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1章 逃げ水と君の夏 2

学校にたどり着いたら、校舎の周りをビニール袋とトングを持った生徒が練り歩いていた。


4人1組の班で行動しているようで、いくつもの班が和気あいあいとゴミ拾いをしている。


同じ学年の生徒もちらほら確認できる。


うちの学校のボランティア部は所属部員が多い。

週に2回程度校内の清掃活動を実施しているそうで、始業前と放課後が主な活動時間らしい。

故に、運動部と掛け持ちでも入れるし、就職・進学活動の際にプラス評価になると噂の人気の部活だ。


聡も進学活動の事を考えて所属しているのだろう。

比較的ガッチリした体型と軽く強面の顔からは想像出来ないマメさを持っている聡のことだから間違いないだろう。


そんなことを考えながら校舎に向かっていると、近くでゴミ拾いをしていた女子達の会話が聞こえてきた。


「さーきー、夏休み一緒にプール行こうよー、ボラ部にしか入ってないから時間あるでしょー?」


「そんなに暇じゃないんだけどな……うん、香奈がバスケ部無い日を教えてくれたら時間合わせるよ」


「やったー! 楽しみだー! 美帆たちも一緒に行こー」


女3人寄れば姦しい。4人集まればそれ以上。


隣のクラスの割と大人しい女の子もいたが、やっぱり集まると賑やかなんだな。


たわいもないことを考えながら軽く会釈をして横を通り過ぎる。



下駄箱に着くとさっきまでの騒がしさが嘘のように静まりかえっていた。


上履きに履き替えて教室に向かい、いつも通り今日の予習を……って今日は終業式だ、

授業無いじゃん。


まぁいいか、夏休みの宿題になりそうな数学の問題を先にやっておこう。


カバンからイヤホンを取り出し、耳に当てる。


ミュージックプレーヤーを操作してお気に入りの音楽を再生。


音楽を聞いている時は心の隙間が埋まる気がする。


勉強に興味はないが、他に興味があるものも無い。


であれば、後後の為になる事をすべきだよな。


無味乾燥な生活だとは思うが、このやり方しか今の俺には見つけられない。




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