誰の留守？

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：誰の留守？

「お、電話か！？はいはいはいちょっと待ってよ！今出るからね！」

出先から戻り、

急いで部屋に駆け込んだのだが、

間に合わなかった。

「くそ〜切れちゃったかぁ。まぁイイや」

と思って留守電を見たのだが、

着信履歴も無ければ伝言も無い。

伝言が無いのはまぁ良いとして、

着信履歴が無いと言うのは腑に落ちなかった。

「……なんで無いんだろ？」

非通知で掛かってきても、

非通知と着信履歴は残る。

つまりわからない番号が

残ってるはずなんだ。

その番号が残ってなかった。

表示されてない。

俺はもうすぐ携帯を

解約しようと考えていたので、

携帯での電話は

ほとんど使ってなかった。

だからもっぱら使うのは家の固定電話。

それからだった。

頻繁に家の固定電話に電話が掛かり、

出ようとする直前に必ず切れる。

「またかよ〜〜」

でも変に思う。

なんで出る直前にいつも切れるんだ？

今なんか電話が鳴って

3秒位でここに来たのにすぐ切れた。

その前は、10秒ほど鳴って切れた。

まるで誰かに見計らわれてる様に。

ちょっと部屋の周りを

見渡しながら不思議に思う。

そしてある夜、

その不思議が具現化した。

トゥルルルル♪

いつもの様に電話音が鳴り、

とりあえず取ろうと向かったところ

今日は切れない…

「…」

いつもと違う感じで

電話が切れなかったので、

とりあえず受話器を取って、

「…もしもし」と言ってみた。

『あ、もうすぐ帰るから！ちょっと待っててね！』

「……はあ？」だ。

いきなりそう言ってきて

切れた電話に向かい、俺は疑問。

でも今の声、

ちょっとくぐもってたから

わからなかったけど、

どっかで聞き覚えがある。

そして電話を見ると留守電が！

「あれ？留守電あるじゃん」

ピーと鳴り、

伝言を聞くとさっきの声？

しかも内容は同じ。

『あ、もうすぐ帰るから！ちょっと待っててね！』×3

3件入っており、

3件とも同なじ内容の言葉。

そこで思い出す様に分かった。

「これ、俺の声だ…」

それから俺はなぜか

意識が飛ぶ様に畳の部屋に寝て、

そのままずーっと眠った。

（帰宅）

「どうもお世話になりました」

ドクター「事故には気をつけて」

派手な事故を起こした俺は

ようやく退院して、

帰宅することができたんだ。

そして家に帰るとなんかデジャヴが。

そのデジャヴの誘惑の様なものに沿い、

俺は電話のそばに行った。

家の固定電話。

「…なんか、ここで、やってた様な気がすんだよな…何だっけ？」

よく見ると留守電が3件入ってた。

預かった留守電の点滅もしてないのに。

とりあえず聞いてみたら、

「スーーーーーー」

と電話向こうの

ノイズの様な音が聞こえただけ。

言葉は無かった。

そして3件とも

どこから掛かってきたのか、

電話番号が無かったんだ。

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=XxVCnbO6SuM

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬