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一度も負けない男  作者: 木村智
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プロローグ

以前に村長が草の小説を投稿してました。

ごめんなさいタイトル忘れましたが諸事情で作品ページに入れなくなって・・・。

まぁ前回は子供の日記レベだったので、今回は真面目に投稿します。

シリアス注意なので苦手な方は閲覧をお控えください。

男は苦悩していた。


(ここは何処なんだ、そして私は誰だ!)


気がつくと森にいた。

前後の記憶はない。

兎に角、突然、森にいたのだ。


男の容姿は中肉中背、よくゲーム等にある皮の鎧的なものを着ている、いや鎧だから装備していると言うべきだろう。


(何も覚えていない、鎧を着ている事を加味すると俺は冒険者か?邪悪な森の魔女アクメスを退治しに来た腕利きで閃光の二つ名を持つ冒険者なのか?)


男の妄想は止まらない・・・。


(んっ!?武器は?長年連れ添った愛剣ドラゴンバスターは何処だ!!)


どこまでも根拠の無い妄想を続ける男・・・。


男はドラゴンバスターの存在を信じて疑わない、身の回りを探し回り、そしておそらく記憶をなくす前に愛用していたであろうドラゴンバスターを見つけた。


斧である、それは紛れもなく片手斧、ドラゴンバスターは錆びかかった斧なのである。


(あれっ!?俺って斧使いなの?いや剣の方が良くない?持ち運びも見た目も・・・)


男は気を取り直してドラゴンバスターを拾い上げる。


(探したぞサンダーアクス、さぁ、悪い魔女アクメスを倒しに行こう)


錆びた斧はドラゴンバスターでは無くサンダーアクスだったようだ、おそらくそれも違うのだろうが・・・。


ガサガサ、ガサガサガサ


突然、男の近くの木の陰から二匹、犬の様な顔をした小柄な二足歩行の魔物が現れる。


「出たな!アクメス四天王、まずはお前から血祭りだ!」


ただのコボルトが四天王?なおかつ二匹なのに四天王?

男にとってそんな些細な事はどうでもよかった、今まさに一度も負けない男の伝説が始まろうとしていた。

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