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小鳥姫  作者: 林 ちい
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birdcage

 あなたはわたしを閉じ込めた


「なんでこんなことするの?」


 きいたわたしに


「君を、愛しているから」


 そう言って


 金の扉に銀の鍵を差し込み、閉めた


 きらきら光る


 金の鳥籠



「どうしようもなく、愛しているから」



 ここにはなんだってあるの


 ふかふかのベット


 美味しいお菓子


 輝く宝石


 彩るドレス


 無いのは


 自由だけ



「ねぇ、いつになったらここから出してくれるの?」



 この綺麗な鳥籠から


 あなたを見上げて


 隙間からあなたに手を伸ばすと


 あなたはその大きな手で包んでくれる


 あったかい


 とってもあったかい手



「すまない」



 そっと


 やさしく



「許しておくれ」



 ずっと


 こうして



「……いや、よ」



 すまない?

 許してくれ?


 おばかさんね


 あぁ、なんてかわいい人なのかしら


 あなたがわたしを捕まえたんじゃない


 あなたがわたしを囚えたんじゃない


 この金の鳥籠は


 あなたをわたしに繋ぐ鎖



「私は貴方を許さない」



 囚われたふりをして


 あなたをこの手につかまえる


 自由なんて


 いらないの



「許さない」

「……すまない」



 あなたの心に


 鍵をかけるの


 あなたを


 逃がさないように



「絶対に、許さない」



 大好きな


 あなたの心に



「許さない」



 私はこの手で


 鍵をかけるの





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