「そうだな。しかし、体が馴染む前からこれは少しきつかったな。」

「それよりも今は早くあの子の元に戻りましょ。あのハーデスという神が言ってた事が本当なら本番はこれからよ。」


そして、3人は静かになった空を飛んでアリシアの元へと戻って行った。

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