二話 〜魂の価値〜
久々の投稿です。
「俺は魂を抜かれて屍になって終わりじゃなかったのか?魔王になってもらうだって?何故だ?」
俺は疑問に思ったことを聞いてみた。
「まず魂というものの説明をします。魂というものは人生が充実した物であると感じている人ほど濃密な魂になり、逆に貴方の様なただ時間の流れを見ているだけの様な人生を送ってる人の魂はスカスカになります。その為貴方の魂を貰ったところで役に立たないのです。そこで私は貴方の頼みの「リア充が魔王に殺されて欲しい」という願いを聞いて考えました。貴方がリア充達を殺してその魂を何とかして手に入れればいいという答えにたどり着きました。
魂の入手方法はこの異世界を創ることで解決しましました。
この異世界で殺された人の魂はこの城の地下にある容器に送られるようになっています。ここまでに何か質問は?」
俺の魂を貶されたが気にしないで続ける。
「異世界を創ることを出来る力を持っているのに何故、直接的に魂を奪わない?そして何故魂を集める?」
「ではその質問に答えましょう。
何故直接的に魂を奪わないかについてですが悪魔の世界の法律で人の欲望に関すること以外で魂を奪ってはいけないというものがあるからです。
魂を集める理由ですが私たちにとって魂はご馳走だからです。その為悪魔達の間で高値で取引されています。また魂の濃密さによって価値が大きく変わりハーレム系主人公の魂だと日本円で1つ100兆円くらいします。まあそのようなレベルのリア充は稀ですが・・・
普通に学校で青春を謳歌している人でクラスのリーダー的存在の人は100万その取り巻きでも50万以上はします。
魂を売ることそれが理由です。
何故私が魂を売っているのかに関してはまたの次回の機会に回します。 他に質問は?」
ロゼが首を傾げて聞いてきた。
「今はいい。何か知りたくなった時に聞かせてくれ。」
「了解致しましたそれではこの世界の説明に移らせていただきます。
私が作ったこの世界は貴方の記憶にあったゲームから造らせて貰いました。その為NPCキャラからレベルや魔法 レアアイテムまで色々な物が存在しています。しかしこのままでは貴方は意図も容易く倒されてしまうでしょう。そうならないためにまずはダンジョンや支配下にある敵キャラの配置を変えていきましょう。」
それが魔王となった俺の初めての仕事だった。
読んでいただきありがとうございます。
よかったら感想などをお願いします。
(ノ´▽`)ノ