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小鳥姫  作者: 林 ちい
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「私、新しいお洋服が欲しいなぁ~」


 鳥籠の中のカウチに寝そべりながら、つぶやくように言うと。

 耳ざとい男が、書類を投げ捨て歩み寄る。


「どんなものが欲しい? 遠慮せずなんでも言ってごらん?」


 窓辺に置かれた鳥籠を腕に抱き、嬉しそうに覗き込む。


「なんでも?」

「君の望むものを、私はなんだって揃えてあげる。シャンテルのレースもイトイナの絹も、金剛石の釦も。君の欲しいものを何だって用意しよう」


 その言葉に、男の愛しい人の頬がぷくっとふくらんで。 

 

「私はあなたの手作りじゃないお洋服が欲しいのっ!」


 勢いつけて、望みが飛び出した。


「……却下」

「せめて下着はやめてよっ、馬鹿!」


 器用な男の、不器用な愛。

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