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暑さも寒さも彼岸まで  作者: ミスタ〜forest
38/68

渡る世間は夢ばかり その二

 秋原はどうやら、職員室の方へと向かっている様だった。

 そこでようやく、藤原はアリスの思惑に気付く。

 何故、今まで気付けなかったのだろうか。

 ヤンデレ化したアリスへの恐怖で、頭が一杯だったとは言え。

 ――頼むから、間に合ってくれ……!

 心の底から祈りながら、藤原は秋原の背中を追い掛けていた。

 その時、どこかから、バケツをひっくり返した様な水音が聞こえる。

 秋原とアイコンタクトをとり、音がした方へと向かった。

 その場所は、教員用の女子トイレ。

 周囲に濡れている場所が無いため、ほぼ間違いない。

 藤原は最初、清掃員が掃除をしているのだと信じた。

 だが、掃除中の札が見当たらないという事実は、それを否定している。

 次に、誰かがトイレを流した音が、何かの間違いでそういう風に聞こえたのだと願った。

 しかし、それさえも、

「ふふふふふ……あはははは……」

 あの時と同じ嗤い声を上げて女子トイレから出てきたアリスによって、全て否定された。

 その手には、まだ水の滴るポリバケツ。

 満杯まで入れれば、普通の人でも片手では少々厳しい容量だ。

 体の小さいアリスなら、両手で抱えるのがやっとだろう。

 そんな大きさのバケツを持って、こんな時間にこんな場所で何をしているのか。

 答えは、初めから大体想像出来ていた。

 それでも、どうしてもそれを否定したくて、

「な、何してるんだよ、アリス……?」

 藤原は震える声で尋ねていた。

 ――頼むから、杞憂であってくれ……!

 心の底から願いながら、アリスの返事を待つ。

「蛙の子は蛙。阿婆擦れの妹は阿婆擦れ……って事だよ」

 その一言は、藤原の頭を真っ白にするには充分だった。

「藤原。……認めろ。俺達は間に合わなかった」

 秋原の声が聞こえるが、その声も、冷静を欠いている。

 彼らとは対照的に、アリスは狂気の中にも達成感を感じさせる表情だった。

「ボクからお兄ちゃんを奪った、汚い汚い阿婆擦れの妹だもん。

いつもこの時間にトイレに来るのは知ってたから、朝や休憩時間に水をいっぱい溜めてたんだ。

きっと、ちょっとくらいは綺麗になったよね。溜めてたのは、この一杯だけじゃないもん」

 アリスの言葉に、藤原は女子トイレの奥の方に目をやる。

 水浸しの床に、いくつものバケツが散乱していた。

 これの為に、先に学校へ向かったという事か。

 更にアリスは続ける。

「……でもね、少し前から、ボクのする事にいちいち口を挟む邪魔者が居たんだよ。

『幼女にそんな黒い事させない』とか、『正義に反する』とか……とにかく五月蝿かったなぁ」

「まさか……真琴の事か?」

 藤原の問いに、アリスはケタケタと笑った。

 答えてはいないが、答えには充分な反応だ。

「正解だよ。さっすがお兄ちゃん。

で、余りにも鬱陶しかったから、ボクがお弁当を作ってあげたんだ。

何にも知らずに、嬉しそうに食べてくれたよ。ボクが、それに何を入れたのかも知らずにね」

 途中から、段々嘲笑を交え始める。

 狂気と侮蔑が相俟り、更に笑顔が不気味になった。

 例え彼女が真面目に作っても、無事には食べられないアリスの料理。

 それを、人を傷付ける為に作れば、一体どうなってしまうのだろう。

「お陰で、もうボクは誰にも邪魔をされない。

まずは、あの阿婆擦れが大層可愛がってる妹から壊してあげる。

これでアイツがお兄ちゃんを手放せば、今度こそボクがお兄ちゃんと……。

くっくっくっくっく……ふふふふふふふ……あはは」

 アリスの嗤い声が、途中で止まった。

 肌で肌を打ち付ける音が、それを覆い隠して。

 アリスは、頬を両手で覆い、信じられないといった様子だった。

 藤原が、アリスの頬を思い切り叩いたという事実を。

 藤原自身も、自分がこんな行動に出た事を、少し驚いていた。

 だが、後悔の念は浮かばない。

 それよりも早く、言葉が出てくる。

「平気な顔して人を傷付けて……そんなに楽しいかよ……!?」

 その声は、怒りと悲しみで震えていた。

 今でも、とても信じる事が出来ない。

 アリスが、当たり前の様に人を傷付けた事を。

 感情を抑えられずに、魔力や暴力を使った事は、確かにある。

 でも、いずれの場合も、後悔して、泣いて、謝っていた。

 それが、今はどうだろう。

 その様な類の素振りは、微塵も感じられない。

 これが、彼女の自分への愛故の結果ならば、なんという皮肉だろう。

 自分が望んだそれとはおよそ逆の方向へと、彼女は向かっているのだから。

 しばらく頬を押さえていたアリスが、呟く様に言う。

「……ヒドいよお兄ちゃん。ボクは、お兄ちゃんの為に、こうして『悪魔』になったのに……」

 俯いて、支えている物を吐き出す様に放たれる、悲痛な声。

 それは、藤原の心を痛ませるには充分で、恐怖を染み付かせるには充分過ぎた。

 そして、自分の教室の方へと、逃げる様に走り去っていく。



 アリスが去った後、女子トイレのドアがゆっくりと開いた。

 重い足取りで出て来たのは、割と高い身長には不揃いな程に胸の薄い少女。

 長く伸ばしたサイドテールも、制服だらけの校内では目立つ私服も、水浸しになっていた。

 普段は凛とした印象を与える瞳も、半ば生気を失っている。

 頬を伝っているのは、水なのか、涙なのか。

「夕!」

 その少女の名前を呼び、藤原は駆け寄った。

 秋原は携帯を手に取り、厳かな声で遣り取りを始める。

 洗面所の前で、崩れる様に座り込んだ夕を、藤原は支えた。

「もう、藤原君てば……校内では……西口先生って……呼ばないと……」

 その声は、既に絶え絶えだ。

 恐らく寒気からであろう、全身が震えている。

 顔色も、少しずつ、確実に変わっていく。

 もちろん、精神的な要因も、決して小さくはないだろう。

 アリスのした事を、藤原はまざまざと見せ付けられた。

 怒りと恐怖と無力感で、胸がいっぱいになる。

「保健室に、タオルと着替えと温かい物を用意して貰った。

突然のことであるが故に、着替えは白衣しかないらしいが、構わんな?」

「うん……ありがと、秋原君」

 弱弱しい笑みを浮かべ、夕はフラフラと立ち上がった。

 藤原が肩を貸し、秋原がハンカチを取り出して夕の身体を拭く。

 さりげなくとんでもない箇所を拭こうとしたので、藤原がすぐに取り上げたが。

「アリスがした事は、俺の責任だ……ごめん」

 謝る藤原に、夕は首をゆっくりと横に振った。

「私は……良いの。姉さんが……幸せになった……結果だもの。

私が……大好きな姉さんだから……姉さんが大好きな……私だから……こうなって良かったって思う。

私の痛みは……姉さんの幸せの……裏返し……だって思うから……」

「だけど……」

 藤原の言葉を、夕は人差し指で遮る。

 そして、やや説教臭い口調で言った。

「どんな……綺麗事を並べても……誰かが勝てば……誰かが負けるの。

いくら誤魔化しても……人の負の感情は……確かに……実在……するの。

だから……望月さんが……私に矛先を向けても……逃げようとは……。

きっと……姉さんも……同じ覚悟を……して……いるから……」

「…………!?」

 藤原は、驚きの余り、声も出なかった。

 つまり、明も夕も、アリスの想いを知っていたという事か。

 それでも、手にした物を放したくも譲りたくもないから、敢えてアリスの行為を受け入れようとしているのか。

 自分は、事の経緯を全くと言って良い程知らない。

 明やアリスを、女性として好きになる事も出来ない。

 でも、彼女らの思いの強さだけは、確かに感じる事が出来た。

 同時に、それらに対して恐怖さえ抱いてしまう自分への侮蔑も。

「……でもね、女の子としては、この辺で男の子の介入が欲しいかな。

脳の構造上、どうしても女性は泥沼化してしまう傾向があるから。

男の子のスッキリした判断で、そろそろ終わらせてあげて。

前に読んだ本にも、主人公が優柔不断だと、鬱展開になりやすいって書いてあったし」

 その言葉を最後に、夕は一人で保健室へと向かった。

 カタツムリが進んだ跡の様に、水滴を残して。

「秋原。……俺たちで、どうにかしよう。せめて、出来る範囲で」

「……済まん。夕先生がこれからなるであろう裸白衣姿を想像しておった。

最初から、もう一回言ってくれんか?」

「…………」



 放課後すぐ、藤原は秋原を連れて自宅へと向かった。

 夕でさえあの仕打ちなら、当の本人である明が無事で済む訳が無い。

 幸い、アリスのクラスはHRが若干遅れている。

 何としても、先に明と接触しなければ。

「しかし、デレた明さんか……。是非ともご奉仕して貰いたいものだ」

 妄想する秋原を気にも留めず、藤原は前だけを見て進む。

 彼は明らかにデレた明見たさでついてきているが、いざという時には頼りになる……筈だ。

 今は、わざわざツッコんでいる暇も無い。

 しばらくして、藤原宅が見えてきた。

 庭の掃除をしていた明が、少し驚いた様子で迎える。

「お帰りなさいませ、光様。……今日は、早かったですね」

「あ、ああ……ちょっとな」

 流石に、アリスから守る為とは言い辛い。

 何はともあれ、ひとまず明が無事だったので、藤原は安堵した。

「ふむ。裸エプロン辺りを期待していたが……流石に高望みか。

そもそも、メイドさんはメイド服で迎えるからこそ……」

 秋原の勝手な呟きなど、気にする気にもならない。

 ちなみに、もちろん明は、いつも通りのメイド服である。

 メイド服がいつも通りになってしまった時点で、何が基準かは判りかねるが。

 ふと気付くと、明が藤原を真正面に見据え、上目遣いで見つめていた。

 その頬は少し熱を帯びていて、何かを言いたそうにしている。

 藤原はかなり嫌な予感がしたが、明の瞳に貫かれ、視線を逸らす事さえ出来ない。

 結局、明が言い出すのを待つしかなかった。

「あ、あの……私の為に、急いで帰って来て下さったんですよね?」

「まあ、そうだけど……」

 間違ってはいないのだが、藤原と明では、少し意味合いが違うらしい。

 その証拠に、明の頬が、更に熱を帯びていく。

「私も、光様のお帰りを、今か今かと待ち侘びていました。

あ、あの……その……えっと……ご飯に致しますか?

それとも、お風呂を先に沸かしましょうか?

もしくは……その……あの……わ、私と……私と……」

 今、下手に明に触れれば、火傷するかも知れない。

 彼女は恥ずかしそうに俯き、身体を小さく震わせる。

 朝のキスと言い、今度は何をするつもりなのだろうか。

「……明さん?」

 藤原が呼びかけると、明は不意を衝かれた表情で顔を上げた。

「っ!? す、済みません! 私としたことが、明るいうちから破廉恥な事を!」

「暗くなったら良いって事か」

 あたふたと謝る明に、藤原は冷静にツッコんだ。

 夕があんな目に遭っているのに、こっちは平和そうである。

 もちろん、これが夕の望みであるし、明までもがあんな目に遭って欲しくはないが。

 そんな事を考えていた時、再び明の熱い視線を感じる。

 彼女の両手に両肩を掴まれ、ぴったりと密着された。

 少しの間、顔を胸に埋め、彼女は藤原の顔を見上げる。

 上目遣いで見上げてきたかと思えば、恥ずかしそうに目を伏せたりと、なかなか忙しそうだ。

 やはり散々躊躇った後で、

「あの、光様。そろそろ……お帰りのキスを……。

朝は私からでしたし……次は光様から……して頂きたいのですが……。

夜になれば、何倍にでもして返しますから……ね?」

 恥じらいをたっぷりと込めた甘い言葉が、明の口からしっとりと放たれた。

 一瞬、背景が柔かい桃色に染まる。

「新妻キタぁああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」

 それと同時に、持て余した情熱を吐き出しながら走り出す音が聞こえた。

 当てにならない人ばかりの様な気がして、藤原は溜息を吐く。



「何、してるのかな?」

 秋原が居なくなってすぐ、背後から聞こえたその声は、藤原の全身に緊張を走らせた。

 幼さの中に、およそ形容する事の出来ない何かが感じられる声。

 声の主を確認しようにも、振り向く事すら、身体は拒んでしまう。

 全身から鳥肌が立ち、掌が嫌な汗を握る。

 額からも汗が伝い、頬を滑り落ちていく。

 向かい合っている明の目の色が、藤原の後ろに居る声の主を見た途端に変わった。

 ――明さんだけは、何としても……!

 勇気を限界まで振り絞って、藤原は振り向く。

 そこに居たのは、恐れていた通り、アリスだった。

 学校の帰りらしく、服装は制服のままだ。

 恐らく殺気と呼ぶべきであろう気配が、全身から放たれている。

 笑顔という仮面に隠された、鬼の形相。

 藤原がそれを察するのに、刹那すらも必要無かった。

 幼い身体が纏う狂気は、最早誰の目にも明らかだから。

「……何、してるのかな?」

 何も答えられない二人に、アリスは再び尋ねる。

 一度目よりも、やや威圧的な声だ。

 だから、尚更答える事が出来なかった。

 一言でも、一文字でも何か発すれば、そのまま押し潰されそうな気がしたからだ。

 そんな二人を嘲笑するかの様に、アリスはケタケタと嗤った。

「ボクが甘かったね。妹からなんて悠長な事言ってるから」

「ゆ、夕に一体何を」

「五月蝿いんだよ、この泥棒猫!」

 明の言葉を、アリスは怒鳴って撥ね退けた。

 余りに普段の彼女から懸け離れた言動に、明は声を詰まらせてしまう。

 そんな明を、アリスは冷たい瞳で見下す様に見つめた。

 身長差の関係で、実際にはアリスが見上げているが。

「お兄ちゃんを取られて、ボクがどれだけ辛かったか、解る?

……解る訳無いよね。解らないから、平気で居られるんだろうし。

まったく、つくづく恐ろしい女狐だよ。

純情可憐なメイドのフリして、その実腹の中は真っ黒なんだから」

「わ、私は……腹黒くなど……」

 氷の槍に貫かれた明は、目を逸らす事さえ儘ならない。

 藤原も、アリスの放つ殺気の前では、まるで無力だった。

「ふーん……まだしらばくれるんだ。じゃあ、試してみよっか?」

 冷然とした声で言うと、アリスはポケットからカッターを取り出した。

 カチカチと音を立て、鉛色の刃が伸びる。

 それは斜陽を反射し、気味の悪い輝きを放っていた。

 明と藤原は、いよいよ顔を青くする。

 アリスは、それさえも愉しんでいる様子だ。

「な……何をする気だ!?」

 ようやく恐怖を振り切った藤原が、アリスの前に立ちはだかる。

 他でもない、明を守る為に。

 まだ、声も脚も震えているが、逃げる訳にはいかない。

 明だけは、何が何でも守り抜くと決めたから。

 アリスの暴走を、何よりも彼女自身の為に止めてあげたいから。

「大丈夫だよ、お兄ちゃん。すぐに助けてあげるから。

お兄ちゃんは、きっと騙されているんだよ。

だから、よーく見ててね。こいつが、黒い血と腸を撒き散らすところを。

そしたら、目を醒ましてくれるよね? ボクだけを見てくれるよね?

うふふふふふ……あははははははは……。

あははははははははははははははははははははははははははははははははは」

 それは、常人の目ではなかった。

 狂気に酔いしれた声が、藤原と明を襲う。

 一体、何が彼女をここまで豹変させてしまったのだろうか。

 藤原は、改めてそれを考えていた。

 いくらなんでも、ここまで狂ってしまうなんて。

 誰かへの好意だけで、こんな事が起こってしまうなんて……。

「死ねぇええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!」

 カッターを構えたアリスが、まっすぐ明へと突っ込む。

 明の前で、藤原は必死に踏み止まっていた。

 逃げよう、と呼びかける恐怖心を抑え付けて。

 もしかしたら、このまま刺し殺されてしまうかも知れない。

 それでも、絶対に明は守り抜きたかった。

 アリスの未来に、暗い影を寄せ付けたくはなかった。

 経緯はどうあれ、明が自分を想ってくれるのならば、応えるべきだろう。

 アリスが狂ってしまったのならば、総てを受け止めるべきだろう。

 自ら望んで、こんな状況に立った訳ではない。

 でも、今、自分は行動を求められている。

 賽は、既に投げられてしまっている。

 それでも現状を拒むのは、少し大人気無い。

 だから、藤原はアリスに向かって構えた。

 正確には、『構えようとした』。

 何故なら、

「光様!」

「あ、明さん!?」

 後ろに居た筈の明が、彼を横に突き飛ばしたからだ。

 当然、もうアリスを阻むものは、無い。

私は、話の内容に触れるのは、余り好きではありません。

下手にネタバレしてしまったら、ガッカリするのは読者ですしね。

ですが、この作品も、そこそこの人に読んで頂いている訳で。

少しくらいは、私がどんなことを考えて執筆しているかを知りたい人が居るかも知れません。

そんな物好きな方の為に、色々書いてみようかな、と思います。

ネタバレの可能性もあるので、注意して下さい。

そんな訳で、今回は藤原の話でも。


藤原は、この作品の主人公で、数少ない常識人で、ツッコミ役です。

暴走する秋原にツッコみ、誘惑するアリスをあしらい、どこかズレている明に戸惑いと、なかなか忙しい役所ですね。

大体の話は彼主体で進むので、何だかんだで重要な人物です。

他キャラの濃さに押され気味ですが、忘れないであげて下さいね。


絵に描いた様なハーレムに身を置きつつも、別段誰かに手を付ける訳でもない辺りは、まさに主人公です。

メイドが同じ家に住んでいたり、幼馴染が好き好きビーム出しまくりだったりと、羨ましく思う人も多いでしょう(ぇ

ですが、彼が誰かに恋愛感情を抱く事は、恐らくありません。

……別に、不能って訳じゃないですよ。

その辺りの事は、これから明らかになる……かも。

筆者の立場から言えば、今くらいの関係が、この作風には似合うかな、と。

恋愛が絡めば、それこそ今書いている話みたいな展開になりますし(笑)


冷静な反面、シリアスな場面ではなかなかクサい言動をしたりと、多分誰よりも安定しないキャラです。

漫画家の方なんかが、

「作画が安定しない」

と言ったりしますが、私の場合は、

「性格が安定しない」

ですね。……根本的に駄目じゃん。


基本的に彼が主役ですが、彼が登場しない話も少なくない事は、既にご存知だと思います。

『妬けたア(略)』ではほんのちょっとしか出ていませんし、

『無冠の新人』『嘘から出た真琴』には一切出てきません。

理由は単純で、出る理由が無かったとしか言えませんね。

私自身は、このキャラが主役だ、と意識しているわけではないので、

書きたい話に出る幕が無ければ、無理に出したりはしません。

『暑さも寒さも彼岸まで』という幹から、サブタイトルという枝が伸びている、と言えば解り易いですかね。

枝で誰が主役になろうが、幹の主役は藤原ですよ、と。

もちろん、枝と幹のどちらが欠けてもダメなので、私は大して区別していませんが。

そんなこんなで、登場話数が一番多いのが、主人公ではなく秋原という異常事態になっています(笑)

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